© 映画『佐賀のがばいばあちゃん』製作委員会
久しぶりに、いい映画。
ご当地・佐賀での大絶賛の先行上映に引き続き、
いよいよ6月3日から、全国でロードショーが開始される。
「佐賀のがばいばあちゃん」公式HP
この作品の監督の倉内均氏は、親友の夫君である。
彼が丸3年間、心血を注いで作った映画なのだ。
だから、私はあからさまに、この映画を応援している。
関係者でなければ見に行かなかったかもしれない。
でも、見に行って本当によかった。
静かだけれど、笑えて、ココロ震える映画だった。
一番印象に残ったシーンは・・・・↓
佐賀のばあちゃんの家に預けられている主人公は、
家が貧しいため、運動会の日もいつも変わらぬ、梅干ひとつの日の丸弁当だ。
他の子供達が家族といっしょに豪華なお弁当を広げるなか、
教室でひとり、いつものお弁当を開ける彼。
そこへ、教師がやってくる。
「先生、お腹痛くなっちゃって、お弁当が食べられないんだ。
梅干がおなかにいいから、君のお弁当と換えてもらえないかな?」
セリフが微妙に違ってたらご容赦・・・なのだが、ま、ともかく
彼にとっては、初めて食べる大きなエビフライ入りのお弁当だったのだ。
思いやりのある人たちの間でしか、思いやりは育たない。
生徒一人ひとりに思いやりを持って接することができる教師たちに囲まれていたなんて、
なんて、幸せなことだろう。
今は、いますか?こういう先生・・・。
この映画とは関係ないが、昨今起こっている事件は、
遊ぶ金欲しさに親を撲殺するとか、
先生に叱られたから自殺するとか・・・。
食品添加物のせいだの、病気だのと言ってしまえばそれまでだけど、
環境は充分豊かなのに、
生きるために必要な力が育くまれていないのではないか?
全てを学校のせいにするわけではないけれど、
この映画を見て改めてそう感じた。
英語やコンピューター教育だったら、いつでもできる。
話を映画に戻そう。
この映画は、無茶苦茶盛り上げてやろうとか、
ひたすら泣かせてやろうとか、
そういう類の映画ではない。
静かに、温かい涙を流せる映画です。
たくさん笑っている間に、大事なことに気づかせてくれる映画。
私ももいちど映画館に行って、元気をもらって来ます!
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