風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

上手にお付き合い

2006-01-30 00:26:30 | 悩み事
 最近ちょっとしんどいことがあって、気持ちが低迷気味…

自分の進路のことも、書類を送った先からのお返事はまだなく、
なんだかやっぱり現実から逃避していて、足踏み状態。
やらなければいけないことはわかっているのに、動かない、臆病な自分。

ああー、こんな自分は嫌いだ。
まずは生活する為のお金を稼ぐ仕事と、自分の興味のある職業がマッチした職を
探すことが先決だ。
こうして書いていると考えが明確になる。
なんだか、自分を自分で焦らせているな。

 とにかく今はあんまり調子がよくないらしい。
そのうち、ペースができてくるだろう。
私は頑張りすぎて(といっても努力するのとは違う)気負いすぎてしまうタイプらしい。
そういう私はまぁ、いってみれば臆病者なのだけど、それを焦らせると決していいことはない。自分ではうつになりやすいタイプ、だと思う。
他人から求められる自分にならなきゃ、と頑張ろうとするのだが、
そんな完璧な人はいないし、なる必要はない。

それが人の為にも自分の為にもならないことも分かっている。
でもつい、あれもこれもできたらいいのにと思う。
そしてブレーカーが落ちるように、プツンとすべての動作が停止する。
(あるいはオーバーヒートする、か)
今まではそういう風に何度かブレーカーが落ちて、その度に周囲の人に支えられ、
周りからも頑張りすぎるなと言われ、自分ももっと気楽に生きようと思った。

でも、今のままじゃだめだって結局自分を否定し続けてきた。
向上心からそう思う時もあれば、恐怖心からそう思う時もある。

そんなの疲れて当然だ。
でも自分の性格につきあっていかなきゃな。
背伸びせず、等身大の自分で、なりたい自分に向かって、少しずつ順番に地道な努力をしよう。
思い通りにいかない時はつい焦ってしまうけど、でもそれも自分なんだ。

 今日は気温が10度、暖かいので気分転換に徒歩で30分ほど買い物がてら駅前まで散歩した。
空は青いなぁ。自分の歩幅で歩いていると気持ちがいい。小春日和の陽気の中で歩いていて、生きててよかったなぁと思った。
駅前の本屋に寄ると正面に「別冊太陽」という聞いたことのない雑誌のムックが並んでいた。
…金子みすヾの世界、司馬遼太郎、狩野派(日本画)、假屋崎省吾の花の世界について等等、どれも魅力的だった。特に歴史小説作家・司馬遼太郎のムックはページをめくると、「二十一世紀を生きる君たちへ」というメッセージが目に飛び込んできた。その文章は『千と千尋の神隠し 千尋の大冒険』という本で読んだことがあり、宮崎駿が尊敬する人物として司馬遼太郎をあげていることから司馬氏が二十一世紀を生きる子供たちへ宛てたこの全文が掲載されていたのだ。
ムックにはその一部が大きな活字で誌面の空間を広くつかって、レイアウトされていた。

 「君たちはつねに晴れあがった空のように、たかだかとした心をもたねばならない」
 この一文を読んで泣けてしまった。
今の私を律するこの言葉にとても励まされた。

 あと、最近感動した作品:
 ウルフルズ『サウライソウル』…厳しい音楽業界で売り上げ不振の時にはレコード会社から何度も契約を切られそうになって(と、ウルフルズ好き元ミュージシャンマネージャーの元同僚であり友人である人から聞いた)、でもここまでやってきたウルフルズ。ストレートすぎるほどストレートで、それが時代のその時々の気分に受け入れられない時もあった。でも、10年間自分たちのスタイルで頑張ってきた、そのことが今の自分を励ましてくれたんだと思う。
 YUI『TOKYO』…洋服屋で流れていた有線放送で聴いた。店員さんに「今流れているのは有線ですか?」と思わず尋ねてしまった。ネットで調べたらYUIという人が歌っているらしい。「強がらないと夢はつかめない」というような歌詞をアンニュイな調子で歌っていて、よかった。よかったっていうんじゃないな、心に響いた。

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