医療ライターのいもづる話 by 中保裕子

マーケティングプランナーから医療ライターへ。地域医療、地域包括ケアシステムの存続にはマーケティングも必要です。

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写真家・齋藤亮一さんのこと。

2005-05-30 17:42:21 | レビュー
写真家の齋藤亮一さん。
今、書いている医師のドキュメンタリーの仕事をこの3年間一緒にやって下さっている。
どこの取材にいくにも野球帽とリュック+マスク(花粉症のため)で現れ、空港で怪しまれてさんざん検査されている。

齋藤さんの撮るモノクロの写真がなんとも素晴らしい。
取材が終わり、現像後の写真を拝見するたびにいつも絶句してしまう。

老医師たちのシワひとつ、笑顔ひとつ、視線ひとつに、その人の生きざまが写っている。
現場で感じたとおりの人柄が、見事にとらえられている。
言葉にできないが、同じものを見た、という感動。

カメラって、写真家の感動を伝える媒体なのだと改めて感じた。

齋藤さんは、アジア各地を歩いては名もない町の人々の生活を撮り、何冊も写真集を出しておられる。
このほど、最新刊「フンザへ」の刊行とともに、写真展が同時に東京の2箇所でひらかれる。
青山・スパイラルと銀座の秀友画廊で、どちらも6月6日(月)から。

フンザはパキスタン北部の山岳地帯。
ポスターにはこれまで見たこともない美しいパキスタンがあった。
個展でどのように絶句させてくれるのか、いまから楽しみだ。

皆さんにもこの機会にぜひお出かけください。
ぜったいおすすめです。
くわしくは↓↓↓
美しい写真も出てるから。

●齋藤亮一さんのホームページ
http://www002.upp.so-net.ne.jp/saitoryoichi/ 
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マンモ、再び。

2005-05-23 21:38:59 | 医療・健康
前回に引き続き「マンモグラフィ」の話。
先週金曜日に恒例の人間ドックを受けた。
で、乳房の超音波検査中に、検査師さんに直撃取材(笑)。

(以下、私=「い」、検査師さん=「検」)

い「こちらではマンモグラフィ無いですよね?」

検「はい、無いんです。乳がん検査は超音波検査で行います」

い「それって、やっぱり超音波診断のほうが上だってことですか?」

検「いえ、そうとも言えないです。超音波診断ではしこりになっていれば写るんですが、マンモグラフィだともっと初期の段階で見つかりますし」

い「じゃあ今後、マンモグラフィを導入する予定はあるんですか?」

検「無いです!(きっぱり。)マンモグラフィもはさんだ部分しか写らないですし、触診と超音波で十分ではないかと。」

なるほど。はさめた部分しか写らない。当然です。
乳がんというのは「これを乳がんって言えるのか!?」というくらい離れたところにも出来たりするから、「挟む」方式ではどうしても限界がありそうだ。

ちなみに、マンモグラフィは胸の大きさ以前に年令の影響が大きい。
40~50代では乳腺組織が発達しているため、画像が白く写ってしまってガンの見落としが多くなるという。

となると、その年代の乳がん検査は、触診+超音波検査中心でよさそうだ。
はー、とりあえず安心。
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貧乳はツライよ

2005-05-18 00:28:11 | レビュー
乳がん検査。
今後、40歳以上にはマンモグラフィーが標準になるようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li461401.htm

マンモグラフィーとは、乳房を上下からバフン、とはさんで平たくしてⅩ線撮影する検査である。
貧乳の場合、どうするのか。
はさむモノがないではないか。うぅぅ。
未経験者ながら、どう考えても痛そーだぞ、と思ってはいた。

ところが東京メトロの産業医・鷲崎誠先生の「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」(角川ONEテーマ21)によると、それだけじゃすまないらしい。

「(検査精度の)確実性を上げるには、ある程度の胸の大きさが必要である」

なんと。貧乳だとがんも見つかりにくいのかー。
昔から損だとは思っていたが、貧乳とはここまで不利なものなのですねえ(笑)

今週末は恒例の人間ドックに入る予定だが、わたしのドックにはまだマンモグラフィーがない。
今のところ乳がん検査はねちねち撫で回される触診だけだ。
痛くはないけど、別の意味でちょっと不快。担当医によってはかなり不快。
もっとも、検査する医師だって「こっちだって好きでやってんじゃねえや」と思っているに決まっている(笑)
お互い不幸な検査ですな。
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「医療事故」のカラクリ

2005-05-12 22:48:21 | 医療・健康
前回のJR西日本がらみの話で、わたしの見方があまりにも偏っていたら・・・と思い、同業者のSさんに感想を尋ねたところ、こんなメールをもらった。
な~るほど、と思い、本人の許可を得たので載せることにした。

