21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

NGOが日本に定着しにくい理由

2006年01月29日 07時43分58秒 | Weblog
 NGOやボランティア活動も日本に普及し始めているように見えるが、まだ欧米に比べると規模も活動も小さい。阪神大震災、日本海での石油流出事故、日本各地で続発した洪水、地震、雪害、それぞれの時を見ると日本には海外では見られないほどの「短期ボランティア要員」が存在しているようである。特にナホトカ号の石油流出事故ではボランティアの力で、世界で類を見ないほどの驚異的な復興を果たした。しかし、日本には定期的に長期にわたって活動をしている人が少ないようである。
 その最大の原因は、日本人の長時間労働である。NGO活動には最低「資金」と「人材」が必要であるが、有能な人は高額の給料をもらい、長時間を仕事のために使っている。高額納税者の平均貯蓄額は「月給の50倍以上」と言われ、ボランティアどころか遊ぶためにさえお金を使えない事が分かる。「平日帰宅後の時間を子供のため、週末を社会のために使う」どころか、自分のための時間さえ無いようである。
 日本の教育制度が焦げ付き始めてから、企業が「有能な人材」集めに金をかけ始めた。とてもじゃないが、非営利団体は、人材の取り合い合戦には参加できない。NPOは「人材」ではなく「人手」を集める事しか出来ない。ビル・ゲイツは昨年だけで1000億円を超える個人献金をしていたみたいだが、日本ではNGOが人材不足のために資金の流れの透明性を確保できず、献金が集めづらくなっている。

 問題は、日本既存のNPOにもある。もちろん犯罪組織が詐欺行為のためにその名前を使っている事も問題であるが、一般の団体もそれぞれで「資金獲得競争」を繰り広げているのも問題である。
 日本にボランティア活動を定着させるために最も必要な事は、ワークシェアリング、個人の労働時間の短縮である。しかしそそうなれば、「有能な人材」のボランティア参加、NGO数の増加を後押しするために、既存のNPO/NPO職員が競争にさらされる事になる。だから、ビル・ゲイツが寄付額を増やしている理由とされる『献金を集めやすくするための減税措置』を強く主張し、サラリーマンの労働時間について主張がないのである。

遺伝子組み換えは、、、、

2006年01月28日 09時25分18秒 | Weblog
 生殖細胞の染色体数をnとすると、母細胞の染色体数は2nだ。
ところで、植物の中には3nだの6n何て言う数の染色体を持っているものがある。何かただの遺伝子組み換え植物より、環境に悪そうだ。
他の植物の中には対虫性の優れたものがあって、虫を全く寄せ付けない。そんなのもちょっと食べたくない気がする。

 遺伝子組み換え植物を怖がるののもいいが、たまにはスイカや小麦、ミカン、キャベツが持つ不思議な力についても考えて欲しい。野生のトマトと遺伝子組み換え食品を比べたとき、単に感情的にどちらが体に悪いかを決めつけないでね。

800兆円あったら何に使う???

2006年01月27日 17時32分43秒 | Weblog
 日本の公国債残高もついに800兆円に達しようとしている。ちょっとそれを記念して、「もし私が800兆円の資金をもつ会社の社長なら何をするか」について書いてみたいと思う。(人はこれを「捕らぬ狸の皮算用」と言う)ちなみに、800兆円は年利2%で借りている借金としたい。利払いだけで年額16兆円になる。

 まさか、金利の高い外国債をこの金で買って金利差の利益を出すわけにもいかんと思う。まさか東京証券取引所で株を買い占めるわけにもいかんし。金額から考えてまず証券への直接投資は例外にしたい。
 と言ってもまず起こすなら銀行業でしょ。小売店鋪にEFTOPSの子機を配って、現金無しでどこでも買い物が出来るようにする。とりあえず、EFTOPS利用での手数料は抑えて、預金総額を増やすようにしたい。それにもしかしたら、利用者が増えるにしたがって店舗の方から手数料がとれるようになるかも。(シーソー業界だからね)
 次は、都市開発かな。一カ所でまとまった土地を購入して、そこを開発計画に合わせて改良した上で、分譲販売すればそれなりの利益になるでしょ。
 となると、観光業系も面白いかも。観光地開発だけでなく、ホテル経営や各種交通機関の運営、旅行代理店みたいな事も出来るかも。
って、800兆円もあったら出来ない事なんて殆どないじゃん。幾らでも利益を稼ぎだせるよ。何で日本政府はそんな金額を使っといて、目に見える効果を出していないんだ。 無駄無く使っていれば、財政の健全化に増税が必要になるはずがないのに。ちょっとおかしい。

