柳田国男の山の人生を再開。先週も書きましたが、決してアウトドアな本ではありません。大正期までの山村で暮らす人と山との関わり、伝承の話です。今でこそ山に隠棲するというと、ログハウスでも建ててみたいなイメージがありますが、100年前は山は魑魅魍魎の住む世界であり、狐と狸に化かされる世界であり、天狗や山姥が住む世界でした。神隠しは日常茶飯事で何年か姿が消えたかと思うと突然現れたり、山に逃げ込んだ女が、素っ裸で籠に虫を入れてむしゃむしゃ食べながら生活してたとかいう話がここそこにあったようで、考えさせられます。
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