蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

浜岡原発運転停止要請、菅総理今度こそ頑張れ!

2011-05-06 21:33:02 | 時事所感
5月6日(金)晴れ、暖。

 今夜、BSフジ8時からのプライムテンを視ていたら、冒頭のニュースで、菅首相が記者会見を開き、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所の運転停止を要請したことを発表したことを知った。

 その中で首相は、「文部科学省の地震調査研究推進本部によれば、これから30年以内にマグニチュード8程度の想定の東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫しています。こうした浜岡原子力発電所の置かれた特別な状況を考慮するならば、想定される東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切です。国民の安全と安心を守るためにはこうした中長期対策が完成するまでの間、現在、定期検査中で停止中の3号機のみならず運転中のものも含めて全ての原子炉の運転を停止すべきと私は判断しました。」と語った。
 
 私は、これを聴いて驚いた。これでこそ菅総理大臣だと思った。喝采した。恐らく菅総理大臣になって初めての英断ではないか。

 ところが、このニュースの感想を求められた、今夜の番組のゲスト、僧侶で芥川賞作家の玄侑宗久氏は、いかにも唐突な決定で事前に中部電力側との話し合いがあってのことなのか、その手段が拙劣だとの意味のコメントを述べていた。解説者も同意見だった。

 何故、今回の菅総理の決定に潔く賛意を表せ無いのか。
 事前に調整しようとしたら、中部電力は「はいそうですか」というだろうか。ぐずぐずしているうちに直ぐ、1年や2年たってしまうのが落ちではないか。
 87%の確率という巨大地震が、こちらの協議が整うのを待ってくれるだろうか。馬鹿も休み休みに言えと言いたい。

  記者会見場での質問した記者のも同様だ。少しでも国民にとって好い方向への決定に対して、聞いていれば揚げ足取りのけなす質問ばかりしかしない。
もっと素直に受け止めたらどうだ。「総理、久しぶりの大英断ですね。国民のために万難を拝して初志を貫徹してください。我々も勢一杯応援します」と何故言えないのか。

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