風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

完璧の跡

2012-03-15 08:07:52 | 徒然
目をそらさずに自分を見つめるようになってから
今までどこかの誰かになろとしていたんだと気付いた。

どこかで見た笑顔の輪郭
どこかで見た手足の太さ
どこかで聞いた賢さ
どこかで聞いた豊かさ
誰かが言ってた幸せ

始めは、それいいなと思うくらいの軽い気持ちだったんだと思う。
人の優れているところを見習って目標にするのはいい。

でもいつの間にかそれにとらわれてしまっていた。

既に誰かに「それはアリ」と評価されているものは良くて
「それはナシ」というものは、見ないようにしていた。

鏡の前に紛れもない誰でもない私がいても。

鏡に向かって笑顔をつくってみる。
普段人と話ているときとか意識せずに笑ってる自分の顔は知らない。
どれくらいかけ離れてるんだろう?
自分が勝手に作り上げていた「完璧な自分像」と。

今は、この顔にできたちょっとしたシミも、薄い眉も
少し左右高さの違う小さな目も
少し窮屈そうな下の歯並びも
ちょっと広めのおでこも
高くも低くもない鼻も

全部私なんだなーと思う。
思うっていうか、実際そうなんだから言うまでもないんだけどさ。

…今朝は化粧しながら「あ、つくるのやめよ」と思ったんだ。
うーん、もっといい言いかたありそうだけど
今の自分、悪くない、結構いいって思った。
きっとそう思える自分の内側が変わったんだと思う。

人前に出るのも怖くなくなりそう。
これから徐々に感じていく変化なんだろうけど。
人にどう思われようと、今の自分はこうだからって、ありのままを許してる。
今までだって、人前に出たり、人に自分を知ってもらうのが嫌だったわけじゃない。
ただ、返ってくるリアクションがイマイチだと
すぐ自信をなくし落ち込みがちでした。

きっとそこは変わっていくんだと思います。

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