奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2915)

2024-09-30 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「等身大の定年後(奥田祥子著・光文社新書2024刊)」を読んだ。-----------

奥田祥子(おくだしょうこ1966生れ)女史は、ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了/慶応大学大学院(政策メディア研究科)博士課程単位取得退学/博士(政策メディア)。専門は労働/福祉政策/ジェンダー論。元読売新聞記者/現在は近畿大学教授。シニア人材戦力化の課題/介護離職問題/男性の育休に対する嫌がらせ行為/男性のためのジェンダー平等政策/労働問題の医療化を研究。20数年に亘り/同じ取材対象者に継続的にインタビューを行う。総数男女1500人を超え/うち半数に対して継続的に取材している。著書に“男はつらいらしい/男性漂流/女性活躍に翻弄される人びと”がある。---------

この本「等身大の定年後」の目次は次の通り。“再雇用は価値観の転換点”、“転職で再チャレンジ”、“フリーに懸ける/雇われない働き方”、“人のためをやりがいに/稼がない働き方”、“均等法第一世代/女性の光と影”、“終章(シニア人材戦力化に向けて)”---------

この本「等身大の定年後」の内容紹介文は次の通り。日本では急速な少子高齢化の進行を背景に/60歳を過ぎても働き続けることが可能な環境整備が進んでいる。働く側も経済的理由だけでなく生き甲斐や健康維持など様々な理由で定年後の就業継続を望むケースが増えている。本書では/再雇用/転職/フリーランス/NPO法人での社会貢献活動/そして管理職経験者のロールモデルに乏しい女性の定年後に焦点を当て/有るがままの(等身大)の定年後を浮き彫りにする。-----------

奥田祥子女史は/記者時代の遺産を活用して/誰も真似の出来ない数十年に亘る追跡調査をこなして/フィールド調査研究の成果を上げておられる。この本「等身大の定年後」は事例の一つ一つが実にリアルでやっつけ仕事で無いことが分りとても面白かった。自分とは異なる別の人生が垣間見える処が味噌なのだろう。誰でも人は他人の人生を覗いてみたいのだから。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2914)

2024-09-29 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

 

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2913)

2024-09-28 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

 

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2912)

2024-09-27 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「存在の秋(前登志夫著・講談社文芸文庫2006刊/1977版の文庫化)」を読んだ。---------

前登志夫(まえとしお1926~2008)は、同志社大学中退/歌人/日本芸術院会員。奈良県吉野郡生まれ/林業の傍ら/柳田國男/折口信夫に親しむ。1956“詩集/宇宙駅”を刊行。前川佐美雄に出逢い/作歌を始める。1980“歌誌/ヤママユ”創刊。歌集に“霊異記/縄文記/樹下集/青童子/鳥総立ち”、エッセイに“吉野紀行/山河慟哭/森の時間”がある。----------

この本「存在の秋」の目次は次の通り。“吉野日記抄/冬の火/山の新春/山の伝承/ささやかな晴耕雨読/春を待つ心/花おそげなる/花近し/杜鵑(ほととぎす)の夜”、“山の弦楽奏者/麦秋/虹/石を祀る/山の暮らしの寂寥/秋立てる早や/日を読む/死者たちの騒ぐ夕暮れ/花鳥の奥に/自然の泪/雪嶺に問う”、“存在の秋/山人の意識の半球/交霊の密儀/虚の時間/その大刀はや/修羅の光芒/国原の時間/壽衣の心/覇道と桜/修験と花/悲歌の心”、“帰鳥のかなたに/黒潮の霊異/暮しの臍の緒/早春の記/野を懐かしむ/空の冥府/北山郷の一夜/山人幻想/月の出/眠れ星宿の滴る闇に/吉野の山人”、“解説(長谷川郁夫)”----------

この本「存在の秋」の内容紹介文は次の通り。現代短歌界の巨匠が/静かな生活の中で/四季の移ろい/花鳥の奥に/山河慟哭の声を聴く。現代文明の中で見失った/人間の魂を呼び覚ます山住の思想と/詩心溢れる好随筆集。一体人間存在の豊かさとは何であろうか。-----------

前登志夫は奈良県出身の有名歌人であったが/没後16年となると/この本「存在の秋」で知るしかない存在となってしまわれたようだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2911)

2024-09-26 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「介護格差(結城康博著・岩波新書2024刊)」を読んだ。----------

結城康博(ゆうきやすひろ1969生れ)氏は、淑徳大学(社会福祉学部)卒/法政大学大学院修了・博士(政治学)。1994~2007東京都北区/新宿区にて介護関連の仕事に/地域包括支援センター職員として従事した。現在は/淑徳大学(総合福祉学部/社会保障論/社会福祉学)教授。著書に“日本の介護システム/医療の値段/介護現場からの検証/在宅介護/介護職がいなくなる“がある。----------

この本「介護格差」の目次は次の通り。“序章(介護は人との繋がり次第なのか)”、“やっぱりおカネ次第/介護と経済力格差/裕福な要介護者/介護保険料からの貧富差/高齢者世帯の貯蓄格差/老後資金2000万円不足問題/生活保護受給者は最下位層ではない/格差はジニ係数で測れるのか”、“頼れる人が居るか否かで明暗が分かれる/介護格差は若い時から始まる/お一人様は気楽ではない/身元保証人が居ない/要介護者の仲間の大切さ”、“医療と健康格差/健康寿命による格差/認知症を患うか否か/病気と介護/在宅介護における入院とリハビリ/感染症に脆い介護現場”、“介護人材不足と地域間格差/地方の介護現場/住む市町村で異なる/要介護者認定率の差/介護保険以外のサービス格差/介護業界と他産業格差/市町村の財政力と首長次第/地域の互助組織力の違い”、“介護は情報戦/SNSの情報/高級有料老人ホーム”、“団塊ジュニア世代の介護危機/人口減少社会と介護問題/年金格差”、“厳しい2024改正介護保険/格差是正のための処方箋”、“終章(介活で格差を乗り切ろう/元気なうちは働こう/支えられ上手に)”------------

この本「介護格差」の内容紹介文は次の通り。団塊世代が全て75歳以上の後期高齢者となり/団塊ジュニア世代は50歳を超える2025年/介護問題が更に深刻化していくのは必定。介護保険の実態や課題を余す処なく解説しつつ/誰もが安心した介護生活を送るための決め手を探る。---------

結城康博氏は自ら介護のフィールドワークをされたかのような/職歴をお持ちの学者であり/内容は信ずるに値する本となっている。

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