21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

NZの経済状態??

2007年12月05日 15時17分45秒 | Weblog
 NZの住宅バブルって本当ですか? 住宅価格は確かに上がっているけれど、バブルと言えるのか? 言えないのか?

 NZは人口増加が速いので、単純に建設が間に合わない事による住宅不足で、単純に住宅価格が上がっているのかもしれない。その上、平均住宅面積も価格の上昇分と同じぐらいのペースで広がっている。単位面積当たりの価格で考えたら、上がってないかもしれない。その場合バブルじゃない。
 その上、住宅設備自体の性能も上がってきている。断熱効果の高い壁構造の出てきているし、内装の豪華さも増してきている。その分を計算に入れると、とても住宅価格の上昇はバブルとは言えないのではないか?
 さらに、「グリーン住宅」も価格を押し上げているんじゃないか? 太陽電池とか、風力タービンとか、、、、

 人口の増加と高金利はNZのインフレを加速させているんだって。人口の増加で、需要は増えているが、企業側は高金利のために設備投資ができず、供給は伸び悩んでいる。それがインフレにつながっているとか、いないとか、、、、、かと言って、中央銀行がインフレ退治として金利を上げているのを逆効果と言えない面も。。。。


 隣国のオーストラリアの経済成長でNZは人材不足に陥っている。給料格差のせいで、医者が足りないのをはじめ、例えば、会計士はオーストラリアでNZの約2倍の給料がもらえるらしい。その上、オーストラリアは鉱山業が伸びていて、鉱山で働く単純労働者も給料も、NZの単純労働者のより高い。ただでさえ、NZは教育力が弱く、‘人材‘がなかなか育たないのに、その少数な人材でさえ、オーストラリアにとられてしまっている。

NZの経済に将来はあるのだろうか?