ちなみに、あなたなら800兆円を何に使いますか???(この金額を総人口1億2000万人で割ると、一人当たり670万円になる。)だだし金利もちゃんと払ってね。

次に民営化される省庁はここだ、ろう。

2006年01月26日 16時52分33秒 | Weblog
 郵政省が株式会社になろうとしている今、この「民営化」大流行の時代にせっかくだから、次に民営化されるだろう省庁の順番を予想してみたいと思う。

 まずは農林水産省。狂牛病/鳥インフルエンザから海産物の水銀汚染まで、国民の食の安全は守られてないのに、何かしている。あそこが民営化されれば税金の無駄遣いが減るだけでなく、食糧の輸入が増えて生活費が下がり、食糧生産をする企業が増え海外への進出も楽になり、日本の先進技術が海外に進出し、世界の食糧事情の向上も期待できる。農水省があったんじゃ、食糧生産の企業化が進まず、世界の飢餓の根絶までの成果は期待できない。
 次は経済産業省。あそこは動きが鈍い。国が管理する必要のある最低限の仕事を残し、企業化すべき。不要な仕事は既在の民間企業に外注するか、新会社に頼めばいい。
 そして文部科学省。公立学校が私立に学生を獲られている中、文科省の存在意義はだんだん無くなっていく。消滅する前に株式会社化し、学習塾や企業の研修センターとより良い人材育成手段の開発、金融機関と最先端の研究をしている研究所への投資効率についての分析を争わなければならないだろう。
 ついでに厚生労働省。リクルートはハローワークの仕事を民業開放させるのに苦労したが、他の企業にはそんな事をさせるべきではない。各種金融業者、NGO等にもっと仕事を開放すべきだ。
 そしたら国土交通省もあるかも。都市計画も国土保全も民間で出来る。
 もしかしたら宮内庁の民営化もあるかも。あそこは天皇に依存しているだけの芸能事務所みたいなもんだから、何かあればいつでも民間会社化するでしょう。たぶんその時は、天皇家が人権を手に入れるんだと思う。

 世界中でボディーガード業/傭兵業が結構、巨大化している。それでも「防衛庁」の民営化はたぶんないかな??
イラクでは米兵に食糧を供給しているのは米軍とは別の民間企業が供給しているらしいけど、日本の場合は自衛隊に災害時の対応も任せている。さすがに常に炊き出しの装備を保った上で、緊急時にだけ営業するのでは、民間企業としての自衛隊はないでしょう。

「落ちこぼれ」と「吹きこぼれ」

2006年01月25日 16時33分06秒 | Weblog
 学校の授業で内容が難しすぎて授業について行けない子を「落ちこぼれ」、逆に内容が簡単すぎて学校で勉強する意欲を失ってしまった子を「吹きこぼれ」と呼ぶらしい。何じゃそりゃ?? せめて学校で児童がもっと個性を出せればいいのにね。
 今の日本の教育制度は「ゆとり」か「詰め込み」かなんて単純な議論じゃ発展しない。これから取り組んで行かないと行けない教育問題は多い。「学習障害児への特別カリキュラムの設定」や「移民の(日本語の分からない)児童への教育」~「虐待を受けている児童の保護」まで、範囲は広い。「被虐待児童の保護」が出来なければ日本の治安は悪化するし、「移民児童への教育」を無視すれば日本はフランスと同じ爆弾を抱える事になし、「学習障害児」に特別な授業を受けさせなければ日本の中からアインシュタインやエジソンの様な天才が生まれる事を期待できなくなる。

