21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

努力

2011年11月23日 17時05分26秒 | Weblog
仕事を「頑張る」って、何をどう頑張れば良いのか? 分からん。

円高の影響もあって、今までと同じように頑張って売上を伸ばすと、赤字が増えてく。

努力は利益を出すためにするべきであって、赤字を出すために努力するぐらいなら遊んでいた方が良くないか?

今の赤字を我慢することで、将来的な利益につながるのであれば、まだ頑張る価値もある。
けれども、失業率の高止まりに苦しむアメリカ合衆国、政府債務問題が深刻化するヨーロッパ。今の赤字を我慢すれば将来的に利益が出る市場になる、って保証はない。

円高はどこまで進むのか?
$1が75円で設定して、赤字を50万円以内に抑える計画を立てていたら、決済をするころには70円まで円高が進行して100万円の赤字になるかもしれない。そんな状況だったら、仕事を頑張るのはムリでしょう。



過去の成功体験にとらわれている上司がいると最悪。
「国内市場の売り上げも伸びていく、輸出も伸びる」って時代は、需要超過だったから、頑張れば頑張った分だけ売上も伸びるし、利益も上がる。新規の取引では赤字を出してでも、長期的に見れば黒字になる。なぜなら新規取引先の売上も右肩上がりだったから。

今は、「国内市場は縮小し、輸出競争力も低下する」って時代。供給超過で価格競争に陥るから、変に頑張って売上を伸ばすと赤字が伸びる。赤字覚悟で新規の取引に手を出すと、黒字化する前に新規の取引先が倒産する可能性がある。場合によっては、黒字が出始める前に韓国や中国の企業に切り替えられる。




目の前の仕事をこなしていくのを「努力」と呼んだのは過去の話で、これからの創造的な努力をしていかなければならない。

1 コメント

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いま日本がすべき努力 (トシハル)
2012-01-17 02:07:57
日本の将来の経済、政治の安定のために、緊急に取り組まなければならないことは、エネルギー確保ではないでしょうか?イランを巡る原油の問題はアメリカとの関係もあり、日本の経済面だけの立場では、対処できない危険があります。原発事故による経済損失、事故補償、除染費用は、今後ますます国民の負担になりつつあります。震災復興も経済安定も、すべてエネルギーが安定供給されなければ成立しません。今日本が限られた予算の中で、優先すべきは化石、原子力以外の再生可能エネルギー、または、メタンハイドレートなどの海底資源の開発ではないでしょうか?今まで巨額の税金が、原子力発電政策に使われてきました。そのため再生可能エネルギーの開発が遅れてしまったことは事実だと思います。原発に関る利権をもっている組織、自治体からは猛反発と抵抗があるかも知れませんが、エネルギー開発の努力をしないと日本は深刻な危機に見舞われると思います。。
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