家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

家づくりブログは残しておきたい

2012年12月08日 | 家について思ったことなど
きまぐれにこのブログのアクセス解析を見てみた。
gooブログのアクセス解析はここ2年ほど、ほとんど見ていなかったので、解析内容がやや充実していることをいままで知らなかった。
それを見て意外かつ、うれしかった報告はこれ↓

昨日1番多かった検索キーワードは越屋根でした

おおお、「越屋根」で検索して覗いてくれる人がいたか、と喜んだ。

越屋根--お気に入りの家のパーツ

を見てくれたのだろうか。建築途中の姿しか出ていないのが申し訳ない。
完成後の写真もあるので興味があったら見てほしい。↓

越屋根の思わぬ効果

閲覧キーワードを見てみたら、「階段の段数」というのもあった。
その名も同じ、階段の段数というエントリを見てくれたのだろう。

ためしに、Googleで「階段の段数」で検索をかけてみたら、なんと、このエントリがトップで出てきた。8年前のエントリなのに。光栄かつうれしいことだ。

このブログ、更新をさぼっているものの、閉じてしまおうとはまったく思っていない。
家づくりというものは様々な形態があり、ただひとつの正解というものはないので、できるだけ様々な情報があったほうがいい。そして過去の情報が役立つ場合は多い。
さらに言えば、過去に現在進行形で書かれた情報(ブログ)は、現在に過去形で書かれた情報(書籍)より、リアルでためになる(はず)。
だから、家づくりブログは(更新していなくとも)できるだけ残されるべき、と考えている。
当ブログの家づくりと同時進行中にあった家づくりブログでいまだに残っているブログは残念ながら少なくなってきた。
一時期、ブログ主の間で家づくりに関して熱い議論のようなものがあったが、対抗軸的なブログ主達のブログより、私の友人のブログの方が多く残っているのは何か考えさせられるものがある。

最近はTwiiterやfacebookが流行ってそちらにシフトしているのかもしれない。実際私もその双方をやっているが、断片的な情報が流れ続けるSNSは、家づくり情報にはそぐわないと思う。
家づくりはどっしりと腰を据えて取り組むべきもので、目先のフローな情報ではなく、しっかりとストックされた情報の方が有用だ。

当ブログは昔のエントリへのコメントも歓迎しているので、現在家づくり中の人、施主予備軍の人がコメントを寄せてくれたりしたらいいなあと思っている(レスポンスが遅くなるかもしれませんが)。

選挙と原発

2012年12月06日 | その他
選挙が近づき、候補者たちの主張がいろんなところで聞こえるようになってきた。
私は昔から原発に否定的な姿勢だが、反原発を声高に主張する候補者の主張が信頼できないのでガッカリしている。自民党が過半数をとりそうな勢いというのが(残念ながら)納得できてしまう。
彼らの言う「すぐさま原発ゼロに」っていう主張はいったい何をしようという政策なのかさっぱり理解できない。
だいたい「ゼロ」って何なのか。
全部廃炉にするっていうこと?
廃炉にするのに何十年もかかるって分かって言っているのだろうか。分かって言っているなら詐欺に等しいし、そうでなくて「すぐにゼロ」に出来るっていうのならその人は魔法使いでしかありえない。
魔法使いなら、選挙などという審判を経由しなくていいからすぐにゼロにしてほしい。やってくれてかまわない。できるだろう魔法なら。
だれが政権をとったとしても、実際に「ゼロ」にする作業をするのは技術者であって、政治家がどうがんばっても「すぐさまゼロ」になんてできない。
人類がそういう技術を確立していないのだからどうしようもないでしょうに。

私が震災前でも原発に批判的だったのは、始めたら簡単にやめられない(止めるのも壊すのも)ということもあった。
だから、原発が実際に存在する状況における原発反対の行動は、(1)原発を増やさせない→(2)原発を減らしていく→(3)ゼロを目指す、というような段階しかとりえないと思っていた。

不幸にして大震災が起きたために、(1)はすでに実現しているに等しい。
震災前の原発反対運動と比べたら格段の進みようだ。震災前はまだまだ原発を増やす方向にあったのだから。
現状で原発を増やそうと主張しているのは確実に少数派になった。
そして自民党ですら(2)の原発を減らしていくという方向性に舵を切っている人の方が増えている。

あきれてしまうのは「反原発」の人達が、「原発依存から脱却し、将来的に原発ゼロを目指します」と(2)の方向性を明言している人に対し、「すぐさま」でないことを理由に「原発推進派」とレッテルを張っていること。
「減らす」ことが「推進」なんて日本語はこれまでに聞いたことがない。

非科学的で情緒的過ぎる「反原発」の言動が支持されていないのに、「みんなまだ騙されている」と評する人達がまたみっともない。
騙されているんじゃなくて、対抗軸として頼りにされてないと気づいてほしい。
「自分たちが正しくて周りが間違っている」っていうのはカルトの主張と変わらない。正しいはずの主張が信頼を得られない理由を自分たちの中に発見しなければ、本当のカルトになってしまうだろう。

情緒的でなく、冷静な姿勢で科学的に確実に原発依存から脱する方策を展開してほしいのですよ。ホントに。