医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

たかが抗生物質、されど・・・

2008年05月31日 | 医療・健康

「風邪」薫る5月。
結局、5月はぐずぐずと風邪が治らないまま終わってしまいました。

内科にいき、咳だけが残ったと話したところ、「風邪の後遺症」とのこと。
処方された薬は、経口ステロイド剤と、気管支拡張薬と、ロイトコリエン拮抗薬。
これって、喘息の薬ではないですか・・。
どうもアレルギー性が疑われているよう。

まさか、そんなことを視野にいれた問診だとはつゆも思わなかったので、
「GWを挟んで、生活環境に変化はありましたか?」との質問に、
「沖縄でかなりハゲしく遊びマシタ」などと大真面目に答えてしまった(バカ)。
この先生は、私が医療ライターなどという仕事をもっているとはつゆも思わないだろう。

いわれてみれば猫はいるし、ダニチェッカーというモノで「高濃度ダニ汚染」と判定されたキタナイ部屋に住んでるし、いつアレルギーが発症してもおかしくない(汗)

「あのぅ、抗生物質は?」と医師に尋ねてみたら、一笑に付された。
風邪をひいて1ヶ月も経っていれば、もう菌は体内に残ってないよ、とのこと。

熱もなければ、鼻汁も出ない。
つまり炎症反応が起こっていない以上、抗生物質は無意味なのだ。
百日咳であればマクロライド系の抗生物質がよいようだが、聴診の結果呼吸音の異常がなくて、その疑いはなくなった。

親しい薬剤師さんの話では、
「今はね、何でもすぐ抗生物質、っていう処方はされなくなったわね」。

もちろん症状にもよるが、自分の熱で退治できる程度の菌ならば、抗生物質をむやみに使わない方がいい。もちろん、抵抗力の弱い高齢者や乳児は別だけれど。
とかく、日本の抗生物質消費量は多すぎるといわれている。

以前、風邪について呼吸器専門の小児科医に取材をした時、

「子供に感染症が流行り、長期化するのは抗生物質の出しすぎが原因のひとつ。学会の診療ガイドラインで『抗生物質をできるだけ出さない』という方針を盛り込もうという話も出ているくらい」

と冗談まじりで話していたが、さてその後どうなったか。
薬剤師さんの話を聞くかぎり、よい方向に向かっている気がするのだが。
ちなみに服薬2日目、わたしの症状はよい方向に向かっている気はしません

 

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セルフメディケーション失敗

2008年05月24日 | 旅★日記

久々に風邪をひき、それがぜんぜん治らない。
のどの痛みから始まり、声が出なくなり、それが治まったと思ったら今度は咳。

GW直後からずっとだから、もう3週間近くになるのだが、一進一退で変化なし。
下手に熱が出なかったので、かえってウイルスがたたけず、ずるずると長期戦になったのかもしれない。おかげでわたしはウイルスをばらまき、周囲には被害者同盟ができつつある。申し訳ナイ・・・。

この風邪のおかげで、今日は三線のお稽古はもちろん,初めて義父の命日に墓参にも行けず、家でおとなしく仕事している。
で、仕事にもちょっと飽きたので、風邪が長びいている原因を考えてみた。

1.飛行機

仕事の都合で、週1くらいで飛行機に乗らねばならないのだが、機内の乾燥は季節に関係なさそう。マスクをしてはいたのだが、荒れたのどにはキツイ。

2.のどの使いすぎ

いくらなんでもカラオケ三昧ではありません。
のどが痛いのに、稽古やら発表会やらに出て唄ってしまった。これは確実にのどを悪化させることを身をもって学びました(バカ)。
まあしゃべらなければいいのだが、取材したり、会議に出たり、仕事柄しゃべらないわけにもいかない。それ以前に性格的にも無理。

3.中途半端な薬物療法

熱が出ないので、医者には行かず市販薬で治そうと思ったのだが、その使い方で失敗。途中で症状が転じたせいもあるけど、「パブロン」→「五虎湯」→「龍角散」とそれぞれ少量でスイッチしたのが中途半端な結果に・・。
セルフメディケーションの仕方としてはこれは悪い例です。よいこはマネしないでね。

市販薬はビタミン剤とかでないかぎり、風邪薬や胃腸薬などの治療薬は2箱以上売らないのが販売側の基本姿勢である。1箱飲みきって改善しない場合は、病院に行ったほうがいい重症か、薬が合っていない可能性があるからだ。「1箱」はセルフメディケーションのめどになる。

1ヵ月後に三線コンクールを控えている今、歌えないのはきつい。
とりあえず残ってるパブロン全部飲んでみます。
あ、もちろんいっき飲みじゃありません。念のため。

それにしても気温の差が激しすぎ。
みなさまもお気をつけ下さい。

写真は前回書いた那覇の餃子店「黄金」の、昔懐かしいジュークBOX。

 

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GWの沖縄日記。

2008年05月22日 | 旅★日記

順番が前後したが、GWに沖縄に行っていたことをご存じの方々から「沖縄旅行はどうだった?」と訊かれることも多いので、一応日記らしきものをしたためておこうかと。
ただし、おそらく沖縄旅行をしたい皆さんにはまるで役に立たない情報ばかり(のはず)です。

