21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

swine flue 感染経路

2009年04月29日 11時19分06秒 | Weblog
 豚インフルエンザの感染者には若者が多い。特にアメリカの「高校生」とかニュージーランドの「高校生」が感染していると言う事実に興味をひかれた。

 彼らがメキシコの「どこ」を「いつ」訪れて「なに」をしたのかが気になる。彼らの行動範囲に何かあるんだろう。

 多くの場合、若者は免疫機能が高く感染しにくい。

 メキシコでの死亡者に若者が多い。と言うのと、感染者に若者が多いと言うのは、一見、筋が通っているようで矛盾している。
 若者がウイルスで死亡する場合の多くは、ウイルスの毒性ではなく、本人の免疫機能が過剰反応することが原因となる場合が多い。
 つまり、免疫機能が強いために少数の若者が感染しないが、その中のほんの一部が免疫機能の過剰反応で死亡する。と言うのが定説である。

 メキシコの若者に感染者・死亡者が多い原因は、彼らの生活習慣を調べてみないと分からないだろう。
 後天性免疫不全症候群の発病予備軍が感染・死亡者の中心になっている可能性も考えられる。

豚インフルエンザ

2009年04月27日 09時48分37秒 | Weblog
 豚インフルエンザが、昨日今日と注目を集めているが、政府の対応は遅すぎる。

「水際で食い止める」と言っているが、豚インフルエンザはすでに国内に入り込んでいるし、感染も拡大している。

 ただ、豚インフルエンザは普通のインフルエンザに比べて、毒性が強くないために、日本のような先進国で、国民の栄養状態が良い国では、感染が拡大しても問題にならない。

 発展途上国のメキシコ国内で、人口密度が最も高いメキシコシティの中の、栄養状態が良くない低所得者が混雑に住んでいる衛生状態が良くない地域で、治療費の問題から、病状が深刻化するまで受信できない人が死亡しているだけである。
 これは、貧困問題・公衆衛生問題・貧富の格差問題で、政治的に対策が取られるべき問題で、日本国内での感染拡大に時間をかける必要はない。


 「危機感」を演出し、国民に恐怖感を植え付けたうえで、政府の対応力を強調してヒーローになろうとする各国政府首脳の選挙活動には嫌悪感をおぼえる。
 豚インフルエンザは日本国内では流行しない。しかしそれは、病原菌の毒性が弱いからであって、日本政府に対応力があるからではない。


 「緊急対応」名目で、物流・人の動きを制限し、国内産業(特に農業)を保護する方向に動き出せば、日本経済の悪化度は深刻さを増す。新しい「官製不況」が生み出されることになる。

 豚インフルエンザ問題への正しい対応は、メキシコのスラム地区への支援を拡大することだ。日本のODA資金を使い、日本企業の技術力で、上下水道・電力供給システムの整備を進め公衆衛生を改善するとともに、教育を普及させて産業を興し、住民が十分な食事をとれるようにする必要がある。
 北米向けの自動車を生産している工場は、人件費が高い日米での生産をやめ、メキシコに移るべきだ。

燃料電池車?

2009年04月27日 09時20分56秒 | Weblog
 ガソリン自動車が爆発的に普及した理由の一つは、「統一された給油システム」にある。

 自動車のメーカーの種類、ガソリンスタンドの系列の違いによらず、どこのスタンドでもすべての自動車・バイクが給油を受けることができる。

 ディーゼルとガソリンの違いはあるが。


 環境新時代を迎え、次世代自動車の給油システムが多様化しようとしている。

一般車 - ガソリン、ディーゼル、バイオ・ディーゼル

ハイブリッド車 ー ガソリン、ディーゼル

天然ガス車 - LNG

燃料電池車 - 水素

電気自動車 ー 電気、プラグ・イン・コンセント


 ガス車は、業務用が多く各事業所で給油しているのが一般的で、利用者(会社員)もそれには不便を感じていない。

しかし、普通車のレベルで、利用者が自分の車に会った供給スタンドを見つける手間をかけるのか? 1円でも安いガソリンスタンドを探しまわっている人も少なくはないが・・・ 自動車が、「気軽には利用できない」モノになっていくような気がする。


