医療ライターのいもづる話 by 中保裕子

マーケティングプランナーから医療ライターへ。地域医療、地域包括ケアシステムの存続にはマーケティングも必要です。

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新型インフルエンザの初期症状

2009-09-25 22:28:06 | 医療・健康
今回も「新型インフルエンザ患者会ミーティング」からの情報。
感染症の専門医による症状の解説で、意外や意外・・な話があった。

新型インフルエンザは、あまり高熱は出ないケースが多い。
「のどの痛み」「腰痛or腰が重い」「ふしぶしが痛む」というだけの人もおり、
熱に関してはあいまいだそうだ。
これまで、インフルエンザと言えば高熱が急に、というイメージがあるが、新型インフルに関しては、従来のイメージや常識にこだわらない方がいいとのこと。

となると・・・。

「これは風邪だから、ま、いいか」と素人判断していると、実は新型インフルだった、なんてことがあるわけだ。当然、その間もウイルスを撒き散らすことになる。うわー。

自分の体に異変があれば、熱が何度だからと勝手に線引きしないで、早いうちに医療機関を受診するのがよいが、その際は病院にいきなり行かないことが大切。
病院に行く前に必ず電話をして、発熱していることを伝える。
医療機関では発熱している患者さんは別室に隔離するなどの対応をとる。
いきなり行って普通に待合室で並び、他人にうつし合うことだけは避けたい。


だけど・・。(ここからは感想)

簡易検査では新型インフルエンザが検出できるとは限らないというネックがある。
先週、家人が風邪をひき市内のY内科を受診した際も、簡易検査でインフルエンザは出なかったため、一般の解熱剤と風邪薬を処方された。「インフルエンザと診断名がつかないのでタミフルは処方できない」とのことだった。

簡易検査で正しく診断できない→抗インフルエンザ薬を出さない、というジレンマが、流行拡大の一助になっているのではないか。

・・・と思ってたら、新型関連のニュースに必ず出てくる厚生労働省感染症情報管理室長の中嶋建介氏が、
簡易検査でインフルエンザが出なくても、疑わしい症例にはタミフルを投与してほしい
とテレビでちゃんと訴えているではないか。
こういう情報が、町の開業医にまできちんと伝わっているのだろうか。

この日のミーティングでは、患者も厚生労働省のHPをチェックしよう、という話で締めくくられたが、まずは医療機関からでしょ、とY内科からの帰り道、強く感じたのでした。


今回からしばらく、昨夏のバンコク旅行の写真の放出市です。
この写真を使うタイミングを逃したまま、ついに1年経過してしまいました。
まずは名所・ワットポー寺院の眺めから。


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出雲にて

2009-09-20 21:33:13 | 旅★日記
シルバーウィークの今日、仕事で出雲に来ています。

休日の前日入りのおかげで、念願だった出雲大社参拝ができ、20年来師事している師匠と友人の健康回復を祈ることができて、ついでにたっぷり散歩と読書もできたので、連休はとりあえずよし。

これから1ヶ月の間に都合3回島根~東京を往復することに(汗)
さあ、楽しいニューシマネパラダイスのはじまりはじまり…。

羽田空港も出雲でも、ゴホゴホ咳をしている子どもが多いこと、にもかかわらずほとんどの親がマスクをさせていないことが気になりました。
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医療への「患者参加」に関するシンポジウム

2009-09-19 22:43:02 | 仕事
昨日のNHKニュース、画面の前で見まくりでしたが、結局ミーティング自体は全てカットだったようで
患者団体の方の個別インタビューをいくつか流したに留めたようですね。

さて、今日はシンポジウムのご案内です。

医療消費者である私たちが、どう医療に参加するか。
昨日、NHKで糖尿病とぜんそく版が紹介された「新型インフルエンザ・疾患別対策マニュアル」にも「患者委員」が参加しているが、このように診療ガイドラインの作成に患者が参加し、患者自身の経験を反映させるという試みが行なわれている。

