風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

雨降り

2012-05-03 14:41:32 | 徒然
今日は雨降り、お家で大人しくしております。

今日は2つ、描きたい絵のテーマと構図が決まりました。

1つは先日「春お散歩」をしたあとに浮かんだもの
もう1つは、1つ目をスケッチブックに描いたあとに
次の真っ白いページに向かったら自然と浮かんだものでした。

あとは、デッサンしたりしながら洋服のひだのつき方や光のあたり方
身体の動きや色の出し方などを細かく詰めていき、
それら様々な要素をコーディネートしながら全体を仕上げていく感じ。
画材選び、紙の大きさに至るまで
その絵のテーマにぴたりと合うように細かく設定していく。

この作業はかなり客観的な視点が必要だ。
デッサンにしろ色をのせるにしろやっぱり練習が必要だし…
ただ、大体このスケッチが描けた時点で骨格はできており、必要なことは盛り込まれている。
他の人がみたらなんだこりゃ?と思うだろうけど。
特に今回はタイトルがぴたりと決まっている。

私の場合、きっと技術より、描きたいこと
コンセプトができるかどうかが最も重要なんだなと思った。
表に出したい思いがあるか。何を描きたいかがはっきりすれば、絵が描ける。
あとはそのスケッチをどう磨き輝かせるか
描きたいことを最も効果的に魅せる技術を選び磨くだけの話だ。

目的があれば、そんなもん後からついてくるさ。
スケッチの内容が必要な作業全てを決める。
あとは実際にやるかやらないか、です。

そんなこんなで午前中は、最初はモヤモヤしていたけれど
スケッチを描いたら「今日はもうやること終了~、お疲れ」というくらい充実感があった。

誰に言われたわけじゃない、好きで描くのだから全て自由。
自由だと誰のせいにもできないし、誰かに必要とされているわけでもない。
人に言われて描く方が描けない理由も逃げる口実もつけられて、ずっと楽なのだ。

「こんなことして、何になる」といつも諦めていた私にとって
そうやって何か描けるようになったのは物凄い変化なのだ。
これは本当に自分にしか分からない、自分しか評価してあげられないことです。
だから私は自分の一歩を誉めちぎります。
そうするといい気分になって、気付けばいつの間にか微笑みの顔になっている。

どんより雨模様のつまらない日…
なんて思う時こそ自分にとって何か意味のある一歩を踏み出せば
自分だけにしか分からない、天晴れな瞬間が静かに訪れたりするんだ。