 誰か頑張って~~~。

英語に必要なこと

2006年01月25日 16時20分05秒 | Weblog
 英語を勉強する上で必要なのは単語力。英文法や会話なんて、単語力がつけば後から勝手についてくる。単語をいっぱい知っていればある程度の英文の意味は想像できるので、読書を通じて英文法を身につけられる。会話も同じだ。知ってる単語の量が多ければ、練習がしやすいのですぐに能力を伸ばす事が出来る。まぁ、幼児が日本語を身につけて行くのと同じ事だ。
 問題は単語力をどうやって伸ばすかだが、「暗記カード」なんてものはあまり役に立たない。英語のほとんどの単語は独自の意味を持っている。それを日本語に訳すのは不可能なのに、暗記カードで英単語1つ1つと日本語を結びつけて行くのは結構無駄な作業だ。そこでちょっと、「古典勉強法」からヒントを得てみる。日本古典の勉強法として皆が信じているのが、百人一首の暗記。馬鹿は気付かずに「何故か覚えているやつは古典の読解力が高い」とか言うが、それもそのはず、百人一首の中には1000語以上の古典単語と独特の文法技法が入ってる。そんなのを覚えられれば、能力も伸びる。普通なら古典単語を1500も覚えた上、文法を修得するのは楽じゃない。
 と言うわけで、言語(日本語・英語)能力を伸ばしたかったら、その言語で書かれている意味の分かる文章を丸暗記しなさい。何か興味のある事でいい。詩でも小説の一場面でも、新聞記事でも。たぶん、うまく行くはず。

インカ帝国の悲劇??

2006年01月25日 14時23分00秒 | Weblog
 500年以上前にインカ帝国はスペインによって滅ぼされたわけだが、実際文明はインカの方がスペインより進んでいたらしい。インカは、当時世界一の帝国だった。インカ遺跡を訪ねてみれば分かるらしいが、私はまだ行った事がないので知らない。でも歴史の教科書に書いてある「スペイン人の進んだ武器(銃)が、インカを滅ぼした」って言うのは嘘だろう。
 第一、当時の銃は火縄銃だ。扱いが難しく連発がきかない。だから、日本史に火縄銃が主要武器として登場するのは「長篠の合戦(織田信長vs武田勝頼)」ぐらいだ。(どうも日本の山がちな地形が銃の効果を弱めるらしく、次に鉄砲が日本史に主力武器として登場するのは幕末になってしまう。) 火縄銃の威力を最大限発揮させるためには、大量の歩兵にありったけの鉄砲を持たせて、平野/盆地で戦わないといけない。どう考えたって、スペイン人が母国からの兵士/武器の輸送が困難な中、急峻なアンデス山脈のなかで、インカ人に勝てるわけがない。一説によると、インカの弓の方が、連射力/射程距離/命中率で火縄銃に勝っていたらしい。となると、もうスペインのインカ征服は不可能だ。

 それを可能にしたのが、インフルエンザ????
ヨーロッパから持ち込まれたインフルエンザ等、病原性ウイルスにインカ人が抗体を持ってなかったのが、帝国滅亡の原因だろう。。。。う~ん、鳥インフルエンザに世界を滅亡させる力な無いといいけどな。

ベトナム戦争~アメリカの成功~

2006年01月25日 14時06分02秒 | Weblog
 ついさっき、面白い本を読んだ。今まで、ベトナムはアメリカの敗戦経験だと思ってきたけど、それはどうも違うらしい。
もともとアメリカはベトナム戦争に「社会主義のドミノ拡大を防ぐ」事を目的をして介入した。そして、アメリカ兵士十万人の犠牲を出したのみで、ベトナム兵士400万人/市民1000万人以上を虐殺した。その後アメリカは撤退したわけだが、その本によると「社会主義を目指しただけの市民」を1000万人虐殺した事は、「社会主義の拡大を防ぐ」目的をしては最大の効果を発揮したらしい。(そりゃそうだ。) 味方が裏切らないよに敵対した勢力を徹底的に潰すのは、チンギス・ハーンや織田信長とかと似た所があるね。片方は世界最大の帝国を作り、もう片方は.................
とりあえず、私は同じ手段がイラク/アフガニスタンで使われない事を祈る

