北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「伊集院静」について。---------
先日(2023.11.25)/伊集院静逝くとのニュースが流れた。--------
伊集院静(いじゅういんしずか1950.2.9~2023.11.24)は立教大学(文学部/日本文学科)卒。1992.7.15“受け月”で直木賞を受賞。作家/作詞家として活動した。----------
早生まれだから3学年構成と解釈すれば団塊の世代の一員と云えるだろう。だからこそ/団塊の星の一人であったと考えられる。---------
裕福な在日家庭に育ち/プロ野球を目指して立教大学に進学するが/肘を壊して野球部を退部する。--------
広告代理店に就職し/CMディレクターとして活躍する。(私生活では最初の結婚/1980離婚)--------
1981“皐月”で作家デビュー。“機関車先生/海峡”の作品がある。--------
1984.8.27女優/夏目雅子(なつめまさこ1957~1985)と結婚するが/1985.9.11白血病により急逝。---------
以後数年/作詞はしていたが自暴自棄の生活を送った。色川武大(阿佐田哲也)の励ましで/小説執筆の力を回復した。----------
直木賞受賞後の1992.8.7女優/篠ひろ子(しのひろこ1948生れ)と結婚し今に至る。--------
凡人の目から見ると/伊集院静はイケメンで背も高く/文武両道で頭も良く/女性にモテモテだから/羨ましくはあるのだが/夏目雅子の喪失から立ち直る姿も/作品で見せてくれたし/だからこその団塊の星であったのだろうと思った。-------
1980東映映画“203高地”で夏目雅子はあおい輝彦の恋人を演じるなど/夏目雅子をスクリーンで観た人は/今もその美貌を忘れ得ない。伊集院静はその巨星/巨魁の喪失感で苦しんだ。やがて篠ひろ子の愛で救われるのだが/男冥利に尽きた人生であったことだ。----------
1985/8.12日航123便墜落事故/9.11夏目雅子急逝/11.2阪神タイガース日本一。奇(く)しくも(2023.11.5)38年振りの阪神タイガースの日本一を知り/伊集院静は何を思ったのだろうか。