今日は突然だが5年前の話。
その夏、私は「患者として」病院にいた。
婦人科系の病気で腹腔鏡下手術を受けるため、某N医大に1週間ほど泊っていた。
まあ、一般的には「入院」というんでしょうが、そんなシビアな気持ちではなく、
夏なんかどうせしゃばにいても暑いし、涼しい病院でリゾートしよう~くらいの軽いキモチで過ごしてたような。
もちろん、一応手術なんで、たまには痛い時間もあったけど、
腹腔鏡下手術なので、表面の傷は1~3センチ程度。
ハラの中は大幅に切っているとはいえ、麻酔技術の素晴しさたるや。
痛みなんて軽いのがほんの数時間程度。ラクなものだった。
で、写真は手術前のある日の病院食。
5年も経ったので病院に無断で公開しちゃいます。
いやはや喰わされるのなんの!
ごはんは毎食このどんぶり1杯。
で、なぜか汁ものがなく・・・
とどめはバナナ!
このメニューでどうやってバナナまで食えと・・・
病院側からしてみれば、これは手術前の体力づくり。
カロリーはしっかり管理されていた。
けっこう、普通においしかったんですよ。
毎食こんなに食べて、あとは終日、本を読んだりテレビみたり、
一日中ゴロゴロして過ごす、今から思えばうらやましいほどのリゾート生活。
挙句、手術後に主治医のT先生いわく、
「いやぁ、皮下脂肪が多くって・・・」
だから5時間もかかった、とのたまう。悪かったね。。
腹腔鏡下手術は、へその両脇に小さな傷を作って、そこから器具をいれてモニターを見ながら操作する
簡単にいえばUFOキャッチャーみたいなものだ。
(と、執刀医のC先生に言ったら「UFOキャッチャーよりは確率高いんですケド」と怒られた)
だから、皮下脂肪が多いと視界が悪くて、なかなか患部にたどり着けないのだ。
しかし、こんなに喰わせておいて、それはなかろうが(怒)。
結局、わたしは入院生活から太って帰宅。
むしろ、帰宅後の数週間のほうがしんどかった。
傷とか体調ではない。
太りすぎと寝すぎによる腰痛・・・・ピキッ
たった10日間くらいベッドにいただけで、腹筋も背筋も相当に弱る。
お年寄りの入院が、病気やケガそのものは治っても寝たきりの原因になってしまうということを、
文字通り“身をもって”体験したのだった。
念のため、これは5年前の話&写真です。
いまは、いたって元気ですよ~
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