厳寒のパリ。初日~2日目は最高気温0度の寒さだったが、それ以降は晴れて気温も8度くらいまで上がり、暖かな日がつづいたのはツイていた。
今回のパリは、10年前とは異なる印象を受けた。そのいくつか。
・フランス人が英語はおろか、日本語に対してもずっと柔軟になっていた。10年前は店に入っても「ふーん、英語?知らな~い。」みたいな素っ気なさだったのに、どこに行ってもほとんど英語は通じるし、片言の日本語を知っている人も多いのには驚いた。地下鉄構内には東芝のPCのポスターがやたらあったし、ワコールは超高級下着だし、キティちゃんを持ってる人は多いし、なぜか「こけし」モチーフ?が流行ってるしで、ジャパンマネーもそれなりに強いのだろう。
・さらに恐るべきはチャイナマネー。日本人団体客よりも遥かにリッチそうな中国人団体客が一流ブランドを買いまくっていた。バブル期の日本人もあんな感じだったんだろう。日本からのツアーはシーズンオフのこの時期は安いのに対し、中国では旧正月。正月料金を払える富裕層ばかりだったのかもしれない。
・前回は両親と一緒の観光旅行だったのでタクシーを多用したが、今回は「Navigo」(パリのSuica)を買いこみもっぱら地下鉄で移動。地下鉄内は携帯を見る人、iphoneをいじる人、ipod聴く人と、こういう情景って万国共通なのね。ちなみに「Navigo」というネーミングは、NaviでGOするってわけなので(たぶん)、発想はSuicaやPasmoとそれほど大きな違いはない。デポジットも5€と、これも大差なし。違うのはいわゆる記名式で、写真まで貼ることだ。ただし改札で写真が見られることは皆無。
・オルセー美術館、ルーブル美術館など、市内の美術館の懐の深さ。フラッシュ撮影以外は写真撮影おかまいなし。監視員もほとんどいず、見学の「順路」もない。やたら「注意」「規制」でしばりたがる日本の美術館と違い、市民との信頼関係の上に成り立っているように思われた。
・ルーブルでは「ミロのヴィーナス」「モナリザ」がお目当ての人々が多く、これも万国共通のよう。そのミロのヴィーナスには10年ぶりの再会だったが、この年齢で改めて見て肉体の美しさに惚れ、ひととき腰痛を忘れて見入った。あれって何歳くらいの女性がモデルなんだろうか。やっぱりお腹はへっ込ませなくては。
・変わらないのは、パリのマダムたちのお洒落なこと。そしてパリの男性が老いも若きも妙齢の女性に優しいこと。街中でちょっと困ったことがあっても、結構助けてもらえる。たとえば、駅でハサミを借りたりとか。オバサンには心地よい街である。
・白髪であっても、さすがアムールの国の男。ホテルのコンシェルジュにレストランの予約を2名で頼んだところ、「おー、2人でレストラン?You&me?トレビアン!」と勝手に盛り上がっていた。日本人のコンシェルジュがこれをやったらどう考えてもドン引きだろうに(笑)。
夕食の帰り、セーヌ川沿岸にて。ちなみに、今でこそパリの象徴とされるエッフェル塔だが、建設当時は「景観を損なう!」と非難轟々の大反対をくらったそうだ。へぇ。

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今回のパリは、10年前とは異なる印象を受けた。そのいくつか。
・フランス人が英語はおろか、日本語に対してもずっと柔軟になっていた。10年前は店に入っても「ふーん、英語?知らな~い。」みたいな素っ気なさだったのに、どこに行ってもほとんど英語は通じるし、片言の日本語を知っている人も多いのには驚いた。地下鉄構内には東芝のPCのポスターがやたらあったし、ワコールは超高級下着だし、キティちゃんを持ってる人は多いし、なぜか「こけし」モチーフ?が流行ってるしで、ジャパンマネーもそれなりに強いのだろう。
・さらに恐るべきはチャイナマネー。日本人団体客よりも遥かにリッチそうな中国人団体客が一流ブランドを買いまくっていた。バブル期の日本人もあんな感じだったんだろう。日本からのツアーはシーズンオフのこの時期は安いのに対し、中国では旧正月。正月料金を払える富裕層ばかりだったのかもしれない。
・前回は両親と一緒の観光旅行だったのでタクシーを多用したが、今回は「Navigo」(パリのSuica)を買いこみもっぱら地下鉄で移動。地下鉄内は携帯を見る人、iphoneをいじる人、ipod聴く人と、こういう情景って万国共通なのね。ちなみに「Navigo」というネーミングは、NaviでGOするってわけなので(たぶん)、発想はSuicaやPasmoとそれほど大きな違いはない。デポジットも5€と、これも大差なし。違うのはいわゆる記名式で、写真まで貼ることだ。ただし改札で写真が見られることは皆無。
・オルセー美術館、ルーブル美術館など、市内の美術館の懐の深さ。フラッシュ撮影以外は写真撮影おかまいなし。監視員もほとんどいず、見学の「順路」もない。やたら「注意」「規制」でしばりたがる日本の美術館と違い、市民との信頼関係の上に成り立っているように思われた。
・ルーブルでは「ミロのヴィーナス」「モナリザ」がお目当ての人々が多く、これも万国共通のよう。そのミロのヴィーナスには10年ぶりの再会だったが、この年齢で改めて見て肉体の美しさに惚れ、ひととき腰痛を忘れて見入った。あれって何歳くらいの女性がモデルなんだろうか。やっぱりお腹はへっ込ませなくては。
・変わらないのは、パリのマダムたちのお洒落なこと。そしてパリの男性が老いも若きも妙齢の女性に優しいこと。街中でちょっと困ったことがあっても、結構助けてもらえる。たとえば、駅でハサミを借りたりとか。オバサンには心地よい街である。
・白髪であっても、さすがアムールの国の男。ホテルのコンシェルジュにレストランの予約を2名で頼んだところ、「おー、2人でレストラン?You&me?トレビアン!」と勝手に盛り上がっていた。日本人のコンシェルジュがこれをやったらどう考えてもドン引きだろうに(笑)。


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