このシンポジウムでは「患者参加」の先進国・英国の事情や、最近刊行された日本小児アレルギー学会の「家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック2008」のケースが紹介される(※東京会場のみ)。作成委員会は医師6名、患者家族6名と、人数的にも全く均等で、関係者の話ではまったく対等な立場で作成したのだそう。

英国から講師を招聘し、にもかかわらず参加無料。
こんな太っ腹なコトができるのは、厚生労働省の班研究だからである。
せっかくの機会、ご関心のある方はぜひお申込みください。(まだ余裕はあるようです。)
もちろん、私は東京会場の方に参加させていただきます。


■□■【東京開催】■□■
-----------------------------------------------------------
2009年9月26日(土) 13時~16時
公開シンポジウム(東京)
「診療ガイドライン・医療政策の場における患者・市民の役割
~英国NICEと日本の現状~」
-----------------------------------------------------------
厚生労働科学研究「診療ガイドラインの新たな可能性と課題:
患者・一般国民との情報共有と医療者の生涯学習」(2007~2009年度)

公開シンポジウム
「診療ガイドライン・医療政策の場における患者・市民の役割
~英国NICEと日本の現状~」

日時:2009年9月26日(土) 13時~16時 (開場12時30分)
会場:東京大学医学部附属病院 入院棟A15階 大会議室
参加無料・逐語通訳あり
(どなたでも参加できます)

英国では医療の質向上に向けて設置されたNICE(National Institute for Health
& Clinical Excellence)が、診療ガイドライン関連の諸課題に対して責任を負っている。
その中で患者や消費者の参加をコーディネートしているのが、Patient and Public
Involvement Programme (PPIP:患者消費者参加促進部門)である。
この度、PPIPの前責任者であるDrマルシア・ケルソン氏を英国より招聘し、英国と
日本との患者・医療消費者参加の取り組みの実際について、皆さんと共に情報
共有し、考えてみたいと思います。

<東京プログラム>

・「診療ガイドライン:エビデンス、患者参加、コミュニケーション」
中山健夫 教授 (京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻)

・「診療ガイドライン作成への患者・市民参画について ~NICEの取組み~」
マルシア・ケルソン博士 (英国NICE・患者消費者参加促進部門 コンサルタント)

・「患者家族と専門医が一緒に作った診療ガイドラインの取り組み」
森川昭廣 先生 (日本小児アレルギー学会前理事長、群馬大学名誉教授)

・「患者・市民との協働を目指して ~がん医療政策の現場から~」
迫井正深 氏 (広島県 健康福祉局長)


主催:厚生労働科学研究
「診療ガイドラインの新たな可能性と課題:患者・一般国民との情報共有と医療者の生涯学習」研究班
主任研究者 中山 健夫 (京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野・教授)

共催:日本患者会情報センター、財団法人国際医学情報センター
後援:財団法人日本救急医療財団、財団法人日本医療機能評価機構、NPO法人医学中央雑誌刊行会

<お申込方法>

配布資料の準備が御座いますので、ご参加ご希望の方は、「氏名・ご所属・連絡先メールアドレス」を
下記宛先まで、事前にお申し込みを頂ければ幸いです。
piuj_sympo@yahoogroups.jp
表題に【東京】とお書きください。



■□■【京都開催】■□■
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2009年9月27日(日) 13時30分~16時30分
公開シンポジウム(京都)
「診療ガイドライン・医療政策の場における患者・市民の役割
~英国NICEと日本の現状~」
--------------------------------------------------------------

厚生労働科学研究「診療ガイドラインの新たな可能性と課題:
患者・一般国民との情報共有と医療者の生涯学習」(2007~2009年度)

公開シンポジウム
「診療ガイドライン・医療政策の場における患者・市民の役割
~英国NICEと日本の現状~」

日時:2009年9月27日(日) 13時30分~16時30分 (開場13時)
会場:メルパルク京都 6階会議室C
参加無料・逐語通訳あり
(どなたでも参加できます)

