医療ライターのいもづる話 by 中保裕子

マーケティングプランナーから医療ライターへ。地域医療、地域包括ケアシステムの存続にはマーケティングも必要です。

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豚の血

2005-08-27 20:10:54 | 旅★日記
沖縄・コザの市場の肉屋さんには、たいていこの貼り紙があった。
「豚の血、あります」
「血ーイリチー」という料理に使う。
つまり“血の炒め物”。
泡盛を入れることで、血の生臭さは消えるらしいので、一度は食べてみたい。

食べものを「薬物」(クスイムン)と呼ぶ沖縄の医食同源文化。
豚の血は、貧血によく効くのだそうだ。

健康な豚からはたくさん、貧血の豚(いるのか?)からもそれなりの鉄分が吸収できる。
増血剤やサプリメントでへたに鉄を摂り過ぎると肝臓がトラブるが、血の炒め物くらいじゃそんな心配もなさそうだ。
(バケツ一杯とか食べちゃったら保証の限りではないが・・・)

豚は「泣き声以外は食べられる」と言われるそう。
腎臓の悪い人は腎臓を、肝臓の弱い人は肝臓を。

これが中国だと、
「足のあるものは机以外、飛ぶものは飛行機以外は食べる」
でしょう。
沖縄は古くからアジアの交易の通過点を果たしてきただけあって、こういうところにも中国との近さを感じる。

肉屋の店内から、黒々と焼き上がった豚の頭を4~5つ抱えた人が出てきたのにはびっくり。
一瞬、かぶりものかと思ったけど、正真正銘ホンモノだった。

「沖縄タイムス」のホームページに豚料理のことがでています。
http://www.okinawatimes.co.jp/aji/tea970123.html
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データねつ造!

2005-08-22 18:59:00 | 医療・健康
British Medical Journal(BMJ)とLancetといえば、国際的な医学界で押しも押されぬ一流科学誌だ。
その2誌が以前に載せたインドの研究者の論文にねつ造の可能性があると公表した。

報道によると、この研究者はアーユルヴェーダの効果や、日本でもおなじみの健康食品の効果を実証してきた人だそうだが、BMJやランセットに載ったとあればこのデータを世界中が文句なく評価してきたはずだ。

もともとあやしげなデータが飛び交っている健康食品の世界。
一流医学誌でさえ見抜けなかったわけだから、一般の学会ではどんなことになっているのやら。

ちなみに、この研究者に疑いをもった上記の編集部が、「昔のデータを確認させてほしい」と依頼すると「記録は、シロアリに食べられてしまった」と説明したそう(笑)
なんともトホホな話。

今、「○○学会で発表!」を売りにしている健康食品が増えている。
妙なデータがハクをつけて一人歩きしないよう、各学会の先生方には十分厚いチェックをしてほしいものです。

ちなみに、このねつ造事件とは何も関係ないが、健康食品によくあるのが動物実験の結果。
動物のデータではあてにならないと思ったほうがいい。
だって、体の構造がヒトと違うわけだし。
研究のとっかかりとしては動物実験もアリだけど、それだけで効果うんぬんというのは早計に過ぎる。
グラフを見せられると何となく科学的で、ついつい信用してしまうのが人の情だけど、ここのところは要注意です。

【参考記事】
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=445
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光合堀菌。

2005-08-03 19:22:44 | 医療・健康
ワタシ的に最近の気になるニュースといえば、郵政法案より、杉田かおるより、そりゃもうダントツで「光合堀菌」です。

日曜のサンジャポに「次世紀ファーム研究所」の堀代表が出演してたの、見ましたか?

「真光元って本当にガンに効くの?」というゲストからの厳しい突っ込みへの堀代表の答え。

「私どもの商品は健康補助食品ですから、病気に効くとか治るというのは薬事法の関係で言えない。いろいろアドバイスを頂きまして、私どもでは『病気が消える』という表現をさせていただいております」

コトの真偽はここでは論じませんが、
堀さん、『病気が消える』は十分、違反です!

私は健康食品の広告原稿を書くこともあるが、薬事法はもとより、最近特に厳しくなった健康増進法の表現規制による“言えない”づくめのアリジゴクとの戦いになる。
(ちょっと大げさかな(笑))

この法のおかげで商品情報が消費者に正しく伝わらないという意味で、よい法律だとは思いませんが、悪法もまた法なり。

コンプライアンス(法の遵守)を重視するまともな健康食品メーカーの宣伝担当者や、同業のコピーライターたちは一様に苦労しているはずで、そこは工夫で乗り切るのが王道。
こんなんでクリアできるなら誰も苦労(も工夫も)しやしない。

それにしてもこれを「アドバイス」した人がいるというのですが・・・、
どういうアドバイザーじゃ?
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骨粗しょう症のカン違い

2005-08-02 19:24:16 | 医療・健康
日曜日に聞きに行った講演で、長年のカン違いが明らかになった。
というか、長年、医学界では常識だったことが、実はマチガイだった。

「太った女性は骨粗しょう症にはなりにくい」

少なくとも10年前、骨粗しょう症がにわかに脚光を浴びたころにはそう言われてたんです。

「体重がかかる分、骨は強くなる。更年期過ぎていても、肥満の女性はあまり骨粗しょう症の心配はいらない」

あの頃、取材先の婦人科医もそう言っていましたよ、確かに。
私は自分自身がちょっとカルシウム不足ではないか?と心配だったのだが、その先生はごていねいにも
「あなたはガッチリしてるなあ~。まず大丈夫!」
と太鼓判を押してくださった。
要らんがな、そんな太鼓判。。。(笑

ところが!
最近、肥満につきもののもろもろの代謝異常の一環として、骨量が減少することが検証されたのだそうだ。

つまり、
太っているヒトも骨粗しょう症のリスクは高い
ということ。

あれ~っ??ちょっとマニアックな健康情報でした???
ま、関係ないヒトも多いでしょうが。

この講演では、骨から抜けたカルシウムはどこへ行くの?という謎も解明した。
何と、カルシウムは血管壁に張り付いて、しっかり動脈硬化を促進してくれるのだそうだ。
カルシウムをいくら摂っても、骨につかなきゃ意味ないじゃん。
というわけで、周りに牛乳がぶ飲みしてる太めのオバサンがいたら、そっと注意してあげましょう。
(うまく言わないと殺されかねませんのでご注意ください)
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