monologue
夜明けに向けて
 




私的カウントダウンアルバム「水面に書いた物語 」 収録曲の今週のアクセス聴取ランキング
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7月23日(金)~7月30日(金)
ヒット数: 1,171件中
    
順位( )内は前週の順位< >内は前々週の順位 
 
第1位(2)<2>ごめんなさい
第2位(4)<1>あやかしのまち
第3位(1)<4>水面に書いた物語
第4位(5)<7>ときめきFALL IN LOVE
第5位(3)<4>軽々しく愛を口にしないで
第6位(8)<9>はるかなるメロディ
第7位(6)<8>女優(スター)
第8位(7)<6>ラスト・ランデヴー
第9位(18)<11>わかりあえる日まで
第10位(11)<5>マイ・スィート・ライフ
第11位(15)<17>恋すれば魔女
第12位(9)<15>オーロラの町から
第13位(14)<18>素顔のマスカレード
第14位(10)<10>それってⅨじゃない
第15位(13)<14>まことのひかり
第16位(19)<13>しあわせになれる
第17位(12)<16>Stay with me
第18位(16)<19>NEVER GIVE UP!
第19位(17)<12>Sentimentallady”M”
第20位(20)<20>プロセス
第21位(-)<->ひかりのくにへ
第22位(-)<->ハロー!エンドレスドリーム

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  今週もトップが入れ替わってごめんなさいが首位に。ご愛聴感謝。
fumio

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この「スター・ウォーズ」サーガ全編を通して見終わってわかったことは全体の主人公は予言により生まれたアナキン・スカイウォーカーであるということだった。かれはジェダイマスター、クワイ=ガン・ジンがフォースにバランスをもたらす選ばれし者としてタトゥイーン(Tatooine)の奴隷の子として見出した少年でその母シミ(shimi)・スカイウォーカーは夫がいないまま身ごもったという。

  かれがなぜアナキンという名前をつけられたのか、推理してみよう。このドラマの元になったという「隠し砦の三悪人」の「三悪人」を「SANAKUNIN」とローマ字化してみる。初めのSをとれば「AN AKUNIN」となって「ひとりの悪人」になるのだ。物語全体の主人公として父なくして生まれたキリストであり暗黒側に墜ちる存在となりフォースにバランスをもたらす選ばれし者としてふさわしい名前が「AN AKUNIN」からひとつNを抜いてもじった「ANAKIN」だったようである。ジョージ・ルーカス監督はピンポンっと笑ってくれるだろうか。
fumio

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  ジョージ・ルーカスが時代劇好きでその「時代」から「ジェダイ」という善の戦士たちの名を思いついたということを知って「スター・ウォーズ」に出てくるキャラクター名は日本語をうまく変えてそれらしく使用しているなと感心した。あの ヨーダのモデルはルーカスやコッポラ監督の先生だった脚本家、依田義賢氏だから「依田」という文字そのもの。

主役、「ルーク・スカイウォーカー」は「龍宮空歩人」。キャリー・フィッシャーの演じたレイア姫、「レイア・オーガナ」は「霊阿大賀奈」、ジェダイ評議会入会を拒み続ける変人マスターであるジェダイ騎士「クワイ=ガン」は「開眼」その弟子「オビ=ワン ケノービ」は「帯一、剣の美」のようにとれる。

そしてナタリー・ポートマンの演じた14歳でナブーの女王に選出される「パドメ・アミダラ」女王は「把富女 阿弥陀羅」、その夫、「アナキン・スカイウォーカー」は「阿南金空歩人」。暗黒帝国「シス」は「死州」で アナキンがダークサイドに墜ちた存在「ダース・ベイダー」は「堕す瞑蛇」。 ハリソン・フォードの演じた孤独な密輸業者「ハン・ソロ」は「汎独」、 ウーキー族の英雄的戦士、気が優しくて力持ちで毛むくじゃらの「チューバッカ」は「知有莫迦」。とまあ、わたしにはかれらの名前がそんな風な意味をもって感ぜられたのであった。
fumio