英国では医療の質向上に向けて設置されたNICE(National Institute for Health
& Clinical Excellence)が、診療ガイドライン関連の諸課題に対して責任を負っている。
その中で患者や消費者の参加をコーディネートしているのが、Patient and Public
Involvement Programme (PPIP:患者消費者参加促進部門)である。
この度、PPIPの前責任者であるDrマルシア・ケルソン氏を英国より招聘し、英国と
日本との患者・医療消費者参加の取り組みの実際について、皆さんと共に情報
共有し、考えてみたいと思います。

<京都プログラム>

・「診療ガイドライン:エビデンス、患者参加、コミュニケーション」
中山健夫 教授 (京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻)

・「診療ガイドライン作成への患者・市民参画について ~NICEの取組み~」
マルシア・ケルソン博士 (英国NICE・患者消費者参加促進部門 コンサルタント)

・「日本における患者参加の現状と課題」
本田 麻由美 氏 (読売新聞社 社会保障部)

主催:厚生労働科学研究
「診療ガイドラインの新たな可能性と課題:患者・一般国民との情報共有と医療者の生涯学習」研究班
主任研究者 中山 健夫 (京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野・教授)

共催:日本患者会情報センター、財団法人国際医学情報センター
後援:財団法人日本救急医療財団、財団法人日本医療機能評価機構、NPO法人医学中央雑誌刊行会

<お申込方法>

配布資料の準備が御座いますので、ご参加ご希望の方は、「氏名・ご所属・連絡先メールアドレス」を
下記宛先まで、事前にお申し込みを頂ければ幸いです。
piuj_sympo@yahoogroups.jp
表題に【京都】とお書きください。


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新型インフルエンザ患者会ミーティング

2009-09-18 13:06:26 | 仕事
ブログスキンをだいぶ前に使っていたやつに戻しました。
見覚えのある方は(いないか)、かなり長年読んでいただいていることになる。
ありがとうございます。

さて、9月11日は、厚生労働省内会議室で行なわれた新型インフルエンザ患者会ミーティングに参加。

糖尿病や腎臓病、ぜんそくなど基礎疾患がある人は、新型インフルエンザのハイリスク層だといわれている。
(→実は必ずしもそうとも言えない事実が紹介されたのだが、そのことはまた次回。)
その人たちに対してどのような情報提供、ひいては医療の提供が行なわれるべきかということを、専門家を交え、20もの患者団体が一同に介して意見、要望を出す会だった。
もちろん、皆さん一番の関心事は原案が出されたばかりのワクチンの優先順位。
NHKが撮影に来ていたが、どこかで放送されたんですかね~?

※9/18追記
今夜(9/18)9時のNHK総合「ニュースウォッチ9時」で放映されるようです。
私は患者団体代表者のすぐ後ろに座っていたので(ぎりぎりに行ったらそこしか空いてなかった)、ムスっとした姿?が映るかもしれません。



テーマもまさに旬だったが、疾患の異なる20もの団体が一同に揃うこと自体とても珍しい。
患者団体は、だいたいカリスマ的な強いリーダーがいて、その人を慕う患者や家族で構成されている。
リーダーたちは、自分や家族が病を得たことをきっかけに、誰に頼まれたわけでもなく「同じ立場の人を助けなければ!」と自発的に会を立ち上げた人々だから、ほとんど例外なく相当なエネルギーとポジティブなマインドの持ち主ばかりなのだ。

しかし団体同士の関係となると難しいところがある。
悪く言えば「シマ」意識というか、考え方や立場の違いから、なかなかうまく協働できなかったり、軋轢もあったりすることを少なからず耳にしてきた。

それが、「新型」という共通の問題の出現で大同団結。
個々の患者会も、こうまとまれば“医療消費者”の体をなしてくる。

もちろん新型インフルエンザについても、いろいろ有益な情報が聞けた。
少しずつ紹介していきますね。
・・・って、書いたころにはすっかり流行終焉後だったり(笑)