 以外と知られていない事実をして、キューバ危機についてもう1つ。
キューバ危機の引き金を引いたのはアメリカだ。アメリカがソ連の背後に当たるトルコに核ミサイルを運び込んだのが、危機を引き起こした原因と言われる。さらに結果として、アメリカはソ連とのキューバ危機チキンレースに勝ち、ソ連を悪の帝国として印象づけるのに成功した。 ついでに書くとアメリカは、世界で始めて核兵器を作り、世界で唯一核兵器を実戦使用し、世界で始めて外交交渉で核兵器の使用をちらつかせた所で、未だに放射性物質を含む汚い爆弾を実戦使用している国だ。
 まぁ、地雷やクラスター爆弾を未だに使い続けているぐらいは可愛いもんだね。

世界恐慌って

2006年01月23日 17時16分28秒 | Weblog
 中国は、好調な経済成長を続けている。一見、短期の調整が入ったとしても、中国の長期的な成長は止まりそうにない。でもそれが、世界恐慌の原因になる事もある。中国の高成長の理由は好調な輸出だ。それも、単価の安い小売り品を大量に輸出している。そしてその最大の受け入れ先はアメリカだ。つい最近の新聞によると、そのアメリカ人の貯蓄率が世界恐慌時以来マイナスになったと言う事だ。それは、アメリカ人が借金をしてまで世界中から買い物をしまくっていると言う事である。
 しかしちょっと想像してもらえれば分かるが、そんな生活は長続きしない。そしてアメリカ人のその底なしの消費意欲が、自己破産によって維持されなくなったとき、世界経済は沈む。本当かいな? そして、米政府の軍事特別予算も赤字国債の発行額が巨大になり過ぎて、それを支える事が難しくなってきている。
 中国経済は国内で処理できない大量の在庫を抱え込む。中国経済は少ない賃金で働く労働者に支えられているため、多数の中国人が海外輸出用の商品を買えるほどの資金を持っているとは考えられない。中国の多くの工場は大量の在庫とデフレに悩まされる事になるだろう。 韓国も同じ事だ。韓国経済の昨年の成長には目を見張るものがあったが、それも所詮、アメリカの住宅バブルに支えられたものだった。海運/造船業の好況も中国~米国貿易のたまものだ。つまり日本経済も影響を避ける事は出来ない。
 EU圏は既に好調とは言えない状態だ。そうなると、「世界恐慌~第二次世界大戦」の再現もありえる。それがいつ、何をきっかけにして起きるかは誰にも分からないが、今日のアメリカでの株安を受けた、世界同時株安は結構面白くなりそうだ。

 とりあえず、日本人は世界恐慌を気にしなくていい。一時的な金融危機は多くの人に犠牲を強いるかもしれないが、今の日本経済は国内消費し支えられたもので、国際経済の影響をあまり受けない。日本人の貯蓄額は世界一だし、日本が世界に輸出しているものの多くは、付加価値の大きくデフレには巻き込まれないだろう。
 何て言ったって、日本は前回の世界恐慌の不景気から最も早く回復した国だ。(だからこそ私は何故当時の日本政府が兵士の8割以上を病死/餓死させる戦争を始めた事が不可解でならない。)

