奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2671)

2023-12-16 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「伊集院静」について。---------

先日(2023.11.25)/伊集院静逝くとのニュースが流れた。--------

伊集院静(いじゅういんしずか1950.2.9~2023.11.24)は立教大学(文学部/日本文学科)卒。1992.7.15“受け月”で直木賞を受賞。作家/作詞家として活動した。----------

早生まれだから3学年構成と解釈すれば団塊の世代の一員と云えるだろう。だからこそ/団塊の星の一人であったと考えられる。---------

裕福な在日家庭に育ち/プロ野球を目指して立教大学に進学するが/肘を壊して野球部を退部する。--------

広告代理店に就職し/CMディレクターとして活躍する。(私生活では最初の結婚/1980離婚)--------

1981“皐月”で作家デビュー。“機関車先生/海峡”の作品がある。--------

1984.8.27女優/夏目雅子(なつめまさこ1957~1985)と結婚するが/1985.9.11白血病により急逝。---------

以後数年/作詞はしていたが自暴自棄の生活を送った。色川武大(阿佐田哲也)の励ましで/小説執筆の力を回復した。----------

直木賞受賞後の1992.8.7女優/篠ひろ子(しのひろこ1948生れ)と結婚し今に至る。--------

凡人の目から見ると/伊集院静はイケメンで背も高く/文武両道で頭も良く/女性にモテモテだから/羨ましくはあるのだが/夏目雅子の喪失から立ち直る姿も/作品で見せてくれたし/だからこその団塊の星であったのだろうと思った。-------

1980東映映画“203高地”で夏目雅子はあおい輝彦の恋人を演じるなど/夏目雅子をスクリーンで観た人は/今もその美貌を忘れ得ない。伊集院静はその巨星/巨魁の喪失感で苦しんだ。やがて篠ひろ子の愛で救われるのだが/男冥利に尽きた人生であったことだ。----------

1985/8.12日航123便墜落事故/9.11夏目雅子急逝/11.2阪神タイガース日本一。奇(く)しくも(2023.11.5)38年振りの阪神タイガースの日本一を知り/伊集院静は何を思ったのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2670)

2023-12-15 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「六十一歳免許を取って山暮らし(平野恵理子著・亜紀書房2023刊)」を読んだ。平野恵理子(ひらのえりこ1961生れ)女史は、武蔵野美術大学卒。イラストレーター/エッセイスト。山歩きや旅/歳時記のイラストとエッセイの作品多数。著書に“五十八歳山の家で猫と暮らす/わたしはドレミ/にっぽんの歳時記ずかん/手作り二十四節気/草木愛しや花の折々/こんな季節の味話”、“きょうは何の記念日/366日じてん”、“あの頃家のテレビは白黒だった/庭の無い園芸家/身辺雑貨/東京散歩術/散歩の気分で山歩き/きもの着ようよ”、児童書に“ごはん/お雛祭りのちらし寿司/和菓子の絵本”、共著に“料理図鑑/生活図鑑/イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑”がある。---------

この本「六十一歳免許をとって山暮らし」の目次は次の通り。“自動車運転免許取得報告”、“山のインフラストラクチャー”、“黄色スズメバチ営巣事件”、“あずさ55号に乗り遅れるな”、“動物さん/こんにちは”、“発作的真夏の早朝散歩”、“アイドライブ/マイカー”、“予言の鳥/COVID-19@小淵沢”、“花苗を買いに”、“屋根裏部屋を片付ける”、“年越しアバラ骨折り損日記”---------

この本「六十一歳免許をとって山暮らし」の内容紹介文は次の通り。最初はおっかなびっくり公道に出ていたが/少しずつ行動範囲は広がり/ホームセンターや道の駅/今まで自転車とご近所さんに頼っていた場所へ/何時でも行ける。5年を過ぎた山での暮らしは/水の確保と排水と/スズメバチの巣の退治や/書庫作りと/更にはじんわり忍び込むコロナ禍と/用事には事欠かない。---------

平野恵理子女史は、親から譲り受けた小淵沢の別荘を/日常の住処として/既に5年経つと云う。その間に/免許を取ったりして/生活に馴染んでおられる。その日々を綴ったのがこの本「六十一歳免許をとって山暮らし」なのだ。軽井沢なら敷居が高そうだが/山梨県の八ヶ岳山麓の小淵沢と云う処が羨ましくもある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2669)

2023-12-14 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「ボクもたまにはがんになる(三谷幸喜&頴川晋共著・幻冬舎新書2023刊)」を読んだ。三谷幸喜(みたにこうき1961生れ)氏は、日大(藝術学部/演劇学科)卒。舞台/映画/テレビドラマと多方面で執筆活動中。主な作品に映画“ザマジックアワー”、舞台“君となら”、ドラマ“警部補/古畑任三郎”シリーズなど。頴川晋(えがわしん1957生れ)氏は、1981岩手医科大学(医学部)卒、北里大学病院(泌尿器科)研修医、1988米国ヒューストンベイラー医科大学に留学。帰国後、北里大学講師を経て、2004東京慈恵会医科大学(泌尿器科)主任教授。---------

