家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

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現場の様子

2004年10月31日 | 建築現場記録
blogをはじめて、初の現場記録になる。

 天気が崩れるとの予報だったので、早朝、現場を見に行った。大工さんはまだいない時間だ。

 外壁の木ズリが9割方、張り終わっていた。だんだんと家に重量感が出てきた。家の中を見ると、断熱材も入れてあった。こちらは6、7割といったところか。
 内側からみると、いまのところ、まだ、構造はむき出しになっている。
手で刻んだ「追っ掛け大栓継ぎ」などを見るとなんだかうれしくなる。
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古屋の良さ--超低低の実力

2004年10月30日 | 我が家のスペシャルな事情
 我が家が壊さずに残す、築55年超の古屋部分について記録しておきたい。

 55年前(1950年手前)というと、戦後間もない時期。物資は不足していたと思う。それでも祖父は建てた。とても丁寧な仕事をする大工の棟梁に頼んだという。床の間がある10畳の和室と広縁だけだが、それだけで家一軒分くらいの資金をつぎ込んだらしい。金持ちの家でもないのになぜそこまでのことをしたのかは、いまとなってはよくわからない。

 当時のことなので純和風の造り。建具を含めて無垢の材料しか使っていない。断熱とか、気密とかそういう思想のない時期の家なので、超低気密・低断熱である。
 立柱方式なので、床下は環境面では家の外部と同じ。時代劇で忍者が忍び込むのと同じイメージでもぐりこめる。まさに前時代の家である。
 
 外部に面した戸も当然木製。使ってあるガラスはなんと手延べガラス。横の方から見るとわずかに波打っている。骨董的価値を見出してくれる人もいそうだ。
内部の障子戸は雪見障子。下の腰板は柾目の幅広な板が使ってある。凝ったつくりではないものの、ちゃんとした職人が腕をふるって作ったことがわかる。

この家は、無垢材しか使っていないので化学物質とは無縁。さらに、スカスカなのでカビや腐朽菌とも無縁。シックハウスとは対極にある。いつも乾燥しているので材の状態もいい。
軒が深く、きつい日差しをさえぎる。風通しもよく、夏は涼しい。
低低住宅のことをけなして、夏暑く冬寒い家などという人間がいるが、この超低低住宅でも夏は涼しい。ウソはつかないで欲しいと思う。

冬は間違いなく寒い。住むという意味では冬はつらい。
ただ、ここは普段、客間として利用しており、家人が寝るわけではない。
正月は長火鉢を囲んで家族でお屠蘇を飲む。炭火にかけた鉄瓶から静かな湯気の音がして、なんともいえないムード。
手元にも火鉢を用意する。時折、「灰ならし」で整えながら炭の火を眺めているとなごむ。この「日本のお正月」をあじわう空間は捨てられない。

人があつまって、たくさん水蒸気が発生しても結露などまったく気にする必要はない。

しっかりと、まっとうに作られたものは価値がある。「低低」をひとくくりにして貶める言説は乱暴だと思う。
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縁側

2004年10月29日 | 我が家のスペシャルな仕様
 設計を依頼した建築家は縁側が大好き。設計した家のほとんどすべてに縁側か、縁側的機能のある空間がある。
 私も縁側はいいと考えていたので、この志向に乗る形で設計を依頼したら、やっぱり縁側がついてきた。

図面の上では「デッキテラス」なんて、ちょっとかっこいい名前にしてあるが、機能としてはまさに縁側である。

 縁側の前は庭。腰掛けてお茶を飲みながら庭を見るという、なごみの場になる。
普通の縁側らしくないのは、ガラス屋根であること。これによって、ちょっとサンルーム気分も味わえそうだ。
縁側は居間と「はきだし」でつながっていて、居間にいると居間自体が広く見える仕掛けになっている。
 廊下としての機能もある。玄関から客間まで、この縁側を通って行ける。我が家の居間はダイニングも兼ねているので、何かと散らかりやすい。そうした空間を通らせずにすむのは助かる。
縁側の床下は収納スペース。庭ぼうきやちりとり、バケツなど、少々ぬれても問題ないものを入れる。

 縁側の役割は大きいのである。出来上がるのが待ち遠しい。
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blogらしくないかも

2004年10月29日 | このblogについて

 そもそもblogは時系列に投稿が並べられる。したがって、blogは日記に向いている。
家づくりに関して利用するのならば、建築記録に使うのがいい。

ところが、この当方のblog、建築記録はよくて1週間に一度になってしまう。
それが単身赴任施主の限界だ。

ということで、別に時系列に並ばなくてもいい、blogらしくない内容が多くなる。


このblogを読んで何か言いたくなったら、過去の投稿でも気軽にコメントやトラックバックしてやってください。
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自然素材を使うわけ

2004年10月28日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
自然素材が流行っている。住宅業界ではさかんに自然素材の使用をうたって営業している。
 特にシックハウス症候群が注目されるようになってきてから、その傾向が顕著になってきたようだ。

 我が家も自然素材を多く使っている。フローリングはナラの無垢板、壁にクロスは使わず漆喰だ。柱や梁などの構造材にも集成材は使っていない。

 ただ、シックハウスを意識したのではない。自然素材の質感が好きというのが主たる理由だ。
 合板より無垢板のほうが裸足のとき気持ちがいい、ビニールクロスの感触が好きではない、そんなところである。

 時間も意識した。化学素材は年月を経ると劣化する。自然素材の場合は、劣化というより、「味」が出てくる。磨きこんだ無垢板は質感という意味では、劣化どころか、最初よりぐっとよくなることもある。合板ではこうはいかない。これは我が家の古屋で学んだことだ。

 少々、大げさだが、最終的には「素材の質感から歴史を感じる家になったらいいなあ」などと考えている。
私が生きているうちはそこまでには到達しそうにないが。
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地震

