家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

住宅業界に向けたコンテンツの提案――たぶん実現困難

2006年04月13日 | 家について思ったことなど

住宅業界は顧客獲得のため、それぞれがいろいろな情報を出している。
施主の視点から、こんな情報があったらと面白いというものを列挙してみる。

 ・ 建築家嫌いな業界人が認めざるを得ない建築家・設計事務所の名前 
「建築家」嫌いの業界人は少なからずいて、そういう人々は機会があれば「建築家」を批判している。ただ、「建築家」というか設計事務所にもいろいろタイプがあるわけで、総体として批判的であっても、個別には「評価せざるを得ない」設計事務所はあるのではないか。少なくとも、「まあ認めてやっても良い」とか「酷評するほどではない」という程度のところはあるはずだ。

 ・ 建築家が評価する設計力・デザイン力のある工務店
「設計は古臭くて、デザインもダサい」などと工務店が十把ひとからげに評価されることがあるが、いろいろ見ているとデザイン・設計力に優れた工務店はちゃんとある。建築家が感心するくらいの設計力のある工務店を知りたい。

ハウスメーカー関係者に聞く、自社以外のハウスメーカーベストテン
 とかくハウスメーカー営業マンは自社の良さと他社の悪さばかりを語りたがる。しかし内心、評価している他社はあるだろう。どこかで読んだ施主向けの指南に、「複数の営業マンに2番目にいいハウスメーカーはどこか聞くといい」というのがあったが、いっそのこと統計をとってくれるとありがたい。その統計をとる過程で、実は自社製品に自信のないメーカーほど回答率が悪い、なんていう「使える副産物」も得られそうだ。

工務店や建築家に聞く、あまり割高でないハウスメーカー
  広告費の大きさや、住宅展示場や営業マンを抱える費用を指摘して、「ハウスメーカーの建てる家は割高になる」という業界人を良く見かける。ただ、その一方でハウスメーカーはスケールメリットで部材を安く調達できるという面もある。そこで、実物のグレードを見て判定してもらって、「割高さ」に乏しい(または割安な)ハウスメーカーをあげてもらう。


 実際問題、業界人から上記のような情報は出てこないだろう。自分のビジネスに直接つながらないからだ。
ただ、情報としては間違いなく面白い。ネットで出したら、施主予備軍を引き寄せるコンテンツにはなるように思う。だけど、やっぱり出てこないだろうなあ。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
できますよ! (asazuma)
2006-04-13 16:15:33
どうも!朝妻です。





有名シェフが通う

「誰にも教えたくないお店」

みたいな感じもしますが・・・。



garaikaさんがその気になりましたら、

よろこんでお手伝いしますよ。



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火中の栗拾いへのアドバイス (garaika)
2006-04-13 23:28:09
朝妻さん、これは業界人がやるから意味あるコンテンツなのですよ。

建築業界人は自分のテリトリーに入ってくる人には甘言を繰り返しますが、それ以外に進むことについては冷たい言葉を投げかけることが多いです。

プロのそれぞれがそれぞれの立場から、「そっちには進むな」と警告や注意をうながすシーンを見かけますが、それでもその注意された方にリスクをとってでも進みたい人にアドバイスしてくれるシーンを見かけないので、残念なんですよ。

ある方向に批判的であればあるほど、その人はそっち方面のリスクについてよく知っていて、実はリスクを避けるポイントやアイディアがあるんじゃないか、ということなのです。

わかりにくかな。



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承知しております。 (asazuma)
2006-04-14 10:39:02
>これは業界人がやるから意味あるコンテンツなのですよ。



それは重々承知しております。



がしかし、「私がやります!」とも

表だっては言えない気がしたものですから・・・。



それにしても、garaikaさんは私に「やってみたい!」と思わせるようなことを次から次へとエントリーされて、どんどん宿題が増えていっちゃいます。(笑)
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