天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

アリス・ウォーカー『カラー・パープル』

2011-10-20 21:19:12 | 
カラーパープル (集英社文庫)
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集英社

学生の頃に感銘を受けた作家はというと、アリス・ウォーカーとエイミ・タンを上げます。
どちらもアメリカの作家ですが、アフリカ系と中国系、さらに女性。マイノリティという点で共通しているのでしょうか。

『カラーパープル』は、授業の課題で読んだのですが大変にショックを受ける内容でした。児童文学概論でなぜこの本が課題だったかは忘れたのですが、折りにふれ思い返す作品です。差別される黒人社会、さらに差別される女性はまさに底辺の存在。その根深さ。

16歳の黒人娘セリーは、名も知らないミスター**のもとへ嫁がされ、夫の暴力の下で毎日を耐えていた。愛する妹も夫に襲われ、彼女は失意のまま、アフリカへ渡った。……黒人社会の中に巻き起る差別、暴力、神、性といったすべての問題にたち向い、やがては妹との再会を信じ、不屈の精神を糧にするセリー。女の自由を血と涙で獲得しようとする女性を描く愛と感動のセンセーショナル・ノベル。ピューリッツァ賞、全米図書賞受賞。ペーパーバックスで既に400万部を突破した。 <引用>

物語はネリーが書いた手紙として構成されています。
最初、誰も頼る人がいないネリーは神さまへの手紙として文章を書きます。しかし、すべてを知ったときネリーは「神と闘う」と宣言して…。ネリーが自分の足で立つ瞬間、そして歩きだす時。今でもはじめて読んだときの感動を思い出せます。詳細を書きたいのですが、これはぜひご自身で感じてほしいので駄文は書きません。
さて、『カラー・パープル』の登場者が主人公である『喜びの秘密』は、アフリカにおける女性割礼という大変重いテーマを扱った作品で読んで苦しくなりました(痛いしね)。社会の底辺にいる女性の解放というメッセージ性の強い作家です。

喜びの秘密
クリエーター情報なし
集英社
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いつもポケットにジャーキーを

2011-10-19 20:15:45 | 雑記
雨宿りをする写真をアップした野良犬ちゃんですが、相変わらずうろうろしているようです。
近所の人も捕まえられたら飼ってもいいと話しているようですが、なんせ懐かない。一箇所に停留せずに(ごはんをもらう家を決めず)あちこち移動しているようです。

そんななか、野良犬の保護活動をされてる団体にも通報があったらしく、捕獲大作戦が遂行中。
なぜか母に白羽の矢が突き刺さり、見つけたら連絡くれとジャーキーを渡され母は日夜パトロール。いや、普段通りにうろうろして出会う近所の犬(田舎なので放し飼いもあり)にジャーキーやったり、てあかんやん。

団体の方に「猫見せたろか」と、のらっちを見せたら「大きい猫!」と驚かれ、気をつかわれたのか高級キャットフードを頂いたもよう。
ボランティアでされてるんだから、気はつかわなくていいのに。
結局、まだ捕まらず母のポケットにはジャーキーが若干。
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仁木英之『僕僕先生』

2011-10-18 21:59:55 | 
僕僕先生 (新潮文庫)
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新潮社


いや~、もう幸せ。
ワタクシ、だだはまりにはまる小説に出会うとそう思うのです。たくさん出版されている中でどんぴしゃのものを手にとれることって本当に奇跡的な幸せ。
はてさて、そんな一冊『僕僕先生』は「日本ファンタジーノベル大賞」受賞の中国歴史ファンタジー。作者は私と同じ1973年大阪生まれ、信州大学卒業で中国にも留学経験ありの仁木先生。文体も、会話も軽いのに、史実や中国の伝説を絡める情報量の多さ!これはただごとではありません。
とは言うものの、私は一巻ではそこまではまりませんでした。二巻から登場者の魅力が増して…、おっとこれくらいにしておきましょう。ただいま三冊目を読了したところで単行本ででている二冊を手に取ろうか、取るために図書館に行くべきか考えているところ。

