医療ライターのいもづる話 by 中保裕子

マーケティングプランナーから医療ライターへ。地域医療、地域包括ケアシステムの存続にはマーケティングも必要です。

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イサム・ノグチと映画「レオニー」

2011-01-31 14:41:33 | レビュー

直島で2日間にわたり、いろいろやらかした“おとな女子”二人旅も、無事?3日目を迎える。
今回のアート探訪はもうひとつ。3日目に、高松市内近郊のイサム・ノグチ庭園美術館へ。
Cさんお勧めのスポットで、見学は要予約。
Cさんはわざわざ事前に予約もしてくれた。どうもありがとう。

この美術館がとっても衝撃的だった。
石という素材が、こんなにも力と温かさをもった素材だとは。
表面の仕上げや色や、切り方によって、表情も多様になる。
わたしは半世紀近くも生きてきたくせに、石のことを誤解していた。
彼(石)にはもっとたくさんの魅力も可能性もあったのに、それを何もかも知らずにいて…。石さんごめん。

庭におかれた作品に思いっきりスリスリして、エネルギーをチャージさせてもらう。
ここは写真はNGだが、作品には触れてもいいことになっており、警報は鳴りません。

初めて見たイサム・ノグチの作品にすっかり魅了された私は、先日この映画も見た。
松井久子監督の「レオニー」

天才イサム・ノグチの母、レオニーの強い生き方を描いている。
「自立した女性」と言ってしまえばそれまでだが、時代は、まだまだ庶民には「ガイジン」が珍しかった明治40年。
津田梅子が津田塾大学を創設したばかりの頃だ。
レオニーの才能に依存しているくせに、男の見栄と沽券にこだわる内縁の夫のダメダメっぷりを演じた中村師堂が、やたらはまり役(笑)

レオニーという母の息子の才能を見抜くたしかな眼力はすごい。
わずか13歳の息子に家の新築の設計を任せた。
やがて、アメリカで医学の勉強を始めた息子に

「あなたは医師になるために生まれてきたんじゃない。芸術家として生きるためよ」

と言ってのける。
それがきっかけでイサムは本格的に美術の勉強を始め、彼の名を知らしめる「石」という素材と日本というモチーフとに向かって進むことになる。

そんなことをいう母親が、果たしていまの日本にいるだろうか。
逆のことを言うな人なら、たくさんいそうだけど(笑)

 

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直島ドキドキ旅行

2011-01-28 14:15:08 | 旅★日記

昨年末の「直島シッパイ旅行」の続編。
2日目に直島上陸にリベンジしたのだ。

とはいえ、その日は「全島休館日」…。
高松港では、人もまばらなきっぷ売り場のおばさんに「ホントにいいんですか?」と念をおされる始末。
そして、再上陸した直島は、昨日にもまして人がいない。
沖縄の離島とも異なる風情の、ひっそりとした静かなたたずまいだった。
ベネッセがここをアートの島として開発するまでの直島は、年中こんな閑静なところだったんだろうなあ…と想像。

いま、「開発」という言葉を使ったけれど、別段、否定的なニュアンスではない。
沖縄の離島に突然リゾート会社がやってきて、金の力で島の文化とは隔絶した大きなリゾートを「開発」してしまうことには、とても抵抗があるのだけど、直島は島の人の生活や自然のなかにアートがうまくとけ込んでいる感じがして、よい意味で魅力が「開発」されたのではないかと感じた。
たとえば、女性によい出会いがあっていいお付き合いを始めたとたん、「あれ、彼女ってあんなキレイだったっけ?」と言われちゃうような、そんな感じ。

島の北部には、三菱の製錬工場が大正6年から操業している。
「開発」の方向性によっては、工場だらけの直島になっている可能性だってあったわけで、そうならなくて本当によかった。
ベネッセの社長さんも偉いが、アートと共存する島にしていくという明確なコンセプトを選択した島民もまた、偉い。

この日の収穫としては、月曜の直島で唯一開館していた、「ベネッセアートミュージアム直島」。
展示も十分、見ごたえのあるもので、むしろ誰もいない日にゆっくり見られたのはよかった。トイレ少ないし。
私が特に気に入ったのは柳幸典さんの「The world flag ant farm」という作品。色とりどりの砂で万国旗をつくり、そこにアリが巣を作って作品を完成させる…。
こんな説明じゃワケわからん、という方は自分で見に行ってね。だいたい、現代アートはことばで説明できないからこそアートなのであって…。
ちなみに、↑のの海岸に置かれた2台のボート、あれも作品のひとつなんですよ。

モネの作品のある「地中美術館」も行きたかったところ。
同行の友人Cさんが「安藤忠雄作の建物だけでも見に行こう!お庭から見られるよ」というので、行ってみた。
前掲のミュージアムから20分ほど歩いて「お庭」らしきところについたが、たぶん裏庭だったのだろう。
公園気分で歩いていたら、突然警報が鳴り始め、

「ここは美術館の敷地内デス!あなたは不法侵入シテイマス!即刻退去シナサイ!」

と無人警報機から命令され、逃げ帰る40代女性2名…。
次回来るときは、月曜日以外の日に、正面から入ることにします。

以上、やっぱりシッパイのうちに2日目も終了しました。おしまい。

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新たな「つながり」をつくる。

2011-01-08 01:03:27 | 仕事

明けましておめでとうございます。
昨年も、当ブログをお読みいただき、ありがとうございました。

もう8日なので、お正月とも言えなくなってしまったが、一応このブログ的には年頭なので、新年の所感を書いてみようかと。

昨年は、3年間手がけた新聞広告の書籍化や、インタビュー映像制作、がん患者さんのためのウェブサイトの立ち上げなど、多くの新たなチャレンジの機会をいただくことができた。
さまざまな疾患の仕事のなかで、特に「がん」の患者様・医療者・支援者との出会いの多い1年だったと思う。

このブログをご覧いただいた方からの問い合わせや、新たなお仕事をいただく機会も多くなった。
わたし自身が広告業界出身であり、従来、広告代理店さんとのお仕事がほとんどだったのが、ここへきて、全く初めての業種、業界の方とおつき合いさせていただくようにもなった。

いくつもの「新たなつながり」ができたことは、ありがたいことだったけれど、
正直、慣習や進め方のちがいに、とまどうこともあった。

でもね。
考えてみれば、見知らぬ誰かと誰かが「つながり」をもとうとする時に、何の負荷もストレスもなくいきなり理解しあい、結ばれるなんて、現実社会ではまずないじゃないですか。

男と女は当然そう(合コンが大の苦手だったわたしには特に)。
海外の異文化につながろうと思えば、コミュニケーションと文化のギャップがある。
赤ちゃんだって、胎内から産道を通って人間の社会につながるその瞬間は、一生で最大ともいえる酸化ストレスに見舞われる。

そう考えたら、いちいちとまどうのも何だかなー、という感じがするので、

今年はもう、とまどいません。

皆さまの懐に飛び込むつもりで、おつき合いさせていただこうと思います。

 

この年末年始で、初めての方からの引き合いが既に4件。
おかげさまで、幸先のいい2011年のスタートを切った。
(ご紹介くださった方には、心より御礼申し上げます。)

ちなみに、初仕事は、日経新聞土曜版の「何でもランキング」の審査員。
1月15日(土)に掲載されます。
どんなモノを“審査”したかは、まだ言えません。
良かったら当日の紙面をご覧ください。

 

では、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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