ところで今年の4月1日にアクセスカウンターを0に戻しておいたら、今月に入って3万件を超した。
4~8月の5ヶ月間で3万件なので、だいたい月に6000件のアクセスをいただいていることになる。
重ね重ね感謝です。


水牛車からの眺め@竹富島。



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きわめて個人的な近況報告

2009-09-05 12:39:20 | 旅★日記
Twitterで日頃のつぶやきを吐き出しているせいか、ブログのほうは半月も空いてしまった。
皆様、ご無沙汰でゴザイマスっ

この半月間の出来事を簡単にご報告すると、


猫のポーズとのお別れ。
8月22日(土)に、ポーズは17歳、人間でいえば84歳の大往生を遂げた。
米ミルウォーキー市から日本にやってきて以来、14年間いっしょに暮らしたが、ほとんど病気もせず、ごはんと寝ることとわたしの膝の上に乗るのが好きな、のんびりしたいい猫だった。
手厚く弔ってあげたいと思い、60年間ペット葬儀専門という葬儀屋さんに依頼し、立会いで火葬にした。ちゃんとお骨も拾うし、人間より少し小さめの骨壷にいれてくれる。ちなみに、これまでで一番難しかったのは「カマキリの火葬」だそうです。う~む。

※追記 「カマキリの火葬」
飼い主さんからのオーダーは、「カマキリを手厚く火葬にして、しかもお骨を拾いたい」だったそうです。なにしろ火力が強いので、簡単に灰になってしまう。レアってわけにもいかず、難しかったそうです。

父の入院
その一週間後。夜、父の熱が39.7度まで上がったというので、救急車で深夜搬送してもらった。新型かも、と思っていたが、インフルエンザか、肺炎かの判別に3時間。腎臓系の内臓の炎症だった。8度台のときに解熱剤を飲んでしまっていたらしいので、インフルエンザでなくて幸いだった。もしインフルエンザだったら、解熱剤を飲んでは却って悪化する。ウイルスは熱で死ぬので、熱は出しておくしかないのです。
それにしても、深夜の病院を車椅子を押して真っ暗な廊下を行ったりきたり。なかなかスリリングな夜であった。


東海大学病院の臍帯血紛失事件
全国版のニュースでも流れたこの事件。じつは、紛失した臍帯血を移植する予定だったのは同じ教室で沖縄三線を学んでいる、私の兄弟子さんだ。慢性骨髄性白血病でいま治療中。
実際は、ニュースより1週間くらい前にその話を本人から電話で聞いた。
「どぉ~~いぅこと!?」と面食らった。だって、やっと白血球の型(HLA型)が合う臍帯血が見つかり、本来ならば移植に入っていたはずなのに。移植の前処置として、大量の抗がん剤を投与する、まさにカテーテル設置の当日、このことが判明した。はぁ~、針刺す前で良かった~~。

詳しくは、兄弟子さんご本人のブログをご覧ください。
「オヤジの話 悠々転々生活 その2」

メディアのなかには「当面、患者には影響はない」なんて書いていたところもあったそうだが、とんでもない!幸い、彼には次の臍帯血が見つかったからいいものの、それを移植できるのは2ヵ月後だ。いまは元気だけど、その間に病気がどう進展するかなんて、誰にもわからないじゃありませんか。ガルルル(怒)

ちなみに、紛失された臍帯血は1日に院内で見つかったらしい。なんで東海大病院内に事故調査委を立ち上げたその「翌日」にタイミングよく見つかるわけ?見つかったところで、すっかり常温に戻ってしまったそれを使うわけにもいかないが、ご本人は、手違いで他の人に移植されてしまうという二次被害を心配していたので、それだけは起こらずにすんだということになる。



というわけで、8月後半は、悲しみ、慌て、怒り・・・といろいろで忙しい日々だったのでした。



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