さて、作者がライフワークと言うこの一冊目ももちろん面白いのですよ。
中国唐代。いまどき?!のニートなのほほんとした若者・王弁が美少女仙人・僕僕先生のもとに弟子入りして古代中国を旅します。ぼーっと生きてきた弁くんはクールな僕僕先生に惹かれていき…。恋の行方と弁くんの成長はいかに。
少しだけある挿絵や表紙画もかわいくて作品世界にぴったり。またおいおい紹介していきます。
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進化・退化

2011-10-17 21:13:04 | 雑記
諸事情がありまして、事務所の(普段はちゃんと仕事をしているのです!ちゃんと…?)機器やネットの環境がレベルダウン。
いままで最新の業務用複合機が家庭用複合機に。
ネット環境が光からイーモバイルへ。社内ネットワークへ侵入するのですら時間がかかるかかる…。期間限定ですけど。

複合機の前で説明書片手に30分。業務用なんて説明書見なくても適当に使えるのに…(涙)大体、会社変わってもコピー機のメーカーは一緒だったし。会社との付き合いよりも長いお付き合い。
そんでもって、説明書にも書いてないことがある。どうなってんの?と思いきやCD-Rに入ってるらしい。確かに電話帳のような説明書よりはいいけど、そんなけ高機能ってことで。使いこなせてないけど。
レベルダウンになると今までいかに便利な環境にいたかって身に沁みます。
そういや13,4年前はネットに接続するのにダイヤルアップ接続でしたからね。
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「夏の医者」ネタ下ろし@伝楽亭

2011-10-16 16:39:47 | 落語
【演目】
ゆ乃月 「漢方噺」+「夏の医者」(6分Ver)
若奈さん 「禁酒関所」

ちりとてちん杯まで二週間を切ってやっとネタ下ろし。
思わぬ「糞尿噺の会」に、なってしまいました。
本編だけタイムを計ると「5分53秒」…あぶない、あぶない。*制限は6分。
それでも、もっと間が欲しいからどっか削りたい…。
「子は鎹」ほどは人物描写に悩みませんが、イントネーションや表現に悩みあり。終わってすぐ動画を見たら、もっと大袈裟にしなくちゃいけない、と実感。
あと二週間、がんばります。
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お、終わってもた…。

2011-10-15 21:19:35 | 趣味
日舞のハナシ。今日で「堺住吉」が最後まで。後半はごりごり石臼回してせんべい作って竹馬に乗って麦細工作る楽しい展開。
しかーし、相変わらず覚えていない…。

そんな私は帰宅後覚えている限りを動画で撮って次回までなんとかこのプアーな記憶力が衰退しないようにせねば。
というわけで本当の最後は来週です!
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田辺さん追記

2011-10-15 15:02:04 | 雑記
コメントありがとうございました。
さて、本文に書こうとして忘れてたことがあったので追記。

三年前にはじまった社会人落語日本一決定戦決勝の審査員として当初発表されていたのが、田辺聖子さん。
結局、当日はお姿見ること叶わず。
本選に出られなかった私は決勝でおせいさんを見られると楽しみにしていたのですが…。
見に来てはったら、どんな感想言うてはったかなあ。
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田辺聖子『言い寄る』

2011-10-14 20:42:46 | 
言い寄る (講談社文庫)
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講談社


なんと私が生まれた年に雑誌掲載された小説。うわ、40年近く前に書かれたとはとても思えない?!
田辺さんの作品は時折読みたくなる。でも、全盛期に読んでなかったことを残念に思います。確か個人的な出会いは「源氏物語」の現代語訳でした。

さて、『言い寄る』は、デザイナーの乃里子を主人公にした三部作の第一作です。
乃里子は31歳。本当に好きな人には本気にされず、遊びの恋はそれなりに。そして、舞台はもちろん関西。田辺作品といえば、やわらかい大阪弁。“もったり”と恋愛話が進展していきますが、不倫や二股、DV、片思いと盛りだくさん。友達の妊娠に本当に好きな人が選んだ相手…。共感でもないけど、けっして分からない訳ではなく。反省なんて乃里子はしませんから、どんどん好きなことをしているのになんだかいつもなにかを求めていて…。田辺先生、すごいです。と、伊丹の方角にむかって頭を下げる。
続編『私的生活』『苺をつぶしながら』も楽しみです。
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番頭は~ん@落語教室第95回目

