さんぽみち 野の花

一滴の水が注がれるように、
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つづっています。

新聞連載小説「等伯」

2011年05月13日 | 趣味
新聞連載小説「等伯」

新聞連載小説「等伯」挿絵

「信長」や「千利休」と同じ時代に生きた絵師「長谷川等伯」の
小説が日経新聞の朝刊に連載されています。
以前にお茶の美術展で「等伯」が描いた「千利休像」を
見たことがありましたので興味を持って読み始めました。
それからは翌朝が待ち遠しく思うようになり
ハラハラドキドキして楽しんで読んでいます。
昨日は、わが目を疑い、ではなく、わが意を得たり!でしょうか
もう一度読み返してしまいました。
ここに新聞があります。その下りを紹介させてください。
お酒のことが書いてあるのです。

・・・船の中で昼のお弁当を食べましょう、という場面です。

夕姫は『お清めでございます。』と自分と初音の分の竹筒を取り出し、
慣れた手付きで酒を飲み始めた。公家には古くから飲酒の習慣がある。
・・・・・。
やがて緊張がほぐれ、度胸がすわり、何でも来いと
気持ちが高揚していった。
酒は生きる勇気をくれる。心につもった日常の塵芥を
払いのけ、新鮮な感動を呼びさます。・・・・・。
いまだに絶てないのは、そうした効用があるからだった。(つづく)

昔の女性にもお酒を楽しむ習慣があったことに驚き
酒の効用のくだりには涙が出そうなほど感動していました。

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