原油安と異次元量的緩和

市場に大量に資金を供給すれば、インフレが起きる（商品価格が上がる）。ってのが、日本銀行の武装理論だったはず。

異次元量的緩和を進め、他にも世界中の中央銀行が量的緩和を進めている中で、「原油安」が進んでいる。　そのこと自体が、日本銀行の理論が間違っていることを証明している。
日本銀行の理論が正しければ、原油価格が下がるはずがない！

つまり、日本銀行が政策の根拠にしている理論は、間違っている。
市場に「供給」される資金が増えても、商品価格は上がらない！　インフレは起きない。

とは言え、市場に「流通」する資金量が増えれば、商品価格も上がり、インフレが起きる。
もう一歩進んで、市場に「流通」する資金量が増え始めるまで、市場に資金を大量供給してもらいたい。


いずれにせよ、「想定外の原油安で・・・、インフレ率が・・・・」って言い訳は、自分たちが実行している政策の理論部分を自己否定しているだけ。　そんな言い訳は、無意味。