風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

ここにいたのか

2007-11-22 08:14:03 | 徒然
昨日は、18時すぎに仕事をきりあげ、会社のトイレの鏡に映る自分の姿をみて、早く家に帰りたくなった。
化粧もして、髪の毛も巻いて薄い桜色のニットを着ているのに、冴えない。仕事が終わったあととはいえ、なんだか気持ち悪い。
トイレの化粧台の前では女子の先輩が歯磨きをしていて、先輩と話しながら笑う私の顔にはもっと違和感があった。
なんだか「無理してる」感がにじみでていた。

それも私なんだよなぁと思いつつ、とにかく知り合いのいないところへ早く逃げ込みたかった。

とぼとぼと田町駅まで歩いた。夜風がもう冷たい。
野で乗り換え、駅ナカの書店で一条ゆかりの新刊を買った。
書店の向かいにあった喫茶店でさっき買った漫画を読んだ。
前にも書いたけど、一条ゆかりの『プライド』8巻がそれで、私の好きな台詞が書いてある巻だった。
それを読んでいる間は物語に夢中だった。最後の方は感動の涙さえ流してしまった。

読み終えて喫茶店を出て、ふと時計をみるとまだ20時すぎ…

家のある駅に着いてスーパーで食料品を買い、コンビニで黒いストッキングを2足買った。

本当は帰ってすぐ寝たいのだけど、買い物はしておかないと後で困る。
ストッキングはいつの間にかなくなっていることが多くて、朝「なんでないの」と泣きたくなるから…
早く帰ってあったまりたいけど、寄り道して買った。

家はやっぱりいい。
一人暮らしは誰もいなくて寂しいけど、それでも家に帰るとほっとする。

まだ21時前だったので、設計事務所の先輩から貰った『ASIAN JAPANESE』を最初のページから少し読んでみた。

まださわりしか読んでないけど、面白そうというのと、読んでてつらくなりそうだと両方思った。また時間があるときに読もう。


そんな風に過ごした昨日の夜、思い出したのは、私はもともと、とてものんびり屋だということだ。
頭の回転は速くないし、おじいちゃんと話してる方が落ち着くくらいゆっくりペースなのに、早くしなきゃと焦って無理してるんだ。

それに気付いただけで落ち着いてきた。
そんな自分で外に出ていくのはまだ間に合うかな。
無理した自分を脱ぎ捨てたい。

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