医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

水前寺公園に行くなら

2012年01月07日 | 旅★日記

熊本での2日目、水前寺成趣園に行きました。通称「水前寺公園」。通称の方が有名ですね。

私にとっては30年ぶりの水前寺公園ですが、ずいぶん変わっていました。記憶にあるのは、だだっ広い睡蓮の池でしたが、蓮はなく、しかも池が小さくなっていました!(→どこなんだそれはw)

それはさておき、今日のめっけもんは水前寺公園の道路挟んで向かい側にある「江津湖」。一見、川としか思えない細長い湖ですが、とにかく水がきれい。ここの湧き水が水前寺公園の池の源泉です。

気温が低いわりには、地下水は温かいらしく、水前寺公園の池にはうっすら湯けむりがのぼっていました。温かい湧き水に惹かれてか、江津湖には写真のようにたくさんのデコイが!(違)

さすが、地元の野田さんが「水前寺公園もいいけれど、私の自慢はむしろ江津湖」と勧めて下さっただけのことはある。
水前寺公園に行く方には、ぜひお勧めします。プラス20分程度あれば、十分散策できます。

ところで、「いきなり団子」を水前寺公園入口のすぐ脇の「林ガーデン」で頂きました。以前食べたのは「…???」という印象でしたが、ここのは全く違いました。これも野田さんのおすすめの店。野田さん、色々どうもありがとうございました。


熊本のここがすごい

2012年01月06日 | 旅★日記

博多から九州新幹線、というルートで熊本に来ました。寒いけど、いい天気。

今日はお仕事でお世話になっている臨床検査技師・野田治代さんに、熊本城を中心にご案内頂きました。野田さんは伊勢丹健康管理センターで、永きに渡って指導的な立場を務められた方です。

熊本城がすごいのは、往時のままの建物が一部とはいえ現存すること。加えて、西南の役で不審火により焼失した本丸御殿などが、克明に復元されていることです。野田さんいわく「細川家がメモ魔なので、細部に渡るあらゆる設計図が残っていた」のだそう。

復元は熊本市によってまだ続けられており、完成にはなんと、あと60年かかるとのこと。なんだか、ガウディのような話です。

加藤清正公がいかに熊本県民に敬愛されているかもいろいろ聞きました。清正公亡きあと、城主となった細川家は、清正公の墓を天守閣よりも高い位置に作り、「臣下」としての礼を尽くしたのだそうです。そうすることが、人心の掌握に欠かせなかったのかもしれません。

歩き回ること4時間。全く休憩なしにもかかわらず、野田さんの歩みのテンポの速さときたら。恐るべし60代です。どうも、熊本出身の女性の元気さはハンパないような気がします(もう1人、三線姉弟子の熊本出身にものすごく元気な女性が。)母数2ですが、おそらく間違ってないような気がします(笑)。そしてわたくしは脚が棒です。情けない…。

以上、ホテルの部屋にて。


医療の輸出、医療の輸入

2012年01月04日 | 医療・健康

「隣国」といっても、昨年末国家主席が交代した、世襲のかの国の話ではありません。

 

この正月休みに、中国経済についての本を少し読みました。

グローバルなビジネスの世界に身をおいている方には「今さら・・・」な話かもしれませんが、改めて、中国市場の大きさに恐れ入りました。
可処分所得の高い超リッチな人たちは、日本人だと上位7%として、せいぜい1000万人といったところでしょうが、中国では3000万人、つまり日本の3倍もいる。
貧富の差こそ大きいのでしょうが、この大きさは明らかにすごいです。内需の不況にあえぐ日本企業が、期待をかけるのも無理はありません。

国民1人当たりGDPもすごいことになってます。
中国全土でこそ4400ドル程度、世界92位というランクにあり、日本の約10分の1ということになりますが、急成長しているのか、1年で7位も順位を上げています。とりわけ、地域格差はすごくて、深センあたりではすでに10000ドルを超えています。一般的には1人あたりのGDPが10000ドルを超えると、富裕国(っていうのかな)と見られるようですね。そして、それは80年代の日本と同レベルです。

そして、中国は国全体としても、2000年時点のGDP1兆ドルを、2020年までに4兆ドルに引き上げる!とぶち上げている由。お国の思惑どおりに進むのかはまだわかりませんが、まるで、日本の高度経済成長の軌跡をまんまなぞっているような気がします。地域による貧富の差がかなり大きいとは思われますが、全体的にはイケイケのアゲアゲなので、国民の消費意欲もいやが上にもかきたてられそうです。