インターネットの閉鎖性

2006年01月23日 11時08分38秒 | Weblog
 ネットは、世界中に開放されてる開かれた世界だ。って、みんな思ってる。ネット世界自体は開かれてる。しかし、それを使う側は常にコンピューターのウィンドウ(窓)からしかそれを除く事が出来ない。しかも最近は、覗ける窓の数が増えてきた所為で、殆どの利用者はいつも同じHPしか見ていない。(読者へ:このブログを読んでくれてありがとう)想像して欲しい、病院に寝たきりで長期入院している人が、いつもベッドのすぐ側にある窓からだけ、外の世界を見ている事を。今のネット中毒者/利用者の状態はそんな感じだ。とても彼らを「開かれた世界に生きている人」とは呼べない。
 現実は、ネット利用者が閉じこもっている世界は、病院のベットの上より状況が悪い。新聞やニュースと違いネットでは、閲覧者は彼らが求めた情報しか入手しない。スイッチを入れておけば勝手に情報を流すテレビと違い、HPはこっちから検索をかけない限り、何の情報も見つからない。つまり、欲しい情報しか手に入らないわけだ。
 インターネットをフル活用している皆さんなら、もう既にお気に入りのページを持っているだろう。そして、ネット上で知り合った顔を見た事もないチャット相手も当たり前の存在だ。(すいません、私はちょっと(かなり)時代に乗り遅れています。) そして、その友達との会話で励まされた事もあると思う。特に、学校や職場で会う仲間達に聞いてもらえなかった考えなんかをチャット仲間に同意してもらえると、結構嬉しかったする。でもちょっと考えたい。私(あなた)の考えに賛同しているのは、地球に60億人いる人類の何%なのか、直接話して理解してもらえなかった意見が本当に正しいのか。日本では既に1000万人以上がネットを使っている。世界中ではさらに多い。これは、私(あなた)と同じ勘違いをしている人も何人かはネット上にいると言う事だ。 そんなとこで、ちょっとの人(百万人を超えれば話は別だけど)に賛同を得られただけで、自分の意見に自信を持ってしまうのは避けたい。(社会で大胆に発言して[liberalism]、謙虚に行動できる[realism]人間になっておくれ) 政府が国民の自制を信じずに、ネット利用に規制をかけるのには反対だ。
 ネット社会では、結構簡単に同じ考えを持った人が1つのページに集まってしまう。アニメから盆栽までオタッキーな世界を持っているHPは山ほどある。私が心配しているのは、そんなオタッキー集団の1つが「日本連合赤軍」みたいになってしまう事だ。この危険性は、以外とアメリカ/中国政府以外は気付いていない。 彼らは、自分たちの考えに自信を持っていた。なぜなら、誰もその意見に反対する者がいなかったからだ。かといって本当に学生の中に誰も反対する者がいなかったわけでなく、彼らのほとんどがいろいろな学生会(ネット社会で言うと掲示板かな)で否定された上で、「連合赤軍」として合流したから、その中には反対者がいなかったからだ。今で言うとネットサーフィンの結果、自分に良く合う掲示板を見つけた様なもんだ。
 似た考えの持ちぬしが集まった場合、その意見はだいたい過激化する。それが、盆栽の造形美を向上させたり、数学の公式の証明をしている場合は問題にならないが、光に陰、問題もあるんじゃないかな?
 とりあえず、前回の総選挙。国民の意識が高かったのは良かったんだけど、郵政民営化を論題にしていた所、年金議論をやってた所、憲法にしか興味がない所、全部が「自分達の論点が一番重要」と考えて、相手の論議を完全に無視していた。これはやっぱり、ネット上の存在しないお化け支持者に支えられた、変な自信の所為かな。
 みんな現実を見ようよ。(はい、私も現実を見て行動できるように気をつけます。)

勘違いから生まれる事

2006年01月23日 10時01分10秒 | Weblog
 人ってものは、誰でも間違いを犯す。完璧な人はいない。って、だからこそ人間は、「偉い」人に完璧を求めるのかもしれない。しかし、医者だって、大学教授だって、原発の管理人だって人間だ。たまには間違いもおかす。そして、運が悪けりゃそれが大事になる。もちろん、総裁だって総理大臣だって、大統領だって勘違いしたりする。

