もともと、私、あまりTVドラマは見ない方です。
そもそもスケジュールが不規則なので、毎回同じ時間にテレビの前にいるということ自体がむずかしく、
ようやく見始めても、そのうち筋がわからなくなり多くはフェードアウトしてしまう。
今までの人生○十年ではまったドラマといえば、数えるほどしかない。
それも、言えば「古っ!」と時代がバレてしまうので、ここでは明かしません。
(聞きたい方には個別に話します。)
ついでに、最近は小説もほとんど読んでいない。
ノンフィクションがあまりにも面白過ぎて。読むべきものが多すぎて。
で、小説まで手が回らないのですな。
取材をしていると、まさに「真実は小説より奇なり」って場面に出会うことが多いからかもしれない。
息子さんが跡を継ぎ、一見、幸せいっぱいの地方の開業医さんのご家庭。
両親は大満足だが、呼び戻された息子のほうは研究生活を絶たれ、不満でいっぱいだったりする。
そうかと思えば、地方で財を成した(たいてい財をなすのだが)ご高齢の医師に、自分の人生の来し方を振り返ってどうですかと伺うと、
「親に言われていやいやなっただけ。今でも医者はキライ。後悔している」
などと言われた日には、
そう来たか~~~~~~!
と、思ったことであったよ(なぜか古文の現代語訳調)。
いやはや、隣の芝生は青く見えるものだ。
そんなこともあって、いまのところ、ノンフィクションのほうが全然おもしろい、とも思っている。
まあ私の場合はたいてい、ネガティブな真実と出会うのだけど・・・。
NHKの「夜は胸きゅん」って番組、知ってますか。
火曜日の夜、夜10:45からやっている、15分番組である。
火曜は隔週で、趣味でやっているクラリネットアンサンブルの練習があるので、毎回は見られないのだが(関係者向け言い訳(汗))、これがなんとなく癒される番組なのだ。
一般の視聴者から応募された「ちょっといい話」をドラマ化しているのだが、
ふつーに感動できる感じが心地いい。
民放のドラマにありがちな、盛り上げを狙った無理やりな展開がないので、素直に見られる。
出演者も、いまをときめく女優さんたち・・・ではなくて、ちょっと普通の人っぽいのがいい。
どういうわけか、最後に投稿した本人が映像で紹介されるところが、一番気に入っている。
本当にフツーの人なのです(当たり前だが)。
きらびやかな芸能界にいる作家ではない、地方で地に足をつけて生きている無名の人々が、皆、それぞれ素敵なエピソードを持っていることに気づかされて、なんとなく感動してしまう。
民放の話題性ありきの番組では得られない感動だ。
こういう番組は、ぜひ続けてくださいね、NHKさん。
あと、ついでに「ラジオ深夜便」もね。
司会は錦織一清さん。
おお、かつての少年隊のニッキも、おでこにシワが寄る年になったか・・・と別の意味でも“胸きゅん”なのです。
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