21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

TPPと農業・・・。

2011年11月06日 22時50分42秒 | Weblog
日本の農業は輸入品(ガソリン・軽油)に依存している。

それを考えれば、農業を支えるためにはTPPは必要だ。
TPPに反対している農業団体が、本当に日本の農業の将来を考えているのか? 信じられない。
高齢化した農業従事者が、自分が引退するまでの間だけ、既得権益を守ろうとしているように見える。




日本の農業は機械化(田植え機で耕し、稲刈り機で刈り取り、トラックで運ぶ)が進んでいる。
ハウス栽培では、証明や暖房まで使っている。

機械を動かすには、ガソリン・軽油が必要。

ガソリン・軽油の輸入依存率は99%

つまり、農業の輸入依存率は99%

って言う、簡単な構図が理解できない人はいないと思う。



輸入依存率が高い農業を支えるためには、貿易の自由化が必要。
つまり、TPPが必要である。

2 コメント

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コメントいたします (kyazu)
2011-11-07 20:08:50
ブログをブックマークして読ませていただいておりました。

いつも内容を興味深く読んでいたのですが、今日の内容には疑問がありました。

日本の原油の輸入先の大部分は中東からなので、TPPで農業に占める燃原料単価を低くできるとはあまり考えられないのですが…

よろしければ上記疑問にご回答ください。よろしくお願いします。
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Unknown (Unknown)
2011-11-07 22:55:50
農業をするためには燃料が必要。
燃料を買うためには外貨が必要。
外貨を稼ぐためには輸出産業が必要。
輸出産業を守るためにはTPPが必要です。

大きな理想は「石油備蓄を増やす」こと。13億バレル近い備蓄石油があれば、農業用燃料も安泰。TPPも必要ない。
でも、日本政府に実行力が無い。

次の理想は「外貨準備を増やす」こと。原油の輸入は主に米$を使うので、4~6兆ドルぐらいの外貨準備があればTPPは必要ない。
でも、日本銀行に実行力が無い。

次の理想は「食糧自給率を増やす」こと。食料自給率が200%ぐらいあれば、農業用燃料に必要な外貨を食料品の輸出で稼げるようになる。TPPは農産物輸出の助けになるはずだ。
でも、農業団体の改革意欲が弱い。

最終的な手段として、「他の何か」を輸出して外貨を稼ぐ必要がある。既に日本には輸出できる製品を製造できる企業は残っていない。日本のGDPに対する貿易額の割合はワースト4に入る。

貿易赤字が続けば、いつまでも円高が続くとは思えない。為替が円安に動けば燃料の輸入価格が上昇し、農業も圧迫を受ける。

貿易赤字を縮小させて、円安圧力を軽減させるためにTPPは必要なのである。
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