家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

山鳩の巣作り

2013年09月05日 | 我が家のスペシャルな事情


我が家の庭の常連ともいえる山鳩の夫婦が今年もやってきた。
写真に収めた2011年はモミジの木に巣を作ったが(関連エントリ→LINK)、今年はどうやらキンモクセイに作り始めたもよう。

家づくりは楽しいっていうような気持ちはあるのかな。

貧乏性気質は健在

2013年07月10日 | 我が家のスペシャルな事情
全国的な猛暑日といっていい状況であるけれども、我が家はまだクーラーを稼働させていない。
3.11以降の節電意識の強まりはあるものの、相変わらず貧乏性気質が根っこにあるからだ。

とはいえ、我慢大会のように無理しているわけではない。
風通しの良さコダワリを持って建てた家なので、空気が良く動く。
ときおりちょっと強めの風が通り過ぎると、「この心地よさはクーラーでは味わえまい」と逆に優越感を覚えたりする。

おめでたい気質というのも役に立つものなのである。

2012 辰年

2012年01月02日 | 我が家のスペシャルな事情

 謹賀新年

昨年はいろいろなことがありすぎて、逆にBlogの更新がほとんどできなかった(言い訳にならない言い訳)。

2012新年は例年と変わらず、我が愛する古屋に、自前でついた鏡餅を飾り、火鉢に炭を入れ、お屠蘇を飲み、おせちを食べるという日本古来の正月の過ごし方ができた。しめ飾りも父の自製である。
昔は皆がやってたことだが、最近では「文化を守る」くらいの心持ちがないと維持するのは難しいかも、なんて思い始めている。
まあ私は希少なモノ・コトが好きなので、「ものめずらしい」と言われそうな今の状況の方が実は心地よい。
できるだけ続けようと思う。

台風15号による我が家の被害

2011年09月21日 | 我が家のスペシャルな事情

今回襲来した台風15号のすさまじい風雨によって我が家にも被害が出た。
庭木のザクロ(→LINK)が折れてしまったのだ。
樹齢は70年ほどだったと思われる。老木であることはかねて意識していたが、こんなふうに最期が訪れるとは思っていなかった。築60年超の古屋とも長年連れ添ってきた存在であるので、やはり悲しい。
ただ、4年ほど前から根本を同一とする枝木を2代目として育てており、木が無くなってしまうわけではない。
なかなか実をつけない木だったが、今年は2代目が3年ぶりに一つだけ実をつけている(関連エントリ→LINK)。代替りの予感があったのだろうか。
今日は午前で仕事を終わらせたせいか、主幹の最期に立ち会うことができた。こんなこともあるのだ。

いい夫婦の家づくり

2011年09月17日 | 我が家のスペシャルな事情

数日前、娘が「家の木にハトが巣作りを始めたようだよ」と教えてくれた。
今日何気なく外を眺めていると、山鳩が小枝をくわえて古屋の屋根に降りるのを見た。
たしかに巣作りをしているようだ。
しばらく観察していると、庭のモミジに作っていることがわかった。
2階のデッキテラスからそーっと覗いてみると、雌のハトの尾が見えた。作りかけの巣を見守っているのだろう。

          


ちょっと幸せな気分になった。

おそらく、この山鳩夫婦は以前「いい夫婦の日」というエントリ(→LINK1 LINK2)で紹介した山鳩の一族ではないだろうか。

いい家ができることを願う。



隣家の竣工

2011年04月29日 | 我が家のスペシャルな事情

隣家が竣工した。
上棟の報告をこのブログで昨年11月27日にしてから5か月たっている。基礎工事まで入れれば工期は6か月以上になる。
設計・施工は近所の工務店だが、非常に丁寧な仕事ぶりだった。

人間の手作業は丁寧さをどこまでも追及できるため、職人肌の強い工務店ほど時間をかけて作ることになる。

ハウスメーカーの場合は、こんなに工期をかけない。
工期が短いことは仮住まいのコストの面で施主にメリットがある。施工側にとっても労務・人件費面でメリットが大きい。
そのため、工場で均一性のある規格品を一括生産する方式とし、人間が手をかける部分をその分少なくしている。
ハウスメーカーの仕事が雑だというわけではなく、ざっくり言えば規格品的か特注品的かという違いだろう。