 イラク侵攻に関して、ブッシュさん(アメリカ合衆国)の意図を勝手に想像している人がいる。短期決戦に失敗して、泥沼化しているイラクを見て、「大統領の出身地テキサスの石油事業者の為に、原油価格を引き上げるのが目的だから、イラク戦争は泥沼かし、中東情勢は不安定なままだ」とか「軍事産業/景気の利益を長期的に(チェイニー副大統領の企業に??)与えるためだ」とか。場合によっては、戦争の原因自体「アメリカはイラクに侵攻した、なぜならイラクは巨大な油田利権を得るためだ」なんてものもあった。それはもしかしたら本当かもしれない。
 でも実際は、ブッシュは開戦時は「大量破壊兵器」を主張し、今は「イラクの民主化」を主張している。そして、「大量破壊兵器」の方は彼の勘違いだった。(「イラクが大量破壊兵器を持っている」と言う証言を得るために、CIAが何も知らない人を捕まえて、アメリカ国外で拷問にかけた事はちょっと無視しとく)
 もしかしたら、彼は本当に「イラクを民主化」出来ると勘違いしているのかもしれない。(民主主義が社会に定着するには、国民の高い教育水準ー汚職が引き起こす問題を想像できる程度ーが必要。)フセイン政権時代、イラクはアメリカと張り合うために、国民に男女を問わず高い教育水準を与えていたらしいけど、民主主義を定着させるにはもう少し時間が必要だろう。世代がもう1つ2つ変わる事が必要だろうから、あと五十年はいるんじゃなかろうか。まぁ、日本でもアメリカでもまだ投票権を売ってしまう人がいるわけだから、民主主義の定着が簡単じゃない事ははっきりしている。
 でも、ブッシュ自体は大した学校教育も受けてないただの馬鹿だ。本当に「イラクを民主化できる」と信じている可能性もある。とりあえず、「大統領」は「偉く」あって欲しい、と言う願望は捨てるべきだ。「大統領(超大国の政権運営者チーム)だから偉いだろう」だから「失敗はしないだろう」だから「アフガニスタン/イラクを泥沼化させているのには、何か政策があるのだろう」なんてものは、成り立たない。かも。
 まぁ、彼の演説を真に受けて、「米兵が二千人以上死んでいても、イラクはうまく行っている」「イラクは民主化できる」と考えていても、日本人としては損しない。一方、自衛隊のイラク派遣はアメリカで政権交代が起こった時に不利に働くかも。
 こっちも誰か、勘違いしているのかな??

