活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【2月6日】

2017-02-06 | 新書

九州には縄文文化の遺跡が少ないんですね。特に南九州は皆無だそうです。その理由は鬼界カルデラ(屋久島近くの硫黄島付近)の破局噴火のせいです。7500年ほど前のこの噴火は、時速100キロ以上で火砕流が南九州を襲ったのです。縄文人は海から襲ってくる壁のような火砕流をどういう面持ちで眺めていたのでしょう。それよりすごいのが錦江湾を作る姶良カルデラで、3万年前鹿児島を今覆っているシラス台地と言われる20mの層をつくったものです。東北にも積もっているそうです。そもそも鹿児島湾そのものが巨大カルデラがつながったものでできているそうで、いつかまた南九州は破局噴火に襲われる時があるのでしょうねぇ。

「日本列島100万年史」山崎晴雄 久保純子 ブルーバックス
 

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