monologue
夜明けに向けて
 

出陣  



★豊穣の女神は、その名を忘れ、憂刻の騎士は身震いした…
「豊穣の女神」とは疑いなくナイルを氾濫させ豊かな恵みを与えるイシスのはず。
しかし同じ意味で「ほうじょう」と読む漢字には豊壌豊饒などがあるのにどうしてノギ偏の穣を使用しているのだろう。天使が預言で甘い文字使いをするはずがない。それは「穣」が「きびがら」や「よもぎ」を指すから。
偶然なのかなんなのか今丁度、わたしはよもぎ饅頭を食べたところなのだが
「「よもぎ」はもちろん「黄泉黄」で黄金太陽宇宙構造「泉黄泉」の中央「黄」の部分。そういうことで「豊穣」という漢字の組み合わせが選ばれた。
「その名を忘れ」の「その名」から思い出すイシス神話がある。
イシスは強力なパワーを得るためにすでに耄碌している太陽神ラーの力の元である秘密の名を知ろうとしてかれの唾を集め、土と混ぜて蛇を作り噛みつかせてかれの秘密の名前を盗んでその力の一部を奪ってシリウスとなった。ということでかの女が忘れる名とはラーの秘密の名前。
「名」はカタカナの「タロ」ではなく夜と四角「□」の組み合わせ文字。その「夜」は夕(月の意)と亦との合字。「亦」は大とハの合字で「ハ」は両脇。
「憂刻」は夕刻や幽谷、憂国など多くの意味を含んでいるが文字通り直接「憂」を刻むと百と愛で「愛」は既と心の合字。「既」は白ヒと旁「无(むにょう)」の組み合わせ。こうして刻んで出た「憂」の材料を並べると「百、白、ヒ、心、无(感動に息がつまる意)」
「騎士」の「騎」は馬に奇(九四)士は(四)身は(三)「震(フル)」は雨(天)辰(龍)。
このメッセージ全体では、豊穣の女神イシスはラーの力を奪ってシリウスとなり月としても両脇を支えてきた心を亡くしてラーの名の力に頼ることをやめいよいよ自立して枢軸となる。
幽谷(九の世界)に幽閉されていた騎士ホルス(フル)は天の龍となって「愛の上に乗り「憂」とする「百」を刻み愛を復元する。
イシスホルス親子の自立と愛を実現するための出陣が語られているようだ。
fumio

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