monologue
夜明けに向けて
 



 地によって封印が解かれるというので私事にわたって恐縮だが
前回述べたわたしの生家の地名を住所番地まで記したい。
京都市下京区櫛笥通花屋町上ル裏片町183番地
それから高校卒業後、両親が郊外に土地を買って一家で
京都府久世郡久御山町栄2丁目183番地に移転した。
どういうわけか番地は両方とも183であった。
183(イヤミ)と読めるが「シェーッ」で一世を風靡した赤塚不二夫の「おそ松くん」のキャラクターの意味ではないだろう。そう思いたい。どうも83は闇(ヤミ)に関わりがありそうだ。
それから十年間ロサンジェルスで暮らし帰国後現在の住所に落ち着いた。
ここの番地は97-10番地だから83(ヤミ)から離れたように思っていた。
ところが郵便番号が7桁になって333-08-03という番号が割り振られたのだ。
闇(08-03)はついてまわっていた。
ここの97-10番地をクナトと読めばクナトの神サルタヒコ。
こうして、今現在の目で見直すと櫛笥、裏片、久世、久御と意味ありげな語が並んでいる。
櫛笥は大物主(ニギハヤヒ)が蛇の姿で入った箱、裏片は裏の木を割いた右側、久世は九の世、久御は九と三あるいは五。その意味がわかるときがくればわかると用意してあったように思える。わたしはただの偶然を勝手に結びつけて喜んでいるだけなのだろうか。それともだれかがなにかの目的のために裏で働いているのか。いつか闇から放たれるときがくればその答えがわかる。
fumio

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