明けましておめでとうございます。新年をいかがお過ごしでしょうか。
新年で思い出すのは黒岩洋志雄先生から伺った昔の本部道場での様子です。稽古始めといっても数人しかそろわず、大先生と一緒に火鉢を囲んで、用意していただいたミカンを一個ずつ食べて年の始めを祝ったという、まことにささやかなもののようでした。聞いたときは、そんなこともあったのかと思っただけでしたが、あとで考えれば意外に家族的で、わたしが黒岩先生と二人でストーブの前でコーヒーをいただいたのも、それと似たようなものでした。
五日は当方の稽古始めですが、新年にあたり『松・竹・梅の剣』とそれぞれにちなんだ体術をやろうと考えています。ちなみに、松は横面打ち四方投げ、竹は正面打ち一教、梅は突きの入り身投げです。なお、松竹梅の剣の動画は本ブログ左欄『黒岩洋志雄先生inペルー』の8分18秒から竹、8分30秒からが梅です。松の動画は出ていませんが相手が振りかぶったところに突きをいれるだけです。
上記動画にない松の剣はじめそれぞれの剣とそれにちなんだ体術は下記からわたしの拙い動画に行けますのでご笑覧ください。ただしこの動画では、竹、松、梅の順になっています。わたしの勘違いかもしれませんが、道友Z氏が黒岩先生から伺ったところによれば、大先生はあまり順番にこだわらなかったので、名と動きを違う組み合わせで教えることもあり、異なる動きで覚えておられる方がいるが全て正解だということでした。そのことを動画作成後に知ったので、黒岩直系として現在は松と竹の順番を入れ替えていますのでご了承ください。
松竹梅の剣
松竹梅の剣 捌きの応用
今年もまたいろいろなことがあるのだろうと思いますが、合気道がもたらす幸福を信じてともに斯道精進に努めてまいりましょう。