やまぼうしの新芽の報告をしてから日が経ち、葉が青々と繁ってきた。
――と思ってよく見たら花も咲いていた。
白さが足りないが、これからもっと白くなるのだろうか。
去年は2回も花が咲くような奇行を見せたのでやや心配している。
住宅業界は顧客獲得のため、それぞれがいろいろな情報を出している。
施主の視点から、こんな情報があったらと面白いというものを列挙してみる。
・ 建築家嫌いな業界人が認めざるを得ない建築家・設計事務所の名前
「建築家」嫌いの業界人は少なからずいて、そういう人々は機会があれば「建築家」を批判している。ただ、「建築家」というか設計事務所にもいろいろタイプがあるわけで、総体として批判的であっても、個別には「評価せざるを得ない」設計事務所はあるのではないか。少なくとも、「まあ認めてやっても良い」とか「酷評するほどではない」という程度のところはあるはずだ。
・ 建築家が評価する設計力・デザイン力のある工務店
「設計は古臭くて、デザインもダサい」などと工務店が十把ひとからげに評価されることがあるが、いろいろ見ているとデザイン・設計力に優れた工務店はちゃんとある。建築家が感心するくらいの設計力のある工務店を知りたい。
・ ハウスメーカー関係者に聞く、自社以外のハウスメーカーベストテン
とかくハウスメーカー営業マンは自社の良さと他社の悪さばかりを語りたがる。しかし内心、評価している他社はあるだろう。どこかで読んだ施主向けの指南に、「複数の営業マンに2番目にいいハウスメーカーはどこか聞くといい」というのがあったが、いっそのこと統計をとってくれるとありがたい。その統計をとる過程で、実は自社製品に自信のないメーカーほど回答率が悪い、なんていう「使える副産物」も得られそうだ。
・ 工務店や建築家に聞く、あまり割高でないハウスメーカー
広告費の大きさや、住宅展示場や営業マンを抱える費用を指摘して、「ハウスメーカーの建てる家は割高になる」という業界人を良く見かける。ただ、その一方でハウスメーカーはスケールメリットで部材を安く調達できるという面もある。そこで、実物のグレードを見て判定してもらって、「割高さ」に乏しい(または割安な)ハウスメーカーをあげてもらう。
実際問題、業界人から上記のような情報は出てこないだろう。自分のビジネスに直接つながらないからだ。
ただ、情報としては間違いなく面白い。ネットで出したら、施主予備軍を引き寄せるコンテンツにはなるように思う。だけど、やっぱり出てこないだろうなあ。