奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2666)

2023-12-11 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「新しい戦前~この国のいまを読み解く(内田樹&白井聡共著・朝日新書2023刊)」を読んだ。内田樹(うちだたつる1950生れ)氏は、東大(文学部/仏文科)卒/東京都立大学大学院(人文科学研究科)博士課程中退。専門はフランス現代思想/武道論/教育論。神戸女学院大学名誉教授/昭和大学理事。“私家版ユダヤ文化論”で小林秀雄賞/“日本辺境論”で新書大賞受賞/執筆活動全般で伊丹十三賞受賞。白井聡(しらいさとし1977生れ)氏は、早大(政治経済学部)卒/一橋大学大学院(社会学研究科)博士後期課程単位取得退学/博士(社会学)。著書に“永続敗戦論/戦後日本の核心”がある。思想史家/政治学者。京都精華大学准教授。---------

この本「新しい戦前」の目次は次の通り。“戦争できる国になると云うこと”、“凋落する覇権国家の行方”、“加速主義化する日本政治”、“自分らしさと多様性の物語”、“日本社会の何が幼稚か”、“暴力の根底にあるもの”、“この国は何処へ向かうのか”---------

この本「新しい戦前」の内容紹介文は次の通り。新しい戦前どころか/もはや戦中だ。加速主義化する/この国の今を問う。防衛政策を大転換した岸田政権の狙い/覇権国家アメリカの凋落/激化する米中対立や泥沼化するウクライナ戦争が意味するものとは。10年超続く日本政治の“1強体制”は/社会に何を齎したのか。知の巨人と気鋭の政治学者が/この国と世界の行く末を読み解くと共に/混沌とする時代に取るべき策を徹底検証する。--------

白井聡氏は一人で十分に実力を蓄えておられるが/この本「新しい戦前」では、大御所/内田樹氏の考えを取り込もうとされたのであるようだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2665)

2023-12-10 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「オープンサイエンスにまつわる論点~変革する学術コミュニケーション(南山泰之編・樹村房2023刊)」を読んだ。南山康之(みなみやまやすゆき)氏は、2005中央大学(法学部)卒/2022総合研究大学院大学(複合科学研究科/情報学専攻)博士課程修了/博士(情報学)。2005国立極地研究所(情報図書室)/2007~2008第49次南極地域観測隊に参加/2011~2014東大(駒場図書館)/2014~2018国立極地研究所(情報図書室)/2018~2019東京財団(政策研究所)を経て、国立情報学研究所(オープンサイエンス基盤研究センター)特任助教。専門はデータキュレーション。---------

この本「オープンサイエンスにまつわる論点」の目次は次の通り。“オープンアクセスから見たオープンサイエンスと本書の位置付け”、“オープンアクセス(実現モデル/APC)”、“研究データ共有(研究データ管理/RDM/研究データの利用)”、“学術コミュニケーションを支えるオープンなインフラ(プレプリント引用)”、“その他の論点(異版にまつわるエトセトラ/Access Brokerと呼ばれても)”-----------

この本「オープンサイエンスにまつわる論点」の内容紹介文は次の通り。伝統的なオープンアクセスの視座を踏まえつつ/研究データ管理/プレプリント/次世代リポジトリと云ったテーマを組み込んだ。オープンサイエンスの概念の広がりや現在の論点を整理し/読者が構造的に理解できるよう工夫した一書。----------

この本「オープンサイエンスにまつわる論点」の監修は、情報科学技術協会であり、主要な著者は次の通り。佐藤翔(さとうしょう)/筑波大学大学院(図書館情報メディア研究科)博士課程修了/博士(図書館情報学)/現在は同志社大学准教授。林和弘(はやしかずひろ)/東大大学院(理学系研究科/化学専攻)/修士(化学)。現在は、文科省(学術政策研究所/データ解析政策研究室)室長。------

理系の学問はデータが勝負である。DNAの二重螺旋構造を証明したX線写真を撮ったことで有名な女性研究者は利用されるだけに終わった。この事例は典型的である。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2664)

2023-12-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「進化するサバ缶詰~サバ缶ブームによる新しい変化(松浦勉著・農林統計協会2021刊)」を読んだ。松浦勉(まつうらつとむ1952生れ)氏は、1975長崎大学(水産学部)卒/1976水産庁入庁。科技庁(海洋開発課)/鳥取県(農林水産部)/宇宙開発事業団に出向した後、1999中央水産研究所主任研究官/2006博士(水産科学/北大)。2013同研究所研究開発専門員。---------