そんな中国に、他の消費財と同様、日本の上質な医療を「輸出」しよう、という動きもすでに始まっているようです。経済産業省の肝いりです。
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004627/000_01_03.pdf

 

話は変わって、もうひとつの隣国である「韓国」ですが、こちらはロボット手術の普及が目覚ましいのだそうです。
日本では、ダヴィンチという手術用ロボットが稼働しているのは全国でも7台程度ですが、ネットを見ると韓国ではすでに30台ほどが稼働。
昨年末に取材させていただいた某大学病院の外科医の話では、胃がんの摘出手術をしても、5日後にはごはんが食べられるような医療がすでに実現しており、「日本はもう取り戻せないほどの遅れをとった」そうです。
このままだと、「日本からがんの手術を受けに韓国に行く、という時代も遠くない」とのことでした。
韓国でロボット手術の技術に習熟した韓国の医師を日本に招いて、腕をふるってもらうという場面もありそうですね。っていうか、もうあるのかも。

 

以上、中国と韓国についてのつれづれ、でした。

 

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明けましておめでとうございます

2012年01月02日 | 旅★日記

新年明けましておめでとうございます。

お得意様、お取引先の皆さま。
取材先でお世話になった皆さま。
お友達の皆さま。
そして、これを読んでくださっているすべての皆さま。

今年もよろしくお願いします。

いつもと異なる空気のまま、慌ただしく終わった2011年。
正月を期に、もうそろそろ平穏な日常を、と思っていたのに、元旦から地震。しかも久しぶりにちょっと大きいやつ。
おまけに、今朝の朝日新聞をみると、こんなことになってるし。→記事
結局、原発問題の元凶はどう見ても官民の癒着。
こんなことでは、今回の津波がなくたって、いつか大事故は起こり得ただろう。
まだまだたたけばたくさんホコリが出てきそうだが、この際、出すべきものをすべて出してから、今後のことを考えるべきではないかと思う。

 

私個人としては、昨年は本があまり読めなかったのが反省点。
なんとなく気分が落ち着かなかったから、と言い訳したいところですが、単に目が悪くなっているだけかも(汗)。
新たに本を書くというお仕事の話を頂いていることもあり、今年はじっくり腰を据えて、読書をしたい。

良かったことは、琉球民謡音楽協会の沖縄三線コンクールで、三線の部と、太鼓の部で優秀賞に合格させていただいたこと。
それから、仙台定禅寺ジャズフェスティバルや、札幌沖縄フェスティバル、横浜市内の神ノ木地区センターまつりといった各地でのイベントで、三線や太鼓の場数を踏ませていただけたこと。
自分もいい経験をさせていただき、楽しかったし、少しでも被災地の方の気分転換になったのなら、こんなうれしいことはない。

 

今年、3月10日には、所属のクラリネット・アンサンブルGrowが、3年ぶりに定期演奏会を開く。
「シェヘラザード」全曲と「魔法使いの弟子」なんて、身の程知らずの選曲をしてしまった。
自分も明らかに言いだしっぺの一人なのだが、冷静に考えると、うわー大変。(この気づきは遅すぎる)
日々、指が回らない限界に直面していますが、もしどうしてもだめだったら、いっそシェヘラザードよろしく、一晩中舞台でしゃべり倒してごまかすかwww

三線教室の兄弟子でもある川上一道さんの、モーツァルトのクラリネット協奏曲を聴いたのは昨年夏。(珍しい管を使った、珠玉のクラコンでした
生のオケはそれ以来なので、少し飢えている。
今年は、海外のオケか、できればオペラを生で聴きたい。
特に「魔笛」、どこかで上演しないかなー。

昨年はブログもさぼりがちでしたが、今年はもう少しは(少しでいいのか?)マメに更新するつもりです。
今年も、どうぞよろしくおつき合いください。

 

写真はカメラマンの高木啓志さんが、さいたま市の見沼で撮影されたものです。見沼は龍伝説があるのだそうで、元日の写真にふさわしいと思い、了解を得て使わせていただきました。
高木啓志さんFacebook 
http://www.facebook.com/#!/profile.php?id=100001554729460
連絡先:有限会社フラッグ http://www.hello-flag.com/

 

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