21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

「落ちこぼれ」と「吹きこぼれ」

2006年01月25日 16時33分06秒 | Weblog
 学校の授業で内容が難しすぎて授業について行けない子を「落ちこぼれ」、逆に内容が簡単すぎて学校で勉強する意欲を失ってしまった子を「吹きこぼれ」と呼ぶらしい。何じゃそりゃ?? せめて学校で児童がもっと個性を出せればいいのにね。
 今の日本の教育制度は「ゆとり」か「詰め込み」かなんて単純な議論じゃ発展しない。これから取り組んで行かないと行けない教育問題は多い。「学習障害児への特別カリキュラムの設定」や「移民の(日本語の分からない)児童への教育」~「虐待を受けている児童の保護」まで、範囲は広い。「被虐待児童の保護」が出来なければ日本の治安は悪化するし、「移民児童への教育」を無視すれば日本はフランスと同じ爆弾を抱える事になし、「学習障害児」に特別な授業を受けさせなければ日本の中からアインシュタインやエジソンの様な天才が生まれる事を期待できなくなる。

 誰か頑張って~~~。

英語に必要なこと

2006年01月25日 16時20分05秒 | Weblog
 英語を勉強する上で必要なのは単語力。英文法や会話なんて、単語力がつけば後から勝手についてくる。単語をいっぱい知っていればある程度の英文の意味は想像できるので、読書を通じて英文法を身につけられる。会話も同じだ。知ってる単語の量が多ければ、練習がしやすいのですぐに能力を伸ばす事が出来る。まぁ、幼児が日本語を身につけて行くのと同じ事だ。
 問題は単語力をどうやって伸ばすかだが、「暗記カード」なんてものはあまり役に立たない。英語のほとんどの単語は独自の意味を持っている。それを日本語に訳すのは不可能なのに、暗記カードで英単語1つ1つと日本語を結びつけて行くのは結構無駄な作業だ。そこでちょっと、「古典勉強法」からヒントを得てみる。日本古典の勉強法として皆が信じているのが、百人一首の暗記。馬鹿は気付かずに「何故か覚えているやつは古典の読解力が高い」とか言うが、それもそのはず、百人一首の中には1000語以上の古典単語と独特の文法技法が入ってる。そんなのを覚えられれば、能力も伸びる。普通なら古典単語を1500も覚えた上、文法を修得するのは楽じゃない。
 と言うわけで、言語(日本語・英語)能力を伸ばしたかったら、その言語で書かれている意味の分かる文章を丸暗記しなさい。何か興味のある事でいい。詩でも小説の一場面でも、新聞記事でも。たぶん、うまく行くはず。

インカ帝国の悲劇??

2006年01月25日 14時23分00秒 | Weblog
 500年以上前にインカ帝国はスペインによって滅ぼされたわけだが、実際文明はインカの方がスペインより進んでいたらしい。インカは、当時世界一の帝国だった。インカ遺跡を訪ねてみれば分かるらしいが、私はまだ行った事がないので知らない。でも歴史の教科書に書いてある「スペイン人の進んだ武器(銃)が、インカを滅ぼした」って言うのは嘘だろう。
 第一、当時の銃は火縄銃だ。扱いが難しく連発がきかない。だから、日本史に火縄銃が主要武器として登場するのは「長篠の合戦(織田信長vs武田勝頼)」ぐらいだ。(どうも日本の山がちな地形が銃の効果を弱めるらしく、次に鉄砲が日本史に主力武器として登場するのは幕末になってしまう。) 火縄銃の威力を最大限発揮させるためには、大量の歩兵にありったけの鉄砲を持たせて、平野/盆地で戦わないといけない。どう考えたって、スペイン人が母国からの兵士/武器の輸送が困難な中、急峻なアンデス山脈のなかで、インカ人に勝てるわけがない。一説によると、インカの弓の方が、連射力/射程距離/命中率で火縄銃に勝っていたらしい。となると、もうスペインのインカ征服は不可能だ。

 それを可能にしたのが、インフルエンザ????
ヨーロッパから持ち込まれたインフルエンザ等、病原性ウイルスにインカ人が抗体を持ってなかったのが、帝国滅亡の原因だろう。。。。う~ん、鳥インフルエンザに世界を滅亡させる力な無いといいけどな。

ベトナム戦争~アメリカの成功~

2006年01月25日 14時06分02秒 | Weblog
 ついさっき、面白い本を読んだ。今まで、ベトナムはアメリカの敗戦経験だと思ってきたけど、それはどうも違うらしい。
もともとアメリカはベトナム戦争に「社会主義のドミノ拡大を防ぐ」事を目的をして介入した。そして、アメリカ兵士十万人の犠牲を出したのみで、ベトナム兵士400万人/市民1000万人以上を虐殺した。その後アメリカは撤退したわけだが、その本によると「社会主義を目指しただけの市民」を1000万人虐殺した事は、「社会主義の拡大を防ぐ」目的をしては最大の効果を発揮したらしい。(そりゃそうだ。) 味方が裏切らないよに敵対した勢力を徹底的に潰すのは、チンギス・ハーンや織田信長とかと似た所があるね。片方は世界最大の帝国を作り、もう片方は.................
とりあえず、私は同じ手段がイラク/アフガニスタンで使われない事を祈る

 以外と知られていない事実をして、キューバ危機についてもう1つ。
キューバ危機の引き金を引いたのはアメリカだ。アメリカがソ連の背後に当たるトルコに核ミサイルを運び込んだのが、危機を引き起こした原因と言われる。さらに結果として、アメリカはソ連とのキューバ危機チキンレースに勝ち、ソ連を悪の帝国として印象づけるのに成功した。 ついでに書くとアメリカは、世界で始めて核兵器を作り、世界で唯一核兵器を実戦使用し、世界で始めて外交交渉で核兵器の使用をちらつかせた所で、未だに放射性物質を含む汚い爆弾を実戦使用している国だ。
 まぁ、地雷やクラスター爆弾を未だに使い続けているぐらいは可愛いもんだね。