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医療事故で内部告発が行われるのは、原因となった医師があまりに理不尽なキャラで組織内で反発が大きいことがままあると思われます。
実際に告発に至るというのは、結果が死亡事故や重度の障害など重大事故に至っているにもかかわらず、それを組織や医者が隠蔽しようとすることに対する許せない気持ちというか正義感や憤りが強いように思います。
それもプロ意識の一つという考え方もできると思います。
逆に、新しい安全管理や組織の考え方でいえば、プロであれば組織内でそれを問題にして、患者家族にその情報が伝えられて、その原因を探り、二度と同じ事故が起きないように学んでいくことも必要ですよね。
でも、安全管理対策に取り組まざるをえないのは大病院が中心で、中小病院では理不尽な医者、前近代的な看護部長さんがまだまだ存在しておられると思うので、現在でも内部告発しか手段がないというケースは少なくないかもしれません。
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確かに、いまや大病院では、委員会をつくって組織的に安全対策に取り組んでいる。
医療裁判が増えているので、リスクマネジメントが不可欠になってきたようだ。
新聞だけ見ているとやたら大病院に医療事故が多いように見えるが、それはマスコミや厚労省に「自己申告」している正直者ってことでもある。
ただ正直なだけでもだめなんだけど(笑)、自浄作用がある組織には少なくとも健全さを感じる。

逆に組織的な隠蔽行為を行った病院は、法的にも社会的にも絶対!許してはいけないと思う。
JR西も医療事故も、一人の運転士・一人の医師の責任だけの問題ではないのです。
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JR西日本と医療事故

2005-05-07 20:20:51 | 医療・健康
4月の神戸への出張は、あの福知山線事故の3日前だった。
線こそ違えど、尼崎のすぐ近くをJRで通っている。

事故が起こったとき、最初の会見でJR西日本は「置石かも」って言ったでしょ。
責任転嫁体質。あれで、あの会社の常識が見えましたね。

以来、毎日続く“不祥事”のニュース。
呆れてはいるが、それ自体はどうでもいい。
JR西日本は「体質改善する」と断言している。
「今月末までに改善策をまとめる」のだそうだ。

でも、事故発生後も「ゴルフだの宴会だのを優先する」と判断した人のほとんどは係長以上の管理職だった、そこが問題。
陣頭指揮をとるべき人たちがこんな判断基準の持ち主じゃ、自分たちだけで“改善”できるとはとても思えない。だって、下から上にものが言える雰囲気じゃないんでしょ。

ここでちょっと医療の場合を考えてみた。
医療ミスが表沙汰になるのは、医師以外のスタッフ(看護師さんとか、薬剤師さんとか)の告発によるケースが多いようだ。

皆さんご存知のように、病院内には医師→看護師→薬剤師というような絶対的なヒエラルキーがある。
でも、決して「いいなり」ではなく、それぞれがプロ意識をもって第3者的に評価し合っている(少なくとも、実力のある看護師や薬剤師のいるまともな病院では)。

で、「あの先生のやり方、やっぱりおかしくない??」・・・となる。
時には、医師に議論をふっかける看護師もいるだろう。
「先生、この方法ですと患者さんの負担が大きいと思うのですが・・・」
それで医師が反省したり、少なくとも検討が促されればまだ自浄作用はあるのだが、
「うるさいッ!!俺のやり方に文句あるのか!あるのなら出てけ!」
そんな取り付く島のない“オレ様”医師であれば、看護師はいざ何か起こった場合に「告発」という手段をとらざるを得なくなる。

それは看護師が、医師とは異なる立場の“プロ”だからだ。
医師同士じゃなかなか告発はできるものじゃない。それこそ仲間内意識や上下関係に阻まれる。

(あっ、もちろん患者側が素人の生半可な知識でへたに医師と議論しようとすれば、言い方によってはどんな医師にもムッとされますよ。それは医療職同士の議論とは別次元の話です。)

JR西日本さんにも、いわゆる風通しのいい組織に改善してもらわないと。
若い人たちにも若いなりのプロ意識を持ってもらわないと。
組織は内側からはなかなか変えられないもの。
有識者とか、オンブズマンとか、誰か外部の第3者が入ってほしいと切に願ってます。
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神の国のチーズ

2005-05-02 10:44:35 | 旅★日記
はじめて出雲に行った。
出雲空港から車で30分ほどの奥出雲・木次(きすき)という町だ。
今は、市町村合併で「雲南市」という名になった。

さすがは出雲大社のお膝元。町内には随所に“神の国”の跡がある。
ピークを過ぎた桜がそれでもまだ美しく咲いていたのは「八岐大蛇(やまたのおろち)公園」。
http://www.tokusen.info/kankou/001_2.html
町外れにある「八本杉」と呼ばれる杉は、スサノオ尊によって斬られた八岐大蛇の首なのだそうだ。

ここに、有機酪農でおいしい乳製品を少量生産している乳業メーカーがある。
木次乳業という会社で、奥出雲の地形を利用して山地で放牧する山地酪農も行っている。
ここでつくられたチーズが「どっちの料理ショー」の「厳選素材」で登場したそうだ。

その乳製品が味わえるレストランがある、ということで山間の「食の杜」へ。
予約なしで食べられる食事らしきものは、なんと「ピザトースト」1品のみだった。
でも、そのピザトーストは格別。

せっかくなので、買って帰ってゆっくり味わうことにした。
牛乳やアイスもおいしかったが、さすがに持ち帰りが大変なので、「黒胡椒入りゴーダチーズ」を買ってみた。

これがまたおいしくてですね~。
やたらしょっぱいばかりのチーズとは異なる、素直な味。
牛の飼料にもこだわり、保存料を使っていないからか、変なクセがない。
神の国の丸いゴーダチーズは、いっぺんにデス・スター状態になった。
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