私はハンドメイドが好きな人間であり、規格品よりスペシャルなものに興味を持つ嗜好もある(だからこのブログには「スペシャル」と冠したカテゴリが2つもある)ため、人間の手がたくさん入っていること自体に好感を持っている。

気に入ったことは他にもある。
隣家は我が家の南側に建つ。したがって、開口の広い我が家の南面と、隣家の北面の関係でプライバシー面での懸念があった。
ところがこの工務店(と施主)は設計でその点をしっかり配慮してくれていて、隣家の北側の開口はとても控え目なものになっていた。
(写真はワークショップから眺めた隣家)
向こうにしてみれば、こちらからもじっくり見られてしまうことを懸念したのかもしれないけれど…。
いずれにしろ私のこの工務店に対する好感度は非常に高いものになった。

隣家との間には、父がセルフビルドした例の格子状の塀がある(関連エントリ→LINK)。
これは隣家の塀のようにも見えるわけで、隣家にとって悪いものではあるまいと思っている。

隣家とは良好なご近所付き合いをしていきたい。


羽根のない扇風機

2010年05月29日 | 我が家のスペシャルな事情
 ダイソンの「羽根のない扇風機」(エアマルチプライアー)を買った。30cmタイプである。
 昨年から買うぞと決めていたものだ。
 
 先日、秋葉原の家電店にあるのを確認し、自宅近所の家電量販店をのぞいてみたら店頭に並んでいたので、即購入した。

パンフにも書いてあるが機能的メリットは
・掃除・手入れが楽
・風量が微調整できる
というあたり。
 しかしなんといってもウリは画期的技術によってなしえたデザインであろう。
 シンプルなわっかから風が送られてくることの不思議さ、未来感。SF少年だった私(関連エントリ→LINK)を虜にするのに十分だった。
 昨年のオフシーズンに発売されたが、今年のシーズン初期に購入したのだから、アーリーアダプターといえると思う(関連エントリ→LINK)。少なくともわが地域においてはまちがいなくアーリーアダプターだろう。

 さて、商品宣伝とも思われたくもないので、デメリットもあげておこう。
 まず、いいお値段だということ。多少値引きさせても三万円台半ばの金額だった。
 次に、音は思ったより静かではないということ。羽根がない分、音が出ないようにも思うが、それなりの音はある。だいたいダイソンの代名詞ともいうべき掃除機の弱点が音だったはず。無理もないかもしれない。私の感覚では、普通の扇風機とどっこいどっこいという感じ。
 細かなことをいえばタイマー機能もなかったりする。

 私自身は満足しており、人にオススメできるとも思っているが、客観的に見れば「ちょっと贅沢な扇風機」という感じだろう。そのあたりが「キャズム」を越えられるかどうかを左右しそうだ。

 すでに所有している者としては、今後そんなに普及しないほうがむしろうれしかったりする。誰も彼もが持っているものではないという状況を満喫する時間は長い方がいいのである。

板塀計画始動

2010年04月29日 | 我が家のスペシャルな事情
 最近、我が家の南隣にあった小さな工場が操業をやめ、取り壊して更地となった。
 その工場がなくなったことで、我が家の全貌が道路からよく見えるようになった。奥まったところにあった古屋部分も外から目立つようになった。
 これはうれしい面もあるが、困った面もある。リビングにいると、外側からの視線がなんとなく気になるのである。工場がある時はリビングは外からまったく見えなかったのだ。
 この状況は一時的なもので、何か建物が建てば元に戻るはず。しかし、工場の跡地は宅地目的で売り出すと聞き、我が家の塀設置計画が始動した。
 住宅が建てば道路からの視線は防げる一方で、その住民の視線が気になってしまうからだ。

 塀の設置にあたって最初に決まったのは板塀にする、ということ。ブロック塀が我が家の趣味ではないということもあったが、それ以上の理由としては板塀ならセルフビルドができるということだった。
 もちろん、施工するのはスーパー日曜大工の父である。
 基礎部分だけ、親戚筋の土木屋さんにお願いし、ほかはすべて自分がやると、父はすでにやる気まんまん。材料は山小屋関連でつてのできた製材屋さんから調達する。
 ただ、資金を負担する私もどのような塀にするかはちゃんと口出しさせてもらった。