株で損しよう vvv

2006年01月22日 07時43分49秒 | Weblog
 カジノの中で運が結果を左右する事が最も多い(?)「ルーレット」 大抵、目は00、0~36まで38通りあって、そのうち赤と黒が18通り、緑(?)が2通りある。最もリスキーなルーレットのゲームは38種類ある数字の一つに直接賭けることで、倍率は36倍。払戻額の期待値は掛け金の18/19倍となる。そして、赤か黒の一つを選ぶゲームなら倍率は2倍で、当たる確立は9/19。この場合も期待値<1となり、払戻額も掛け金より少なくなってかえってくる計算である。参加者が賭けを続ければ続けるほど、しっかりと親の勝額が大きくなって行くすばらしい商売である。だから、日本国内では日本政府以外(災害にあった地方自治体を除き)賭け事の親になれないように、法律か整備されている。特に日本では、海外の宝くじも買えないようになっていて、完全な独占状態を保っている。競馬、競艇からパチンコ、サッカーくじ、それに宝くじにいたるまで、しっかり運営者が儲けられるようになってる。石原東京都知事の都立カジノ場建設案に各大臣さんが反対する理由も簡単に理解できるね。 まぁ、カジノの場合はその利益がホテル宿泊費の割引になったり、あの辺で立派なアトラクションが無料で見れるようになったりする元になってる。あんなアトラクションは金を払っても、そうそう見れるもんじゃない。その点は損した人もその分のどっかで得してると言えるのかも。 それに、宝くじの売り上げは別に変なことには使われていない。。。。。。。
 そこで「株」の話。
株の場合も「ハイリスク・ハイリターン」「ロウリスク・ロウリターン」の原則が成り立っているようだから、その点で「株」の期待値は1であると言えると思う。ここ百年の株価の平均上昇率は年約6%らしいけど、僕はこの間の平均インフレ率の方を知らないから、この上昇が株主の利益になってのかどうかは分からない。とりあえず、第一次世界大戦とか世界恐慌とか第二次世界大戦があった割には、結構いい上昇率だと思う。
 まぁ、株の基本期待倍率を1,03とおいた場合、次に考えないと行けないのは国がとる「税金」と証券会社がとる「手数料」だ。税金の方が売買差益で利益が出た場合だけ、出た利益の中なら取られるだけだから、今の所この計算では無視をしていいと思う。とりあえず、確か税率は30%ぐらいだった様な気がする。(???????)
 そうなると後は手数料これは、損得に関係なく株を売買した時に定額/率で取られる。その時、君が動かしているお金の総金額X 0.03<1年間に証券会社に支払う手数料総額なら、君は損することになる。つまり、小銭で毎日株を売買している「デイトレーダー」なんてものは、損をする為にお金を動かしていることになる。この場合、損をした変わりに手に入るのは「人生経験」と「ハラハラ/ドキドキ体験」かな。
 と言っても株の場合、取引をしている人の証券知識/会社情報が利益期待値を大きく左右するから、この計算は絶対に、絶対じゃない。とりあえず、でかい金融会社に年収数億円で雇われているプロのトレーダー以上の知識/能力(もしくは運?)がある人なら、しっかり、デイトレードで利益を稼ぎ出すことが出来るだろう。私はこの点は保障できる。 後は、御馬鹿で貧乏な私みたいな人は、しっかりと会社を調査した上で、ある限りの貯金を一気につぎ込んで、儲かりそうな株をドーンと買って、少なくとも2年3年はじっと動かさずに持ち続けることが、損をしないコツかな?
 まぁ、その間に暴騰/暴落が発生したら、さっさと計画変更をした方がいいけどね。
そんなのが起きるのが分かれば苦労しねぇよ。と言いたいね。

スイスイ水水。

2006年01月22日 07時41分22秒 | Weblog
 日本のとある商社が欧州2社と共に、バーレーンで海水から淡水を作っている現地会社を買収/増資して、現地での「飲料水の生産」を強化するらしい。原油高による経済発展/人口増加の見込み、水の需要の増加を期待してるんだって。でも実際、原油高で淡水化装置を動かす為の燃料(石油)価格も上がる可能性があるのに、そのリスクは大丈夫なのかな。
 僕、個人としてはまだナイル川やチグリス・ユーフラテス川の上流からパイプラインで水を輸入した方が安上がりな気がする。 今の所、水の利権を求める国際紛争が起きたなんて話は聞かないが、これからは水が石油より戦争の原因になることも増えるだろうね。ヨーロッパが国際河川の水質/水量の話し合いを持っている意味がもっと高まるだろうかね。
 まさか、日本が日本企業の水利権を守る為に自衛隊を使うことはないだろうから、ブッシュさんのイラク侵攻と同じことにはならないと期待する。 でもあの日本商社にとって、バーレーンが将来的に政策変更かなんかで、「企業国有化」でも打ち出したら、悪夢だろうね。
 おっと、一方で南米では「石油企業国有化」を打ち出して当選した大統領が、外資誘致/経済の立て直しを目的として、政策の実行を先延ばしにするって。本当かいな。裏に「利権」トカとか、あったりして。。。。

