21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

By Thomas Edison 失敗したのではない、勉強したのだ。

2020年02月08日 19時14分44秒 | Weblog
発明王Thomas Edisonの名言に、
「私は失敗したことがない。1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ」的なのがある。

学生時代の私は、この言葉の意味が分からなかった。
どう表現しても「失敗は失敗」、そして「失敗から学ぶのは当たり前」と思ってた。

社会人になって、この言葉の重みを感じる。
失敗から学ぶのは難しい。


特に、社内で「先輩の失敗」から学ぶのは難しい。

失敗から学ぶためには、失敗の原因を分析し明確にする必要がある。
しかし、「先輩の仕事を批評してはいけない」社内文化があるため、失敗の分析はできない。
また、失敗を分析する場合には、失敗の原因を「人」に結び付ける文化がある。当然、システムや環境(時間、温度、湿度、地場等)を失敗の要因として分析するのが難しい。



「失敗」を乗り越えて「うまくいかない方法を見つけただけだ」を言い切るためには、越えなければいけない社内慣習の壁が多すぎる。



「失敗する」と「勉強する」の違いが、こんなにも大きいとは、学生時代の私は知らなかった。