てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま2021.9.18. 「死刑は有りか?無しか?」

2021年09月01日 20時50分01秒 | 開催予定
9月は「死刑」について問い、考え、語り合いたいと思います。

てつがくカフェ@ふくしま2021.9.18.
【テーマ】「死刑は有りか?無しか?」
【日 時】2021年9月18日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp







今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。



さて、今回は参加者の方からリクエストのあった

「死刑」がテーマとなっております。



「死刑」は生命を奪う究極の刑罰であるため、

人道的また人権保障の観点から

国際的に死刑を廃止している国が多いのが現状です。



一方、日本は主要先進国の中でも

死刑制度を維持する数少ない国の一つとなっております。



また2018年に行われた死刑制度に関するアンケート調査では

死刑容認派が多数を占める結果となりました。



死刑制度の存続と廃止に関するそれぞれの主張について

こちらの資料でまとめられていたので、一部抜粋して紹介します。


【死刑廃止の立場】

・ 残酷で野蛮な刑法であるため

・死刑廃止は国際的潮流だから

・一度執行すると取り返しがつかないから(冤罪問題)

・死刑に犯罪を抑止する効果が果たしてあるのか?

・どんな凶悪な犯罪者であっても更生の可能性はある


【死刑存続の立場】

・人を殺した者は、自らの生命をもって罪を償うべき

・国民の一般的な法感情として死刑は妥当という考えがある

・冤罪が許されないのは、死刑以外の刑罰も同じ

・死刑制度の威嚇力は犯罪抑止に必要

・凶悪な犯罪者による再犯を防止するためにも必要




上記のように死刑制度をめぐる議論は、

専門家の中でも意見が分かれており、

また宗教、哲学、国情などが複雑に絡む極めて重いテーマであるため

現在に至るまで、様々な論点をめぐり対立してきました。



そんな存続論と廃止論の溝が深い

「死刑」という刑罰について

法学者や犯罪心理学者といった

その分野のエキスパートではなく、

専門的な知識がなくても参加できるてつがくカフェという場で

皆様と一緒に議論していきたいと思います。




「てつがくカフェ@ふくしま」は

死刑制度に賛成の人も反対の人も

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。