風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

本は消えない

2011-05-17 07:38:48 | 徒然
今朝は少し電車を遅らせて、始発電車に乗り座っていくことにした。

私の向かいの7人掛けシートには6人座り、そのうち本を読んでいる人が4人。
その4人は皆50代位の男性だ。

電車の中の光景は、時間や場所によるけれど
私は「携帯電話を操作している人が多い」ものだと思い込んでいた。

でもよく周りを見ると、実はそんなことない。
今乗り換えた電車の中だって
目の前のおじさんも、隣の女子高校生も、後ろの男性も、斜め前のおじさまも
ハードカバーの本、テキストらしき本などをそれぞれ手にして読んでいる。

あとは日経新聞を読んでいたり、寝ていたり
イヤホンで何かを聴いていたり

携帯電話をいじっている人は私の周りには2、3人というところだ。
ま、朝の混んでいる電車だからあまり見渡せないので、私の周り半径1.5mの範囲での話だけれど。

本は情報に直接瞬時にアクセスできる媒体だ。
だって実物がそこにあるんだもの。
接続の環境を選ばない。
本を開けばそこにある。
私のかばんの中にも『やさしい建設業簿記と経理実務』という本が常に入っている。
私にとっては、ちっともさしくないので毎日数ページずつ読んでいる。
あと40ページでまず一通り読み終わる。
私は本を持ち歩いているというより、自分なりの小さな目標を持ち歩いているのだ。
携帯電話は便利だけど、ただ眺めているだけだとあちこち色んな情報にアクセスしてしまう。
電子書籍は…使ったことないけど…、アンダーラインやマーカーひけないんだろうしなあ。
分厚くて重い本を読むには便利だろうけど。

本を読み込んでボロボロになっていく感触とか、あと何ぺージで読破だとか、手に紙の感触がないと読んだ気がしない。
知識が自分のものになった気がしないと思う。

だからどんなに情報がデジタル化してもきっと本は消えない。
ただし、選ばれた本しか残らないということになるんだろうな。

ってこんなこと考えている間に会社最寄駅に着いちゃった。
は~、昨日から新しい業務の引き継ぎを受けて
てんやわんやです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