5月1日

昼過ぎのJALで那覇へ。GWのせいか子供連れの姿がめだち、前後左右の赤ちゃんたちに泣き叫び続けられ、初めて一睡もできない2時間半を経験(泣)。
聞くところによる未確認情報だと子どもは気圧変化による鼓膜のへこみを「ごっくん」で治すことができないらしく、かなり痛むらしいのですね。飛行機って、子どもにとっては結構過酷な環境なのかもしれない。上空では若干とはいえ放射線曝露もあるのだし、いいことはないだろう。

那覇に夕方着き、師匠宅に行って太鼓のお稽古。6月に思い切って琉球太鼓のコンクールも受けてみることにしたのだが、これがそのための唯一にして最後のお稽古なのです。
7時過ぎに地元のお弟子さんのGさん宅に太鼓とともに移動し、若狭三線道場の発表会のリハーサルに参加。ここで、自分がどの演目に太鼓伴奏で出演するのか、ようやく全容が判明 
夜11時半までリハは続き、そのあと、師匠・舞台監督のMさんカップルと一緒に久茂地の「鳥一」で午前2時まで。師匠、Mさん、Eさん、お疲れのところありがとうございました。
それにしても、11時半まで練習するなんて、東京ではとても無理。うらやましい限りです。

5月2日

昼間はおもろまちに出かけ、「外間琉舞衣装店」に頼んでおいた紺地(クンジー)を受け取る。着物のくせにたった1万円で、そのためか紺地といいながらどうみても黒・・・でもなかなか素敵

その後、DFSに行って半年分くらいの化粧品の買出し。ここのところ、わたしの化粧品購買行動における沖縄依存度は高い。
夜は東京からやってきたわたしの夫と、鎌倉大船三線道場の兄姉弟子たちと久茂地で合流し、みんなで「串之庄」でおいしいイカスミご飯&アーサー汁をいただいたあと、笛で参加する方々といっしょに宴をお先に失礼してまたも稽古に参加。11時に稽古終了後、同好の志4名で美栄橋の餃子の店「黄金」へ。
夕食はちゃんととったはずだが、稽古のあとはやはりお腹がすいて、おいしく食べかつ飲み、午前1時ごろにホテルへ戻る。
ちなみにこの頃わが夫は、これまた同好の有志2名と松山の夜のクラブ活動に励んでおりました(笑)

5月3日

若狭三線道場の発表会。朝11時まえに、会場である浦添市の「結の街」ホールに入り、リハーサル。午後2時から開演。どうやら本番ではバチを飛ばさずにすみました(笑)
大好きな太鼓がたたけ、かつ、ようやく初めてウシンチーでカンプー姿という本場のコスプレも楽しむことができたシアワセな一日。
午後10時頃から夫とともに打ち上げに参加。その後、わたしは2次会にどこかの店に行き(不詳)、お先に失礼させていただいたのが午前4時。

5月4日

少しくらいは観光も、とマジメに考えて泊港でハーリー見物をしようと思っていたのだが、今日はレースがないということで、やっぱりやめて午前中は国際通りでTシャツとかを買い、昼過ぎに師匠宅へ。
兄弟子Sさんにも同席してもらって、今度は自分たち(鎌倉大船三線道場)の発表会の演目を選考する極秘?打合せを行なう。(ちなみに発表会は9月6日(土)の午後2時から、関内ホールです。)
師匠は朝5時まで飲んでいたのは思えないスッキリした顔で、さくさくと話は進み、空港で夫と合流して夕方の便で帰京。
ちなみに、夫はこの日は新しくなった県立博物館を見物してきたようで、なかなか興味深いものだったらしい。

以上、予想どおり(?)まーーーーーーったく観光地に行かない沖縄旅行でした。
従って、写真も、現地で一番多くの時間をともに過ごしたコレを載せておきます。

若狭三線道場のメンバーのおひとり、うみかじさんのブログにはちょこっとわたしの姿も写っています。
皆さんお疲れさまでした!
http://umikaji.ti-da.net/e2104048.html

 

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今朝の朝日新聞(5月13日)に。

2008年05月13日 | 仕事

またしても、仕事の宣伝で恐縮です。

今朝の朝日新聞に、日本新薬様の「健康寿命学」広告が掲載されました。

この仕事は、シリーズの企画から、取材させていただくドクターの人選、依頼、そして取材~原稿まで、一環してやらせていただいている、わたしにとっては貴重な仕事。

前にブログで書いたけど、医学用語の「仮面高血圧」をあえて使わず、「隠れ高血圧」として書いてみた。さて、世の中はウケてくれるでしょうか。

日経と京都新聞にも掲載されるのですが、そちらはいつなのか不明。

それにしても毎日寒い日が続きます。
5月はわたしの誕生月。本来もっと穏やかで暖かい月のはずなんだけど。
那覇と東京の温度差からか、GWが終わったとたん風邪をひき、家じゅうでゴホゴホ咳き込んでいます。唄も歌えなければクラリネットも吹けない・・・。
おまけにこういう時に限って、しっかり取材の予定が(笑)

写真は、先日、わたしの誕生日の夜に飲んだ友人たちがプレゼントしてくれた花束。ひとつにまとめて活けてみました(→この場合、花瓶につっこんだ、という方が正しい)。
そのなかに、なんと緑色のカーネーションが。
Thank You~

 

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