長期的には、燃料電池車・ガソリン自動車・電気自動車のうち、一つは消滅するだろう。もしくは、全てのガソリンスタンドで、ガソリン、ディーゼル、水素を供給できるようになる。もちろん、そのために必要な数億円の設備投資費を準備できない個人経営のガソリンスタンドは倒産する。新しい「官製不況」である。


電気自動車は、コンビニの駐車場で充電できるようになるのではないだろうか。

やっぱりNHK・・・

2009年04月19日 21時55分36秒 | Weblog
 今日のNHKスペシャル「マネー資本主義・第一回」 http://www.nhk.or.jp/special/onair/090419.html を偶然見てしまった。

 番組の構成が「保守的」なのはNHKだから仕方ないとして、明らかにおかしな表現があった。

 番組内でGDPと発行債券額を比べていたが、意味がない。GDPは「生産額」で、発行債券額は「資産額」だ。小学校の高学年の社会科の教科書でも「信用創造」が説明されていることが多い。NHKの、しかもスペシャル番組を作るような人たちには、そこの違いを知っておいてほしかった。

 GDPと発行債券額を比べるのは、年収と借金の額を比べるのに近い。一見すると間違っていないようだが、大問題がある。

 年収500万円・借金額1億円の2人がいても、片方の借金は遊ぶ金として消えていて、もう片方の借金はビルの建築費になって1億円のビルが建っていれば、この二人のおかれた境遇は全く違いものになってくる。


 日本を代表するテレビ局の番組制作者には、この違いに気づいて欲しかった。

ただ単に、CDSの取引額の増加を追いかけるのではなく、その間の資産価格の上昇にも気を配ってほしかった。

だから車が売れないのかw

2009年04月08日 23時52分20秒 | Weblog
 国内の新車販売台数が低迷を続けている。もちろん金融危機の影響もあるだろうが、市場停滞のトレンドはずっと前からあった。

 あるアンケート結果によると、「自動車を欲しい」と言う学生の数が、「パソコンが欲しい」と答えた学生の数を下回ったそうだ。
 まぁ、本体価格が違うのだからしょうがない。

 って、パソコン等・IT機器を一揃えする(パソコン・プリンター・モデム)のと、中古自動車を買うコストはほとんど同じだ。

 一昔前まで、自動車を買うために使っていた費用を、最近の学生はパソコンのために使うようになったのかもしれない。


 社会の変化も見逃せないだろう。街中に遊べるところ(カラオケ・ボーリング場等)が増えれば、わざわざ自動車を買って遠出をする必要もない。
 それに、街中で遊ぶために金を使ってしまっていれば、自動車を買う頭金も貯まらなくなる。

まぁ、その辺が理由でしょう。

住宅市場回復

2009年04月07日 23時48分03秒 | Weblog
 アメリカ住宅市場の取引高が回復に向かっています。

 最大の要因は、住宅価格の下落と住宅ローン金利の低下です。賃貸住宅に住んでいる多くのアメリカ人にとって、始めて住宅ローンの月々の返済額が、家賃の支払額を下回りました。

 借家に住み続けるよりも、家を買ってしまった方が得をする時代が来たのです。

と言うわけで、住宅市場は回復します。

VWの一人勝ち?

2009年04月02日 23時40分44秒 | Weblog
 ドイツの自動車メーカー・VW(フォルクスワーゲン)が高い収益性を維持しているらしい。

 世界の自動車市場が急激に収縮した昨年でさえ、しっかり黒字を確保していたにもかかわらず、3月のドイツ国内の新車販売台数は40%の伸び率を示したらしい。

ポルシェ・VW、堅実な経営を続けていたドイツ自動車メーカーのが成功をおさめている。

景気回復

2009年04月02日 23時14分33秒 | Weblog
まえから、3月には世界景気が回復すると書いてきましたが、最終的に景気回復宣言です。
 日本経済は人知れず2007年代から景気後退局面を迎えていましたが、世界経済も人知れず、3月から回復局面に入っていたのです。

具体的な数字は今後出てくるでしょう。

 とりあえず、今手元にある数字は、NZ新築許可件数11%増・AUS貿易黒字$21億・イギリス住宅価格1%増・・・・・


 もっと分かりやすい数字が出てくるのは、6月になって統計が整理されてからでしょうかねw
 今月中旬には、アメリカの銀行群が4半期決算の発表を予定しています。期待増・増でしょう。