この本「ボクもたまにはがんになる」の目次は次の通り。“告知”、“仕事/治療/手術”、“快復”、“前立腺がん”、“頴川先生について”、“がんとの未来”--------

この本「ボクもたまにはがんになる」の内容紹介文は次の通り。

50代の働き盛りに前立腺がんが発覚した。子どもはまだ幼いし/真田丸の執筆も控えてるし。そんな脚本家が/信頼できる主治医と出会い/全く不安を感じずに手術を受けることができた。術後5年/前立腺がんは怖くないし/もっと明るい感じと云うか“がんと闘う/生還する”と云うイメージを変えたい/と、2人の思いが一致して/真面目で明るく笑える対談集が誕生。大河ドラマ“真田丸”執筆中に前立腺がんの手術をした脚本家と/穏やかで頼れる主治医による/笑える/ためになる/がんのイメージが変わる/縦横無尽な対談集。----------

脚本家/三谷幸喜氏は、“2016NHK大河ドラマ/真田丸”から7年を経て/当時の打ち明け話を/この本「ボクもたまにはがんになる」に開陳しておられる。術後5年も過ぎて安心なさっているのだろうと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2668)

2023-12-13 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「森保一の決める技法~サッカー日本代表監督の仕事論(二宮清純著・幻冬舎新書2023刊)」を読んだ。二宮清純(にのみやせいじゅん1960生れ)氏は、日本大学(商学部)卒、明治大学大学院博士前期課程修了/学術修士/同後期課程単位取得。スポーツジャーナリスト/広島大学特別招聘教授。著書に“スポーツ名勝負物語/最強のプロ野球論”、“勝者の思考法/人を動かす勝者の言葉”、“天才セッター中田久美の頭脳”、“歩をと金に変える人材活用術”など多数。----------

この本「森保一の決める技法」の内容紹介文は次の通り。“僕は単なる決める係”と語る森保一。2022ワールドカップでは/個性豊かな選手を纏め上げ/ドイツ/スペインを破るという歴史的快挙を成し遂げた。“非カリスマ型”として注目されるリーダーシップを支えるのは/選手時代から培われた/決断の速さだ。何故試合中に/まるで違うチームになったかのような豪胆な采配ができるのか。一瞬の判断のために/日頃どんな準備をしているのか。森保一(もりやすはじめ1968生れ)を長年取材し/挫折も苦労も見極めてきたジャーナリストが/その秘密に迫る。----------

一瞬の判断で結果を出すリーダーは、次の準備をしている。“ドーハの悲劇で学んだ決断の遅れることの代償”、“カリスマは寧ろチームを弱くする”、“汚れ役も厭わない”、“選手とは1対1で向き合う”、“前任者に意見を聞けるリーダーは強い”、“選手を傷付けない/恥をかかせない”、“コメントはIよりWEで語る”---------

サッカーの試合でもプロ野球の試合でも/監督の仕事の流儀は素人には計り知れない。でもその訳の分らない領域について/二宮清純氏は/執拗にトライしているのが/この本「森保一の決める技法」である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2667)

2023-12-12 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「長生きはメンタルが9割(和田秀樹著・徳間書店2023刊)」を読んだ。和田秀樹(わだひでき1960生れ)氏は、1985東大(医学部)卒。同附属病院(精神神経科)助手/カールメニンガー精神医学校フェロー/浴風会病院(精神科)を経て、現在/ルネクリニック東京院(院長)。老年精神医学の専門家として高齢者医療に携わっている。----------

この本「長生きはメンタルが9割」の目次は次の通り。“高齢者ほどメンタルが重要になる”、“脳の老化を防いでメンタルを強くする方法”、“日々の生活に訪れるメンタル危機に備える”、“本当に気をつけるべきは老人性鬱(うつ)”、“認知症との上手な付き合い方”、“100歳まで若いメンタルを保つ生活術”----------

この本「長生きはメンタルが9割」の内容紹介文は次の通り。実は高齢になるほど/メンタルの危機が訪れ/ボケや鬱病/がん/感染症などを悪化させる原因になっている。老年精神医学の第一人者が/高齢者を襲う気力の衰えやストレスの原因を取り除き/自由に我儘に生きることで/幸せな長生きライフを送る方法を伝授する。---------

和田秀樹氏は、次々と同じようなテーマの問題を違った切り口で論じておられて/既読感が拭えないことが多い。でも/理知的な方であり/毎回/納得を覚えてしまう。不思議なお方である。要するに医学であっても/精神科は文系の学問の様な好い加減さがあるので/ファンになると面白く読めてしまう本となっているのだ。但し、著者/和田秀樹氏の最大の関心事はご自身の老化の問題(認知症を含めて)に違いないと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする