本日もニュースの数字をどう読むかを読んでいます。この本は統計にだまされないための本です。新聞、テレビで数字が出るとそれは正しいことのように受け入れてしまいがちなのを、ちょっと待て、と気づくことができるための本です。例えばコロナの陽性検査で95%正しい結果が出るとされる検査を受けたとき、検査を受けて陽性ならば免疫ができている可能性はどれくらいか。95%?。違うのだそうです。もしそれしか情報が無いのなら、答えは「全く何もわからない」だそうです。情報不足のため免疫ができている可能性についてほんのわずかな手がかりさえ得られない、とのこと。ここでは重ベイズの定理とかなり関係が出てくるということです。で、この検査の情報には事前確率が無いことが問題なのです。すでに国民(1億2千万人)の0.01%(1万2千人)が罹患しているという前提があると、有効な答えがでてくるようです。統計学はとんと判らないのですが、そうらしいです。
参考:https://bellcurve.jp/statistics/course/6448.html