てつがくカフェ@ふくしま

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対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま2018.6.16.「日本のスポーツはこれでいいのか? どうしたらいいのだ?」

2018年05月27日 22時32分35秒 | 開催予定
前回のアフターカフェや懇親会の場で、
次回テーマについていろいろと意見をくださった皆さま、誠に申しわけありません。
いくつか具体的な案をいただいていましたが、
世間がこう騒がしくなってはできるだけ早く話し合わないわけにいきません。
もともと相撲の今後について語り合いたいというご意見もあったわけですが、
ある方から自分が参加できないうちはそのテーマは待っていてほしい、
という要請もいただきまして、次回は田舎問題か会津問題にしようと、
ほとんど趨勢は決まっていたわけですが、
今回も世話人の独断で別のテーマに急遽変更させていただくことにしました。

これまでもスポーツ界においてはさまざまな問題が起きていましたが、
それにしてもこのところは、政治の失態を覆い隠そうとでもするかのように、
立て続けに世間を騒がす大事件が頻発しています。
相撲に関しては昨日今日始まったことではないのでもう慣れっこでしたが、
それでも今回のように、
角界を二分するような騒ぎにまで発展するとは思っていませんでした。



レスリングにおけるパワハラ問題ははたして決着はついたのでしょうか、
まだだとしたらどう決着がつくのでしょうか。
オリンピックで4連覇を果たした英雄とその指導者との確執ということで、
これまでにあまり聞いたことのないような事態に驚かされました。



そして、学生スポーツの世界で起きたアメフトの悪質反則問題。
スポーツの世界において、わざと相手選手をケガさせるような反則行為なんて、
そんなことがあっていいのでしょうか。
ただでさえスポーツにケガはつきものなのに、故意にそれを狙うなんて。
そんな行為がありえるとしたら誰がスポーツなんかやるのでしょうか。
しかもそれを指導者が指示したなんてことがあったとしたら。
あるいは本当に指導者と選手のあいだの行き違いがあったとしても、
そもそもそんなレベルで行き違いがあっていいような問題なのでしょうか。
あまりにもお粗末で、
かつスポーツの存在意義を根底から揺るがすような行き違いです。
それが大学という高等教育の場で生じたことに驚愕を禁じえません。



これらの問題を総合的に扱いたくて今回のテーマを考えてみました。
最初は、そもそもスポーツは人を健全にするのかとか、
スポーツマンにスポーツマンシップを求めるべきか、
みたいなスポーツそのものの存在意義を問うテーマを考えたり、
スポーツにおける商業主義(金儲け主義)や勝利至上主義について
問うようなテーマを考えていましたが、
世界的にスポーツに対する疑念が広まっているふうでもないようなので、
「日本のスポーツ」というように限定して問いを立ててみました。

てつがくカフェ@ふくしま2018.6.16.
【テーマ】「日本のスポーツはこれでいいのか? どうしたらいいのだ?」
【日 時】2018年6月16日(土)
      16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A-2会議室
      チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物も無料)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】onohara@educ.fukushima-u.ac.jp


あまりいい問いになっていないのは重々承知しています。
現代スポーツ一般の問題なのか、日本スポーツに固有の問題なのかも、
実際のところよくわからずに問いを立てています。
平昌オリンピックにおいて極寒の深夜に試合が行われていたというのは、
現代におけるスポーツのあり方一般に関わる問題だと思いますが、
最近ニュースになるような指導者と選手の関係をめぐる問題というのは、
スポーツ一般に関わる問題というよりは、
未だに生き残っている旧態依然とした「日本的」スポーツ指導者
に固有の問題であるようにも思います。
とりあえず今回は「日本の」という限定を付けてみましたが、
そうした限定が必要なのかどうかも含めて考えていただければと思います。

今回も会が始まる時に軽いアイスブレイクを行おうかと思っておりますし、
会の終了後には、希望者の方に少し会場に残っていただいて、
雑談タイム的な時間を設けてみようと思っております。
初めての方でも参加しやすい工夫を試してみるつもりですので、
お気軽にいらしてみてください。
「てつがくカフェ@ふくしま」は気軽に対等に、
安心して何でも話し合える場です。
皆さまのご来場をお待ち申し上げております。

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