21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

株で損しよう vvv

2006年01月22日 07時43分49秒 | Weblog
 カジノの中で運が結果を左右する事が最も多い(?)「ルーレット」 大抵、目は00、0~36まで38通りあって、そのうち赤と黒が18通り、緑(?)が2通りある。最もリスキーなルーレットのゲームは38種類ある数字の一つに直接賭けることで、倍率は36倍。払戻額の期待値は掛け金の18/19倍となる。そして、赤か黒の一つを選ぶゲームなら倍率は2倍で、当たる確立は9/19。この場合も期待値<1となり、払戻額も掛け金より少なくなってかえってくる計算である。参加者が賭けを続ければ続けるほど、しっかりと親の勝額が大きくなって行くすばらしい商売である。だから、日本国内では日本政府以外(災害にあった地方自治体を除き)賭け事の親になれないように、法律か整備されている。特に日本では、海外の宝くじも買えないようになっていて、完全な独占状態を保っている。競馬、競艇からパチンコ、サッカーくじ、それに宝くじにいたるまで、しっかり運営者が儲けられるようになってる。石原東京都知事の都立カジノ場建設案に各大臣さんが反対する理由も簡単に理解できるね。 まぁ、カジノの場合はその利益がホテル宿泊費の割引になったり、あの辺で立派なアトラクションが無料で見れるようになったりする元になってる。あんなアトラクションは金を払っても、そうそう見れるもんじゃない。その点は損した人もその分のどっかで得してると言えるのかも。 それに、宝くじの売り上げは別に変なことには使われていない。。。。。。。
 そこで「株」の話。
株の場合も「ハイリスク・ハイリターン」「ロウリスク・ロウリターン」の原則が成り立っているようだから、その点で「株」の期待値は1であると言えると思う。ここ百年の株価の平均上昇率は年約6%らしいけど、僕はこの間の平均インフレ率の方を知らないから、この上昇が株主の利益になってのかどうかは分からない。とりあえず、第一次世界大戦とか世界恐慌とか第二次世界大戦があった割には、結構いい上昇率だと思う。
 まぁ、株の基本期待倍率を1,03とおいた場合、次に考えないと行けないのは国がとる「税金」と証券会社がとる「手数料」だ。税金の方が売買差益で利益が出た場合だけ、出た利益の中なら取られるだけだから、今の所この計算では無視をしていいと思う。とりあえず、確か税率は30%ぐらいだった様な気がする。(???????)
 そうなると後は手数料これは、損得に関係なく株を売買した時に定額/率で取られる。その時、君が動かしているお金の総金額X 0.03<1年間に証券会社に支払う手数料総額なら、君は損することになる。つまり、小銭で毎日株を売買している「デイトレーダー」なんてものは、損をする為にお金を動かしていることになる。この場合、損をした変わりに手に入るのは「人生経験」と「ハラハラ/ドキドキ体験」かな。
 と言っても株の場合、取引をしている人の証券知識/会社情報が利益期待値を大きく左右するから、この計算は絶対に、絶対じゃない。とりあえず、でかい金融会社に年収数億円で雇われているプロのトレーダー以上の知識/能力(もしくは運?)がある人なら、しっかり、デイトレードで利益を稼ぎ出すことが出来るだろう。私はこの点は保障できる。 後は、御馬鹿で貧乏な私みたいな人は、しっかりと会社を調査した上で、ある限りの貯金を一気につぎ込んで、儲かりそうな株をドーンと買って、少なくとも2年3年はじっと動かさずに持ち続けることが、損をしないコツかな?
 まぁ、その間に暴騰/暴落が発生したら、さっさと計画変更をした方がいいけどね。
そんなのが起きるのが分かれば苦労しねぇよ。と言いたいね。

スイスイ水水。

2006年01月22日 07時41分22秒 | Weblog
 日本のとある商社が欧州2社と共に、バーレーンで海水から淡水を作っている現地会社を買収/増資して、現地での「飲料水の生産」を強化するらしい。原油高による経済発展/人口増加の見込み、水の需要の増加を期待してるんだって。でも実際、原油高で淡水化装置を動かす為の燃料(石油)価格も上がる可能性があるのに、そのリスクは大丈夫なのかな。
 僕、個人としてはまだナイル川やチグリス・ユーフラテス川の上流からパイプラインで水を輸入した方が安上がりな気がする。 今の所、水の利権を求める国際紛争が起きたなんて話は聞かないが、これからは水が石油より戦争の原因になることも増えるだろうね。ヨーロッパが国際河川の水質/水量の話し合いを持っている意味がもっと高まるだろうかね。
 まさか、日本が日本企業の水利権を守る為に自衛隊を使うことはないだろうから、ブッシュさんのイラク侵攻と同じことにはならないと期待する。 でもあの日本商社にとって、バーレーンが将来的に政策変更かなんかで、「企業国有化」でも打ち出したら、悪夢だろうね。
 おっと、一方で南米では「石油企業国有化」を打ち出して当選した大統領が、外資誘致/経済の立て直しを目的として、政策の実行を先延ばしにするって。本当かいな。裏に「利権」トカとか、あったりして。。。。