 家族で話し合って決まったのは以下のこと。

・ガレージの戸や、2階デッキテラス部分が木を横に使っているので、塀も材を横に使う。
・隙間を作り風が抜ける構造の塀にする
・高さは、隣地住居の1階の窓からリビングが見えない程度とする(2階からの視線はおそらく縁側上部のガラス屋根が防ぐ形になる)

 さて、どんな塀ができあがるか。5月中には施工を開始する予定である。

梅ほころぶ2010

2010年01月24日 | 我が家のスペシャルな事情
 
我が家の梅が咲いた。
昨年は1月18日に開花報告していることから考えると、やや遅くなったが、一昨年と比べたらやはり早い。
梅が咲き始めると春が意識される。
東北や北海道は真冬であることを考えると、当地方の温暖さが良く分かる。
今日は早朝ウオーキングをしている途中でなんとサクラが咲いているのを見た。しかも2本も。
もともと早咲きの種なのだろうがそれにしても気が早い。
春は待ち遠しいものだが、もう少しゆっくり来てくれたほうがいいようにも思う。



関連エントリ
暖かい冬に考える

クリスマスリース09

2009年12月23日 | 我が家のスペシャルな事情

我が家の2009年バージョンのクリスマスリース。
実はこれ、以前紹介したクリスマスリース2008の改造版だったりする。
骨組みと松ぼっくりは以前とおなじもの。葉っぱと赤い実を足して母が作った。
直径50cmのなかなかにりっぱな大きさではあるが、材料費はタダである。
そもそも2008バージョンでの、本体となった蔓は山小屋近辺から収穫したものだし、松ぼっくりは秘密の場所からひろってきたものである(関連エントリ→LINK)。
今回追加された葉っぱと実といえば、廃物利用である。我が家の植木を手入れしたあとに出てきた柊の葉を利用したのと、その他の木くず類を処分場に持っていったときに、赤い実をつけた樹木がころがっていて、それを分けてもらったという次第。
貧乏性一家によるオブジェと相成ったわけである。

クリスマスがやってきた

2009年11月30日 | 我が家のスペシャルな事情
 
我が家の玄関の飾り棚がクリスマスバージョンとなった。
布製のクリスマスツリーとブリキ製のサンタクロース。
子供たちにはもうサンタクロースからのプレゼントは届かなくなっており、かつてのような(関連エントリ→LINK)わくわくしたムードはないようだが、こうした飾り付けはまんざらでもない様子。今年は例年より早いようだ(2005年は→LINK)。

私といえば、実はクリスマス飾りをあまり早くからやってほしくないクチである。せわしない気がしてくるからだ。年末に向けての様々な仕事や行事が頭をよぎる。

街なかで聞くクリスマスソングが心地よく感じられなくなったのはいつごろからだったろうか。
年はとりたくないものだ。

その他飾り棚関連エントリ→LINK1 LINK2 

秋いろいろ

2009年11月01日 | 我が家のスペシャルな事情

             

先日、父と母が山歩きに出かけ、紅葉の名所で紅葉狩りをしてきた。
母がそれをダイニングテーブルに飾った。
夕餉のとき、なんとなくおかずが増えたような気がしたのは私が食いしん坊だからだろう。
  

我が家のやまぼうしも紅葉中。
赤と黄と緑が混在する時期もなかなかいいと思っている。

             


障子の張替え前の姿

2009年10月18日 | 我が家のスペシャルな事情
何年もさぼっていた古屋の雪見障子の張替えをすることにした。
古い障子紙をはがした図は珍しいので写真に収めた。
今後、父と母が手本を見せながら、家族で張替えをやることになる。
こういう作業って、やっていくうちに慣れてきて、最初の1、2本と比べると最後のほうは手際よくきれいに仕上がるものである。作業が終わればせっかくの技術力の向上はそこで終わり。貧乏性にとってはそれが何か残念なふうに思えてしまうのだ。

建具関連エントリ
「建具の日」――職人の「仕事」を大切に