てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」

2019年01月18日 15時28分14秒 | 開催予定
またもや告知が遅れてしまい申しわけありません。

会場は確保してあるのですが、最近テーマがなかなか思いつかなくて…。

テーマを決めずに、集まったメンバーでその日のテーマを何にするかも話し合う、

というやり方も考えてみたのですが、その場合どう告知したらよいかがよくわからず…。

困ったあげく、今「科学技術と環境の倫理学」という授業を開講中なので、

それに寄せて環境倫理学的なテーマを立ててみました。

てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.
【テーマ】「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」
【日 時】2019年1月26日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター 多目的ホール
      チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物も無料)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】onohara@educ.fukushima-u.ac.jp




環境倫理学は、自然環境を守るために、

人間ばかりでなく、動物や自然にも権利を認めてそれを守るべきだとか、

今地球上に生きている現在世代だけでなく、

誰も実際に会うことのない未来世代のために、

持続可能な地球を残していくべきだと主張しています。

それはとても真っ当な教えであり、誰もが建前上は賛成しますが、

しかし、ではそのために資源の利用や廃棄物の排出をただちに制限し、

現在私たちが享受している利便性を断念し、生活水準を切り下げよと言われると、

なかなか実行できるものではありません。

私たちは、物言わぬ動物や自然物、今ここに居ない未来世代のために、

自分たちの今の生活を犠牲にしなければならないのでしょうか?



学生たちも、自然や未来世代を守る必要があるとは思いつつも、

本音の部分では環境倫理学の教えを実行するのはムリだと考えているようです。

そもそも私たちにはそんな義務や責務があるのか、

あるのだとして、どうやったらそれを実行することができるのか、

ぜひみんなで考え、話し合ってみたいと思います。

「てつがくカフェ@ふくしま」は、

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。