奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2854)

2024-07-31 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「営巣と巣立ち」について。--------

奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)の住むベッドタウンでは/野鳥が屡(しばしば)/閉じっ放しの雨戸の戸袋に/営巣することがある。----------

雨戸は風通しをするためにも/時々は窓を開放するために/戸袋に雨戸を仕舞い込む必要がある。----------

でも昨今/兎小屋の住宅事情から/隣地との境界が狭くて/折角奈良の田舎に移り住んでいても/窓を開放すると隣家が丸見えになり/その逆も真なりで/気不味(まず)くて開(あ)かずの雨戸となっている例は多い。---------

ベッドタウンが開発されて/生存エリアを浸食された野鳥たちは/サラリーマン家族の住む住宅の狭小な庭の木々にも食餌活動を展開しており/その序に/開かずの雨戸の戸袋を見付けると/格好の営巣場所として/利用するモノのようだ。--------

実は先年にも同様の営巣と巣立ちがあったのだが/昨年は無くて寂しく思っていた処/今年(2024)は/6月初め頃から/戸袋内に巣作りが始まっていた。気が付くと/卵が孵(かえ)って/鄙(ひな)の可愛い声がするようになった。番(つが)いの親鳥は/日の出から日の入りまで/休まずに餌を運び/鄙は7月上旬に至り/目出度く巣立っていった。--------

巣に陣取って餌を求める数羽の鄙の囀(さえず)りは/親鳥が戸袋に戻ると結構喧(かまびす)しくなり/とても賑やかであった。巣立ってしまって其れが無くなると矢張り急に無音になって寂しく感じる。-----------

全く同様のことを先年書いた気もするが/2度目ならご容赦を。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2853)

2024-07-30 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「犬の散歩」について。---------

奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)の住むベッドタウン(大規模住宅団地)では、犬を飼っている家庭が多い。昔は防犯目的だったが/昨今は愛玩用となっているようだ。---------

犬は家の中で飼われている例が多い。でも朝晩の散歩が必須である。其の散歩は/犬の健康もさることながら/飼い主の健康にも役立つ。---------

暑い時期/ペット犬はエアコンの効いた部屋で寝そべっている。夕方になり少し気温が下がる頃/各家庭から/犬の散歩をする人たちが/住宅地の小公園を巡るべく繰り出してくる。----------

平日だと/日中の勤務を終えて帰宅した後に/夜遅くに犬の散歩をしている人が結構いる。土日だと/夕方早目に犬の散歩が集中する。-----------

中型犬だと/柴犬が定番。小型犬だとマルチーズ。一定の間隔をおいて/犬の排泄をスムーズに促すために/他所の犬に接近しないように/飼い主は注意を凝らしている。----------

大型犬のセントバーナードになると/ペットシッターの方が散歩を請け負っていることもある。ドーベルマンを飼っておられるお家では/犬の訓練士に預けて/山中の訓練場で走り回らせているとのこと。---------

全国的には犬よりも猫をペットにしている人が多くなったとのニュースを覚えている。でも此処/奈良県北中部のベッドタウンでは/大阪都心とは異なり/周辺の旧村部の田畑や少しではあるが里山も残っており/自然の中を犬と散歩するコースに事欠かない。-----------

タワーマンションの林立もあり/都心回帰の風潮がペットの犬から猫への/変化を齎したのかと思う。でも犬の従順さを知ると手放せない喜びを得られるのだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2852)

2024-07-29 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「こころの散歩(五木寛之著・新潮文庫2024刊/2021版の文庫化)」を読んだ。---------

五木寛之(いつきひろゆき1932生れ)氏は、早大(文学部/ロシア文学科)に学ぶ。1966“さらばモスクワ愚連隊”で小説現代新人賞/1967“蒼ざめた馬を見よ”で直木賞/1976“青春の門”で吉川英治文学賞を受賞。他に“朱鷺の墓/戒厳令の夜/風の王国/風に吹かれて/親鸞/大河の一滴/他力/孤独のすすめ/マサカの時代/こころの散歩/背進の思想/捨てない生きかた/かもめのジョナサン”など多数。----------

この本「こころの散歩」の目次は次の通り。“夜に口笛を吹く(もみ手3年茶器8年/識字率と識詩率/迷ったらどうする/人には話せない夢の中身/風呂が趣味とは情けない/昔は夢か幻か/運転をやめた本当の理由/年寄りのトリセツ/記憶は走馬灯のように)”、“ノスタルジーの力(逝きし人の歌声/美空ひばりの灯/冗談の力は何処へ行った/小林秀雄の一面/世間とどう折り合うか/遊びをせんとや生れけん/思えば遠くへ来たもんだ)”、“こころの深呼吸(一杯のコーヒーから/時の過ぎゆくままに/失簡症患者の言い訳/潜伏する人々の世界/今昔お金の思い出/私たちが相続したもの/古いズボンを穿くたびに/靴にも鞄にも歴史あり)”、“解説(南陀楼綾繁)”----------