2004年10月27日 | その他
新潟中越地震で崖崩れの土砂に巻き込まれた母子がいる。お父さんは単身赴任の身だという。
こういうニュースはつらい。
自分だけ離れた場所で難を逃れたけど、家族は――、とか想像するだけで耐えられない。
逆の方がよっぽどいい。

とりあえず男の子が助かったという。
よかった、と言えるのか。お母さんは、女の子は・・・。
家族のことを思うとなにも表現できない。

新潟の人たち、気をつけて。そして、何とか気力を持ち続けてください。

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設計事務所に設計を依頼することになったわけ

2004年10月27日 | 我が家のスペシャルな事情
 我が家は建て替えである。
設計事務所に設計を頼むことにしたのは、いままで住んでいた古い家屋の一部を残すことにしたことが主な理由になっている。

 これまでの家は、築38年経つ部分と築55年の部分がくっついた形になっていた。そのうち、古いほうの築55年の部分を残すことにしたのだ。

 なんで、より古い部分を残すのか? 
古くなることによって風格が出ていたためだ。古いだけあって、化学的な建材は使用しておらず、全部無垢材。軒は深く、なんと立柱方式で縁の下が素通し、すべてが木製建具、という建物である。祖父が腕のいい大工の棟梁に建てさせたという。

 築38年のほうは、間取りとかはそれなりに考えて作ってあったため、使い勝手は悪くないのだが、当時の新建材を使っていて、残念ながら、年月を経て、風格が現われるのではなく、劣化が目立ってきてしまっていた。耐震性に劣ることも懸念材料だった。かつて商売を営んでいたため店舗になっている部分があり、商売をしていない現在、どのみち改築する必要があった。

 そんなことで、古い建物を残すことになった。

じゃあ新しい家屋はどう建てようか、と考えた。
ハウスメーカーは最初から除外した。古い家屋とマッチするデザインの住宅ラインナップのあるメーカーなどない。
 じゃあ、工務店はどうか? 古屋と同じ仕様で建てたら、家としての性能が前時代のものであるにもかかわらず、相当な金額になりそう。しかも、同じテイストの純和風の建物に、とも考えていない。かといって、レンガタイルなど使った最近の工務店が得意とするデザインにされたら、古屋と絶対にマッチしないだろう。
 古屋を生かしつつ、デザイン的にも問題ない建物にしようとしたら、設計事務所に依頼するのが一番いいという結論に達した。

 設計事務所探しは、建築家とマッチングしてくれるプロデュース会社を使った。
何人かの建築家にあってから決めた。この利点についてはまた後日、整理しようと思う。
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単身赴任施主の悩み

2004年10月27日 | 我が家のスペシャルな事情
 私は単身赴任中である。生まれ故郷の地方都市に家族を残し、都会で働いている。
週末になると家族の元に戻る生活。
 こんな環境にもかかわらず、施主として家づくりを進めている。

 建築中の家をじっくり眺めるのは施主の楽しみの一つ。
 家の出来上がり具合が気になって建築現場を毎日でも見たいのに、週に1回しか見ることができず、残念に思っている。

我が家の場合、上棟に2日かけた。2日目の上棟式に合わせて会社を休んだのだが、一番見たかった柱を立てる場面は初日で終わってしまい、見ることができなかった。地元にいれば、作業はともかく、中間の状況を見ることができただろうに。

今年は台風の上陸が過去に例がないほど多いというのに、現場が見られない。この状況もなんとも歯がゆい。超大型の台風22号、23号の時は気が気ではなかった。
 
 家が建つ楽しさを普通の施主のように感じつつ、普通の施主にはない悩みがある。

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blogはじめに

2004年10月27日 | はじめに
 家造りという、人生の中でめったにないイベントの渦中にあって、記録を残しておきたいと思いつき、blogを始めることにした。
施主は単身赴任中で、勤務地と現場を行ったり来たりし、また夢と現実の間を行ったり来たりしている。

 自分の家についての考え方、想いを整理する目的もあり、それを通じて他の家造り関連のブロガーと意見交換ができたらいいかも、などと考えている。

まず、どのような立場の施主であるか、家の概要を書き記す。

建築地 :気候が温暖な地方都市。用途地域は第一種住居地域。
     生まれついてからこの土地で暮らしてきた。
     ただし、施主は現在、単身赴任中。
家族構成:施主夫婦(2)+子供(2)+親夫婦(2)の6人
建物概要:2世帯の専用住宅。建築面積は40-50坪の間。
構造  :木造軸組工法
特殊条件:古い家屋の一部を残している。
設計  :都会の、ある設計事務所
施工  :建設地にある工務店
着工  :2004年7月
竣工予定:2005年1月

どんな家にしたいか:
 家族が仲良く暮らせる家
 長持ちし、長く使うことによって味がでてくる家
 自然から遮断されない家
 生活を楽しむことができる家


 このblogに書き込むことは、あくまで単なる記録や、施主の個人的な考え方であることを付しておく。時には空想や妄想も混じりこむだろう。
ここでの記述が、どこかの誰かの家造りの、何らかの参考になれば幸いであると考えているため、人が読むことを意識した文章とするが、支離滅裂になる場合もありうる。

 こんな姿勢で書き綴っていきます。

追記)当blogは過去記事に対するコメントやトラックバックを歓迎しております。といいうのも、「家づくり」の情報交換はリアルタイムで同期がとれているものどうしである必然性はないと思うからです。お気軽にコメント、トラックバックしてください。

カテゴリの説明については下のエントリをご参照のほど。
http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/c8b3dfcfb114e4f368b6b8d365800b82

「ヘンなコダワリ」の意味は↓
http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/ca61492ebc91645e48d8cb1703ebc21b
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