この本「進化するサバ缶詰」の目次は次の通り。“水産缶詰におけるサバ缶の位置づけ(缶詰はヨーロッパで誕生)”、“サバ缶ブームの発生過程(平成は健康ブーム)”、“サバ缶料理の動向”、“サバ缶の生産/消費/販売の動向(江戸時代の食文化/10月10日は缶詰の日)”、“サバ缶ブームによる新しい変化(水産高校のサバ缶製造/冷凍サバ類の海外輸出)”、“青魚缶詰とサンマ缶/イワシ缶の動向(鯖サミット2019in八戸/サンマ缶の生産量が激減/3回のイワシ缶ブーム/イワシ缶需要喚起による青魚缶詰の連携強化)”、“サバ缶の進化”、“進化するポルトガルの水産缶詰”、“おわりに”-------------

この本「進化するサバ缶詰」の内容紹介文は次の通り。2018にサバ缶ブームと呼べる現象が起きた。各種の賞に選ばれるなど/サバ缶は平成年間の健康ブームの中でも特にインパクトの大きい社会現象であった。本書はサバ缶ブームの経緯を纏め/他の青魚缶詰への影響/ブームによるサバ缶を取り巻く環境の変化を分析する。---------

鯖アレルギーになる人も多い中/TVで健康食品の代表として価格の安さも有り/鯖が注目されて/手軽に料理に使えるサバ缶に人気が集まったのだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2663)

2023-12-08 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「定年後にもう一度大学生になる~一日中学んで暮らしたい人のための“第2の人生”最高の楽しみ方(瀧本哲哉著・ダイヤモンド社2022刊)」を読んだ。瀧本哲哉(たきもとてつや1956生れ)氏は、大学を卒業後/金融機関に36年間勤務。56歳になってから/受験勉強を続け/59歳で京大(経済学部)に合格。現在は京大大学院(経済学研究科)博士後期課程在学中。-----------

この本「定年後にもう一度大学生になる」の目次は次の通り。“はじめに(学びそのものが目的になると/大学生活はこの上なく楽しい)”、“二度目の大学生は/第二の人生を豊かにする”、“大学生になって新たな自分に出会う”、“お薦めは学部からの入り直し”、“お金・家族・健康のこと”、“中高年が大学合格を勝ち取る秘訣”、“人生二度目の大学受験体験記”、“おわりに(幅広い年齢層の入学が増えれば/大学はもっと活性化する)”--------

この本「定年後にもう一度大学生になる」の内容紹介文は次の通り。59歳で京大に入学し/卒業代表に選ばれるほど勉強にのめり込んだ著者が語る/定年後の過ごし方に悩む全ての人に贈りたい究極の“学び直し”ガイド。“家族をどう説得すべきか/入試をどう突破すればいいのか”と云った/二度目の大学生が直面する問題の解決法を網羅。“もっと勉強しておけばよかった”と後悔しないためのガイド。----------

瀧本哲哉氏は、定年直前に退職して/大学生になられた。文系学部の経済学科だから可能であったのだろうと思った。理系は若い年齢でないと理解も遅く/無理だが/その点/文系の学問は可能であることを/実証して下さったと思った。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2662)

2023-12-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「柴犬のいるお宅」について。----------

奈良県北中部/近鉄奈良線の最寄り駅(徒歩10分圏)近辺の邸宅(200坪)には/広いお庭があり/其処に柴犬(しばいぬ)が飼われている処がある。---------

良く見掛けるのは/赤毛の柴犬と白毛の柴犬の2頭が/門柱門扉の直ぐ内側に留まり/お庭番と云うか/泥棒避(よ)けとして役だっている。-----------

最初の内は/門扉の隙間から覗き込むと/2頭の柴犬は吠(ほ)えていたが/半年も経たないうちに/吠えなくなった。--------

勿論/ご主人が玄関に現われると/お仕事に励む姿勢を見せるべく/急に消魂(けたたま)しく吠えるので/結構上司の居る際の部下の態度と似ている点が面白い。---------

或る日/ご主人が門扉の傍で/赤毛と白毛の柴犬と遊んでおられたので/偶(たま)に見掛ける黒毛の柴犬について尋ねると/赤毛(雄)と白毛(雌)の子だと教えて下さった。---------

同時に3頭を見掛けないのは/喧嘩をするので/親犬と子犬を離しているとのことであった。広いお庭なので/奥の庭と入口近くの庭に分けて飼われている模様だ。--------

柴犬は日本原産の犬種で/天然記念物に指定されているとのこと。----------

お邸の広い庭に放し飼いにされていて/午後になると/寝転がって昼寝をして事が多く/足音を聞いても知らんぷりをし/賢いので人畜無害の人物だと認識すると/中々に相手をして呉れない。--------

洋犬と違って/和犬は地味な印象だが/柴犬は賢そうで人懐っこいところが/人気のヒミツのようだ。

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