老大国/小国?日本。

2006年01月21日 08時33分48秒 | Weblog
 最近、日本は「老大国になりかけている」とか「眠れる獅子だ」とか意見を聞いたりするが、大抵、『眠れる獅子』は二度と起きないし、『老大国』はただ死にかけているだけで「(経済?)大国」とは言えない。
 現実問題として、世界の統計を見比べてみれば、日本は何の変哲もない「小国」だ。まぎれもなく。統計を見ると、
東アジア :面積 1400万平方km  人口 19億人  GDP 260兆円
ヨーロッパ:面積 2100万平方km  人口 6億人   GDP 900兆円
アメリカ :面積 3300万平方km  人口 6,5億人  GDP 1200兆円
日本   :面積 38万平方km  人口 1.3億人  GDP 400兆円
 みたいな感じで、国土や面積を見ると「こんな国が昔(経済)大国と言われて、国際社会で力を持っていたのか」と疑いたくなるぐらい、日本は小国だ。 経済大国だった化石があるとすると、(まだ)東アジアよりは規模の大きいGDP額とぐらいだろう。今回は、アフリカやインド/中東系の統計を入れなかったけど、あの辺もそのうち力をつけてくるだろう。
 変な「日本信仰」を持って、日本の力を過信している人(特に政治家)が近くにいるのなら、「日本はただの小国だよ」って教えてあげた方がいい。
 若者からアンケートとると、「日本は小国になってもいい」「経済大国でなくていい」と言う青少年が増えてきたらしい。その上、変竹林な経済学者は彼らに対して、「食糧自給率の低い日本で、生活の水準を保つ為には経済力がいる」とか何とか言っているらしいが、日本は「小国になりかけている」のではなく「小国そのもの」だ。勘違いをしている若者にも、日本はまだ小ちゃい国なんだ、ってことをはっきりさせた方がいい。
 現実として、面積は他の経済地域に比べて「点。」みたいなもの、人口で15分の1~4分の1、GDPで2分の1~3分の1であることは隠せない。

 とりあえず、国土/人口が圧倒的に少ない日本は、いつ無視されるようになってもおかしくない国だ。しかし人口自体は可住面積に比べて多すぎて、自分達の食べるものを自分たちで作れなくなっている。そんな環境で生き残る為には、日本の産業はもっと、第二次/第三次産業を強化して行かないといけない。そして、「海外に食べさせてもらっている小国」であることをしっかり自覚した上で、外交を進めて行くべきだ。日本が国際社会で国家間の争いの仲介を出来ることは殆どないかもしれないけれど、日本人が紛争を原因とする貿易ルートの混乱で餓死する可能性は十分にある。交易力の拡大は絶対に必要だ。
 日本が世界の第四極を目指すために、日本人は今の自分の国の姿を直視した方がいい。さもないと、日本は消滅するかも。

 でも一方では、アメリカが発展を始めたのは100年ぐらい前からだし、ヨーロッパが発展しだしたのは50ぐらい前から、東アジアに関してはつい最近成長を始めた所と言う事実がある。だから、世界の第四極をになう存在として、100後には日本がアメリカを追い越している可能性もあってもいいと思う。

留学も人それぞれ。

2006年01月21日 07時18分38秒 | Weblog
 海外留学中、授業と日常会話とどっちが難しいのか。聞いた感じただ話すだけじゃなく、理解しないと行けない授業の方が難しい様な気がする。しかし、そこには理系と文系の違いが出てくるのだ。
 概して、理系で使われている記号/式なんてものは世界共通だ。講師の話している事が分からなくても、やってる事は式を見れば分かる。場合によっては、回答を見てから問題文の意味が分かるようになる事もあるだろう。意見があっても口で言わずに、式で例示してみればいい。とりあえず、会話に比べれば授業の方がかなり楽だろう。
 残念ながら、文系の留学はそうはいかないようだ。授業で使われている専門用語も日本ではちゃんと日本語訳されているのが多く(理系の先人達はさぼっていたと言う事ですか)、授業について行くのがちょっと難しい。と言っても、やっぱり個人の背景知識の問題である。歴史上の人物の名前を一人聞き取っただけで、授業の内容がだいたい分かってくることもある。

 ちなみに、会話力の方は自然に友達が増えるにしたがって伸びていく。そうなると、海外留学前の日本での主な学習は、(語学留学の場合をのぞき)専門分野の日本語知識の増強を目的にすべきだろう。 現地語がペラペラ話せても、その内容が現地の小学生と同じなら、「学友」を見つけるのは不可能???????? まぁ、(日本の大学生の学力差が大きいように)小学生レベルの頭脳を持った友達を見つけられるよ。