家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

第三の選択――小用姿勢をめぐるあらたな攻防ライン

2008年02月26日 | 家について思ったことなど
男性の小用姿勢において、かつては立ってするのがあたりまえだったが、最近は座って用をたす人が増えているとの情報は得ていた。ところが、ここへきて、「ひざ立ちション」なる新たな提案がなされたようである。

http://www.j-cast.com/2008/02/25017089.html

上記記事によると、洋式便器で男性が小用するときにひざ立ちしてできるように、ひざを置く台が商品化されているという。
使用方法、詳細は下記サイト参照のこと。
http://www.rakuten.co.jp/kaiteki-ken/1861570/

飛散防止のために放出口と受け口を近づけようという発想は、かつて私が提案した「小用姿勢の問題を解決する便器」の発想と同じだが、こちらのほうが安価に実現できている。
ただ、ズボンを脱がなくても出来るという点で座りションより簡易でいいが、「ひざ立ち」という中途半端な姿勢に甘んじなければならない。
私は「これぞまさに妥協の産物」という感想を持った。
商品説明の絵にあるように、小便器があってもこれを使うのだけは御免蒙りたい。

「立ち」と「飛散防止」の攻防における新たな提案に、世の男性たちはどう反応するだろうか。

大人の仕掛け筆箱

2008年02月24日 | レザークラフト

妻にあげる誕生日プレゼントが完成した。
題して「大人の仕掛け筆箱」。
筆箱のハードユーザーである妻をうならせようと、子供の筆箱並みにいろいろな仕掛けをほどこしてみた。

       

全体のフォルムは筆箱らしく四角い箱にし、ファスナーを平行に2列配置した。
双方の紐をひっぱると筆箱が全開となり、ペントレーのように使える。
さまざまな筆記具をとっかえひっかえ使うときにはこうするといい。

   

片側のファスナーだけを開くこともできるようにしてある。

   

開いたフタ部分(かぶせ)の裏側は小ポケットをつけてあり、クリップやメモリーカードなどを収納できるようにした。

   

下段前後にあるのは引き出しである。
前にはシャープペンの芯やステープラーの玉などが入れられる。
後ろ側の引き出しの底には塩ビシートを張り付けてある。
実はこの部分はポストイットホルダーなのである。「ペン付きポストイットホルダー」はいくつかの種類を作ったが、その主(メモ)と従(ペン)の関係を入れ替えた「ポストイットホルダー付き筆箱」というわけ。


   



こういう筆箱、オーダー品といえどもまずないといっていい。なぜなら縫った部分が非常に長く、とても採算が合わないからだ。
こういうモノは道楽からしか生まれないと思っている。



ポストイットホルダー Kisaragi バージョン

2008年02月09日 | レザークラフト


                

昨年、受け渡しまで終わっているレザークラフト製品を紹介する。
以前のエントリを見てコンタクトしてきた如月雪さん(♀)のオーダーによるポストイットホルダーである。そのエントリにさらに多津丘〆葉さんという方が興味を示していただいたので参考になるかと思ってアップすることにした。

私の革モノづくりは、納期も約束できず、ビジネスとしてやっているわけではないので、くるオーダーをすべて受けるわけではない。
如月さんは、ある機器メーカーの営業職で、自分のビジネスユースとしたいということが受注の一つの決め手になった。
私のものづくりは原則として「持ち歩いて使うもの」を対象としている。そしてユーザーに使い倒してもらいたいと思っている。だからハードユーザーの存在はうれしいことなのである。
そして、依頼されたのがポストイットホルダーであることも受注を後押しした。
これまで、ペン付きポストイットホルダーは6種類作っている(うち一つは純粋なホルダーではなく携帯電話ケースにポストイットホルダーが付随したもの)。改善を加えながら作っているうちにだんだんと完成度が高まってきており、もっと完成度を高めたいという欲が出てきていた。

メールで打ち合わせしてオーダーの大まかな内容を固めた。
・ 75mm×50mmのポストイットを使用する
・ ペン、台紙つき
・ ペンはプラチナの「ポケットボールペン ミニ」
・ 色は黒
・ ステッチは革と違う色にする
こんなことを決めたのち、
ペンホルダーの位置とスナップの見せ方について、こちらから提案させてもらった。
まずペンホルダーを内側に設置することにした。これまでのものは外側にあったため、ストラップのスナップを留めておかないときに、たまにホルダーからペンが抜け落ちることがあったためだ。内側にすることでスナップを止めていない場合でもホールド力がUPし、簡単には抜け落ちにくくなる。

   


スナップについては、ボタンの表面をそのまま「あらわし」にするのではなく、ちょっとオシャレな感じにしてみたかった。
ポイントは「月」。如月というHNからイメージした。三日月の形に革を抜き、いぶし金のスナップボタンの表面がのぞくようにした。冒頭の写真で確認してほしい。
ステッチの色はベージュにしたが、ストラップ部分だけは黒い糸にしている。「月」を邪魔しないよう配慮したつもり。


反省を生かす

2008年02月01日 | 新幹線通勤
本日(2月1日)は私にとって通勤上の要注意日。

2007年2月1日 エピソード 「早く降りてしまった男

2006年2月1日 エピソード 「へろへろ――深夜の大遠足

読み返してみると、もはや「シリーズ」といった感。
これを恒例化しないように、今回は前日から意識して行動した。

そう意識できたのも、人の失敗を楽しんでいる一部の良からぬ読者のおかげ(笑)。

「3度目の正直」とはよくいったものである。