何回も書いていますが、高校時代までは日本史をまともに勉強していなかったので、細かいところが全く無知で、歴史小説などを読んで日本史の面白さを知ったほどです。日本が侵略を受けたのは元寇が最初だとばかり思っていましたが、元寇の前に刀伊の入寇というのがあり、その前には寛平の新羅来襲がありました。刀伊の入寇は一回で変換できたので良く知られたことだということがわかりました。これがあったのは平安時代、藤原道長が全盛の頃でした。刀伊とは当時の韓半島の高麗から見て東夷からきているようで、満州から沿海州に住んでいた女真族のことです。女真族はツングース系と言われていて、後に清として中国を制覇します。当時はまだ部族の集まりで西の遊牧民契丹(遼)に押されて日本海に出てきたということらしいです。この刀伊の入寇のタイトルを本屋で見つけて買っておいたのを読み始めたわけですが、なかなか面白い。当時の朝廷を巡る道長を中心とした権力闘争も絡み、平安時代はそれだけのことと思っていましたが、そうではない国際紛争が起きていたのだというのを初めて知った次第。
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