蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

琴欧州よ頑張れ!

2005-09-26 13:48:16 | 日常雑感
 大相撲秋場所が終わった。
 昨日の一番、朝青龍と琴欧州の決定戦面白かった。朝青龍の強さは今更いうまでもないが、これに比べ琴欧州は残念ながらやはり実力的にはまだまだだと思った。

 聞けば、朝青龍は先場所琴欧州に苦杯をなめた後、遠い佐渡ケ岳部屋まで出稽古に行き6番とったとのこと。その際、琴欧州は親方からもっとやれと言われたにも係わらず、逃げてそれ以上胸を借りようとしなかったという。
 この消極性が今回の大勝負に結果として出たということらしい。

 確かにこんな姿勢ではだめだ。そんなことは本人が一番わかっているはずだろう。どうか、次回は琴欧州の方から朝青龍のほうへ出かけて稽古場で五分に戦えるようになってほしいものだ。

 今の相撲協会の規定では外人力士の入門を一部屋一人に制限しているそうだが、そんな狭い了見は撤回してほしい。

 世界各国出身の様々な力士が裸でぶつかり合えばもっと面白くなるのではないか。

 そのことが、日本文化の奥行きと歴史の深さを世界中の人々によりよく知ってもらえる契機となるのではないか。

 朝青龍など、今や日本語も自然であり、人種的にも日本人と同じモンゴロイドということもあってか、ぜんぜん違和感がない。

 琴欧州や露鵬だって大銀杏を結いまわしを締めたすがたはそんなに違和感がない。

 日本人力士にハングリー精神がなくなり面白い相撲が取れる力士が少なくなってしまった現在、当面、外国人力士にもっともっと活躍してもらうことである。

 そして、やがては「すもう」も「柔道」のように日本発の世界的スポーツとなり、オリンピック種目になればと願う。

 文部科学省は、当面このような国策的見地からも相撲協会に「外人力士規制撤廃」をはたらきかけるべきではないか。

 

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