この本「こころの散歩」の裏表紙の抜き刷り文は次の通り。生きるためのエネルギー/ノスタルジーの力。“後ろ向きに前へ進むこと”の大切さ。自由闊達/融通無碍。90歳を超えた作家が自らの豊富な経験を元に綴る/週刊新潮連載のエッセイから/選りすぐった。-----------

家具職人に成れと云われた五木寛之だが/断って/早大に進学したとこの本「こころの散歩」に書いている。であれば/今の五木寛之は誕生しなかった。当時は/弟妹のために高卒で働いた人も多かったのだが/五木寛之の志はとても高かったのだと思われた。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2851)

2024-07-28 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「大雨による土砂崩れ」について。---------

此処/奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)の住む/ベッドタウン(大規模住宅団地)でも/今年(2024)梅雨期に入ると/小規模ながら土砂崩れが発生した。----------

I市Tsuji町で土砂崩れは発生し/2棟の室内と4棟の敷地内へ土砂が流れ込んだ。I市は12世帯に避難指示を出したとのこと。また/近鉄けいはんな線のトンネル入り口部に土砂が流れ込み/ 6.28から運転を見合わせていたが/7.1の始発から運転を再開した。----------

I市のK市長は/週末の土砂崩れで/市役所に土日出勤して/対応に追われたことだろう。全国的に見れば/小規模の災害であっても/被災者は放っておけない。---------

I市には土砂災害予測マップが作成されて各町内会に周知されているのだが/今回の場所は指定地とはなっていなかった模様だ。小規模なことは不幸中の幸いとして/大事に備えることが大切なのだろう。---------

実際に避難指示を発令すれば近隣の避難所の運営もせねばならない。今回は図書会館が避難先となったようだ。---------

奈良県への報告&相談から/寝具と食事の手配まで/予行演習ではなくて/実際に決めていかねばならない。---------

奈良県では県南部の下北山村(国道169号線沿線)や十津川村(国道168号線沿線)と云った/激甚災害に見舞われた地域があり/毎年土砂崩れの発生しない年は無い。--------

それに引き換え/県北中部では/山も低山で略(ほぼ)丘陵地で険しくないので/発生する土砂崩れの規模は小さい。だからと云って/油断すると自然は手を抜いてくれない/と覚悟する必要があるようだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2850)

2024-07-27 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「教師の自腹(福島尚子&栁澤靖明&古殿真大共著・東洋出版社2024刊)」を読んだ。-----------

福島尚子(ふくしましょうこ)女史は、新潟大学(教育人間科学部)卒/同修士課程を経て/2011東大大学院(教育学研究科)博士課程進学。2015千葉工業大学(教職課程)助教/2021同(教育行政学)准教授。2016博士号(教育学)取得。“隠れ教育費”研究室アナリスト。公教育の無償性の実現を目指している。---------

栁澤靖明(やなぎさわやすあき)氏は、中央大学(法学部/通信教育課程)で学ぶ。埼玉県川口市立青木中学校事務主幹。“隠れ教育費”研究室のディレクター。教育の機会均等と無償性/子どもの権利/PTA活動を研究している。-----------

古殿真大(ふるどのしんた)氏は、筑波大学(人間学群教育学類/教育社会学)を学び/名大大学院(教育発達科学研究科)博士課程進学/同後期院生。専門は障害児教育/情緒障害に着目し研究している。---------

この本「教師の自腹」の目次は次の通り。“序章(自腹と云う未踏の地)”、“自腹の事例(小学校教員/ミカ先生の自腹フルな1日/自腹をする理由/自腹に対する声)”、“自腹のデータ(調査の概要/調査から見えた実態/調査を踏まえた考察)”、“自腹の解決策(学校財務マネジメントの確立と意識改革/学校財務制度の改善と教育行政との連携)”、“終章(自腹からの解放/小学校教員ミカ先生のノー自腹な1日)”----------

この本「教師の自腹」の内容紹介文は次の通り。教職員自らに拠る/経済的負担の存在は/関係者の間では周知の事実である。自腹には様々な経緯や背景が存在する。本書では公立小中学校の教職員(1034人)に調査を実施した。集まった声と共に/私費に頼らない公立学校の実現を模索する。部活動/旅費/弁償/代償など多岐に亘る教師の自己負担への疑義。---------

高峰秀子(1924~2010)主演の映画“二十四の瞳”の1シーンを想い出してしまう。教師の自腹は/是々非々だろうけど/これを当然とするような/後輩教師への虐(いじ)めであってはいけないと思った。

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