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    最初の「スター・ウォーズ」が封切られた1977年5月わたしはアメリカに住んでいてドルビーステレオという音響方式に興味を覚えハリウッドのチャイニーズシアターに見に行った。まだ「エピソード4新たなる希望」という副題はなくただの「スターウォーズ」だった。前評判はそれほど高くなかったがしばらくすると全国的に話題になって大ヒットしだした。そのうち関連商品を子供達がこぞって集めるようになった。そして影響を受けたのが黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』だということを知るとその冒頭の凸凹コンビ太平の千秋実 をC3PO、又七の藤原釜足をR2D2というロボットコンビにしたのは秀逸だと思った。ジョージ・ルーカスは日本の様式美を宇宙に移してこれまでにない音響システムを使用して新たな世界を構築していたのである。

  今月2010年7月に、NHK-BShiで「スター・ウォーズ」シリーズ全作の5.1chによる世界初のエピソード順での放送が行われた。それでやっと全体のストーリーを理解することができた。それはジョージ・ルーカスの構築した新時代の神話だったのだ。
fumio

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  わたしは1976年11月に渡米する際、ボズ・スキャッグスのアルバム「シルクディグリーズ」やボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「ライブ」などお気に入りのアルバムをコピーしたカセットテープとともにカセットテープレコーダーを持参していった。まずZODYSという店で安物のステレオセットを購入してカセットテープレコーダーを接続してそれらのテープを一人暮らしのアパートで繰り返し繰り返し聴いたものだった。そして1977年になるとリタ・クーリッジの「ウイ・アー・オール・アローン」 がヒットして驚いた。それはあのボズスキャッグスの「シルクディグリーズ」に収録された名曲のカバーだった。ビルボードでは11月26日に第7位まで昇った。アルバム「シルクディグリーズ」の一曲としてしか認知されていなかったこの曲はリタ・クーリッジのカバーによって大衆の支持を受けることになったのである。同じ学校のオルガという歌がうまいアルゼンチン女性が歌いたがってわたしにバックのギター伴奏を頼むので譜面を見て弾くとそのコード進行に心を奪われた。オルガはこの曲で「ゴング・ショー」というNBCの番組のオーディションを受けた。「ゴング・ショー」にはその半年ほど前にわたしは「ジョージア・オン・マイ・ンマインド」を歌って出演していた。それでかの女もトライしたのだ。しかしながらこの「ウイ・アー・オール・アローン」を歌いこなすには相当な力量が必要だったのである。選曲のミスか、残念ながらオルガは落ちてしまった。ボズ・スキャッグス もリタ・クーリッジも普通のレベルではなく抜群の歌手だったのだ。
fumio

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アメリカンアイドル、シーズン9の地方予選、アトランタ予選に出てきたGeneral Larry Plattという62才のアフロアメリカンが歌った自作のPants On The Ground がネット上で大反響を呼んでいる。出場資格が16才から28才までのはずなのに出場してきたのはあまりにもおかしすぎるからだろうか。メッセージソングというか内容は「パンツが地面にずれてる、バカに見えるぞ、口に金歯、帽子は横ッチョ、パンツが地面に当たってる。」というもので最近のアフロアメリカンたちの腰パン姿に対する警鐘らしい。笑いこける審査員の中サイモン・カウエルは「ヒットしそうで怖い」と言っていたがユーチューブではものすごいアクセス数を記録している。アメリカではあっちでもこっちでも「パンツ・オン・ザ・グラウンド」と人々が口ずさんでいるらしい。CD化はされなくともすでにヒットしているといえそうだ。
fumio

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私的カウントダウンアルバム「水面に書いた物語 」 収録曲の今週のアクセス聴取ランキング
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7月16日(金)~7月23日(金)
ヒット数:818件中
    
順位( )内は前週の順位< >内は前々週の順位 

第1位(4)<4>水面に書いた物語  
第2位(2)<1>ごめんなさい
第3位(4)<8>軽々しく愛を口にしないで
第4位(1)<2>あやかしのまち
第5位(7)<3>ときめきFALL IN LOVE
第6位(8)<17>女優(スター)
第7位(6)<6>ラスト・ランデヴー
第8位(9)<5>はるかなるメロディ
第9位(15)<14>オーロラの町から
第10位(10)<11>それってⅨじゃない
第11位(5)<7>マイ・スィート・ライフ
第12位(16)<13>Stay with me
第13位(14)<10>まことのひかり
第14位(18)<18>素顔のマスカレード
第15位(17)<19>恋すれば魔女
第16位(19)<16>NEVER GIVE UP!
第17位(12)<12>Sentimentallady”M”
第18位(11)<9>わかりあえる日まで
第19位(13)<20>しあわせになれる
第20位(20)<15>プロセス

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  今週も当然のようにトップが入れ替わって水面に書いた物語  が首位に立った。ご愛聴感謝。
fumio


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エジソンが試行錯誤の末に「メリーさんの羊」を歌って録音再生した機械は蓄音機として商品化されてどんどん進化しわたしが高校を出る頃には、驚異的な進歩を遂げていた。レコードに収録された音をどれだけ忠実に再生するかに血道を開けるオーデオマニアが大量発生繁殖する時代もあったがその裏でテクノロジーの進歩は凄まじく音楽信号をアナログからディジタルに圧縮する時代が来た。そして栄華を誇ったレコードというアナログのメディアはCDというディジタル信号を扱うメディアに切り替わった。

 わたしはその頃、渡米して歌うことを生業(なりわい)としていたが自分自身のアルバム「カリフォルニア・サンシャイン」のミックスダウンにはアナログのテープマシーンではなくその頃出たばかりのソニーのPCMプセッサーを購入してディジタル録音に使用した。
  アナログの象徴としての蓄音機の時代は静かに幕を降ろしわたしたちの記憶の中にノスタルジーとしてしまい込まれたがディジタル機器はこれから様々な方向に大きく発展するのだろう。
fumio

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気が付かないうちに音楽界は進み、レコードがモノラル録音からステレオ録音になったことに伴い、かつての蓄音機は「セパレート型ステレオ」という大きなステレオフォニック再生装置に変貌を遂げていた。時代に遅れまいと父が買ってきたのはトリオという音響メーカーの家具調ステレオでレコードプレーヤーとアンプ、チューナーが一体化したセンターユニットと、大きな左右のスピーカーがあった。そしてその上にエアチェック用にナショナルのステレオテープデッキを置いた。

  父はクラシックの「新世界交響曲」を買ってきてたった一度聴いた。それだけであとはわたしがその装置をずっと使用することになった。蓄音機はずいぶん様変わりしていた。それは箱ではなく時代の先端を走る装置だった。友達の聴かせてくれたレコードプレーヤーに感じたチャチさはなく、音は低音から高音まで美しく迫力があり立体感、臨場感があった。それからわたしも小遣いでレコードを買う羽目になったのであった。
fumio

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 今にして思えば父がわたしに音楽を聴くために初めに買い与えた道具がレコードプレーヤーではなくテープレコーダーであったことはわたしのその後の人生を大きく左右した。オープンリールのテープを切ったり貼ったりして好きなように編集することは結局プロのスタジオレコーディング技術者のする仕事と同じだった。録音した番組を何度も聞き返し全米のベスト10をノートに付けたり、その頃流行っていた歌詞のわからないイタリヤ語やフランス語の歌の歌詞をカタカナで書き取って真似て歌った。ギターブームの時初めて買ってもらったギターはガットギターだったがエレキギターが流行るとナイロン弦の代わりにスチール弦を張ってテープレコーダーのマイクをサウンドホールに入れてテープレコーダーをアンプ代わりに使ってそれらしい音を出したものだった。

  わたしは蓄音機(レコードプレーヤー)から出る音を聴く、受け手の立場ではなくテープレコーダーを様々に工夫して使い、音を作り録音して聴いてもらう立場に進んでいったのである。
fumio

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 晩生(おくて)というか、わたしが蓄音機の進化形であるレコードプレーヤーなるものを初めて見たのは高校に入ってからのことだった。同じクラスの洋楽好きが集まって盛り上がっているとレコードを聴かせてやるからみんなで家に来いというのだ。わたしは小遣いでレコードを買ってまで音楽を所有したいと思ったことはなく好きな歌を聴く方法はテープレコーダーに録ったものを再生するだけだった。それで別に不満はなかった。その友達の家に集まるとかれはレコードプレーヤーで最近買ったというパット・ブーン(Pat Boone)の スピーディー・ゴンザレス をかけてくれた。終わるとその裏の「愛のロケット」をかけてA面B面を何度もくりかえし聴かせてくれた、だがそれはなにかあっけないような気がした。初めて 見るレコードプレーヤーというものは、重厚で高価な手の届かない不思議な箱という小学校時代のわたしの印象の中の蓄音機とは大きくかけ離れて軽薄で安価な印象になっていた。

 わたしは持参したテープレコーダーで録音しておいたカウントダウン番組「9500万人のポピュラーリクエスト」のテープを聴いたりみんなのバカ話を録音再生して楽しんだ。小学校時代の夏休みの体操につながる蓄音機に対する憧れはこの日消え去ってしまったようだ。
fumio

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わたしはテープレコーダーの仕様書を読んで今度は入力端子をラジオのスピーカーの端子に接続して音楽番組など様々な番組を録音し始めた。音楽を聴くにはそれで十分で依然としてわたしの家にはレコードプレーヤーはなかった。

 そしてうちに母の母であるオバアチャンが遊びに来たとき、テープレコーダーに録音するからなにか歌って下さい、と頼んだ。すると少しはにかみながらなにやら娘時代に歌ったらしい歌を歌ったが再生してみせるとこんなはずはない、とがっかりしていた。だれでも日頃、自分の声は骨伝導で聴いているのでいい響きと思っているのだがテープレコーダーで再生された音はそのままの音を空気伝導でありのままに聴くのでひどいように思ってしまうのだ。それで録音された歌手の声はリバーブやエコー、ボーカルエンハンサーなどなど多くの機材で聴きやすく処理されるのだ。せっかく、歌に自信を持っていたオバアチャンに悪いことをしたような気がした。
fumio


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私的カウントダウンアルバム「水面に書いた物語 」 収録曲の今週のアクセス聴取ランキング
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7月9日(金)~7月16日(金)
ヒット数:1,213件中
    
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第1位(2)<4>あやかしのまち  
第2位(1)<2>ごめんなさい
第3位(4)<3>水面に書いた物語
第4位(8)<5>軽々しく愛を口にしないで
第5位(7)<12>マイ・スィート・ライフ
第6位(6)<8>ラスト・ランデヴー
第7位(3)<6>ときめきFALL IN LOVE
第8位(17)<7>女優(スター)
第9位(5)<1>はるかなるメロディ
第10位(11)<11>それってⅨじゃない
第11位(9)<14>わかりあえる日まで
第12位(12)<15>Sentimentallady”M”
第13位(20)<16>しあわせになれる
第14位(10)<18>まことのひかり
第15位(14)<10>オーロラの町から
第16位(13)<9>Stay with me
第17位(19)<17>恋すれば魔女
第18位(18)<13>素顔のマスカレード
第19位(16)<19>NEVER GIVE UP!
第20位(15)<20>プロセス

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  このところ毎週トップが入れ替わって今週はあやかしのまち が首位に立っている。ご愛聴感謝。
fumio


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   ある日、父の友達で機械いじり好きのオマーチャンに向かいの家の離れに喚ばれた。なにかの機械を組み立てたらしくこのマイクの前でなにか喋ってくれ、という。わたしはどうしたらいいかわからずその時チューインガムを噛んでいたのでクチャクチャ音を立て、アホとかなんとかわけのわからない言葉を口走った。するとオマーチャンはわたしの立てた音を再生して聞かせてくれた。それはテープレコーダーという機械らしかった。帰宅した父にオマーチャンはわたしの声を聞かせた。その時わたしはわけのわからないことを口走っている自分の声を人に何度も聞かれるのがとても恥ずかしくなった。

 そしてしばらくして、父がナショナルのテープレコーダーを買ってきてこれを使え、と言った。友達のオマーチャンの自作テープレコーダーに触発されたらしかった。うちでも生活必需品ではないそんなものが買える時代になっていたのだ。わたしはテレビのスピーカーの端子にテープレコーダーの入力端子を接続してその日、映画「禁じられた遊び」が放映されていたので録音した。何度も再生してその主題曲を弾くナルシソ・イエペスのギターの音色に魅せられた。それが自分で聴きたい音楽を自分の意志で聴いた最初であった。
fumio

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やがてわたしが中学生になる頃には時代は進み社会のインフラが整備されて人々の生活も豊かになってきた。「電気掃除機というものがあるそうやで」という母の言葉に本当にそんなものがあるのか、と驚いたことがあった。しかしいつのまにか扇風機、洗濯機、冷蔵庫、などなど白物家電が各家庭に並び気が付くと娯楽の王者であったラジオや映画からテレビがその座を奪っていた。そしてかつて蓄音機と呼ばれた箱はその頃レコードプレーヤーと名前を変えていた。それでも音楽を聴くのにはラジオテレビで十分で特に家で自分が好きな音楽を聴こうとは思わなかったのである。
fumio

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