2011-10-13 22:00:47 | 落語
身が入らない。

「子は鎹」を3つのパーツに分けたとします。
1つめが番頭さんと親方(お父ちゃん)
2つめがお父ちゃんと亀ちゃん
3つめが大団円へにむけての親子三人のそれぞれのドラマ

この1つめのパーツに身が入らないのです。原因は、ストーリーが動くというよりもここに至る説明が意図されていることと「番頭さん」がいまいち掴めないこと。
そうです、説明の部分でインタビュアーであり聞き手でもある番頭さんはそないに個性を出さない。どっかのお店の番頭ですからめっちゃ若いということもなく旦那ほど年もとっておらず。
…私、好きちゃうんやろうなあ。

しかし、やっぱり物語の導入という重要な場面であることには違いない。
番頭さんを好きになる努力その①サイドストーリーを心の中で作る(例:同じ年頃の子どもを持っているとか)②誰かをイメージする(俳優か漫画のキャラクターを当てはめる)。この線で行こうと思います。

先生に相談したら熱い演劇理論を語って下さいました。
が、これを乗り切るにはもっと台本読んで下さい、とのこと。
はは~(平伏す)。
レッスンの消化がカウントダウンになってきているのを感じています…。
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恋愛会話[ハート]

2011-10-12 06:51:38 | 趣味
福井の大会が終われば中国語レッスンを再開しようと教室を探し中。私の場合、予算と時間の融通を考えたらWEBレッスンがやっぱりいいようです。
春までもWEBだったので、そのあたりの抵抗はないのですが、テキストと音源資料がしっかりついているところがいい。
安くて、メディアでも取り上げられているのは某団体。
きれいなお嬢さんの写真がふんだんに取り上げられており、講師は若い女性ばっかり
コースもたくさんあって、レッスンは300コマあるらしい。
ふむふむ。


恋愛会話レッスン

•【初級会話】恋愛順調編
•【中級会話】恋愛トラブル編

な、なに?!恋愛会話レッスンだ…と。ロールプレイングで授業が進むらしい。ナイスルッキングガイはいるのかしら。いやいや。
つーか、講師陣は女性中国人講師って、私はお呼びでない?まあ、男性にとっては楽しみながら語学力もアップするのならそれに越したことはないわな。
他の日常会話コースにも「デート編」が。中国に興味を持てば、もれなく、出会いがあるのか?
「中国語カラオケ講座」コースもありますが、これは私は習わんでも得意な分野なのでお金を払ってまで取りません。
案外オールマイティなのは「ビジネス会話」なのか…。うーん。
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夏のなごり

2011-10-11 21:21:19 | 雑記
我が家は職業農家ではないので、野菜が時期を過ぎても生えっぱなし、植えっぱなしだったりします。
で、みょうががこんなことに。

おおっと、ミステイク!
大きさ比較に、とのらっちを並べましたが、のらっちがふつうサイズじゃなかった…。
まあ、みょうががでっかくなって南国のフルーツみたいな外観になっていると思ってください。
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三浦しおん『仏果を得ず』

2011-10-10 12:41:05 | 
仏果を得ず (双葉文庫)
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双葉社


むさぼるように読んで、たちまち読了。なんちゅう筆力でしょうか。物語としての展開はもちろんのことですが、初心者にも分かる文楽の知識がそこかしこにちりばめてあって読みやすく、なんておもしろい!ちょうど来月見に行く予定にしていたのでたいへん勉強にもなりました。
主人公は30歳すぎの義太夫の太夫。文庫版の帯には「青春小説の傑作」とありましたが、そうか近頃は30歳でも青春と言ってもらえるのですな。義太夫は語る人、文楽といえば人形。人形遣いを主人公にしていないのがまた憎い。語りの表現についての主人公の悩みと恋愛に関する悩みが織りなさられ、それを支えるわき役たちのキャラクターがもう楽しい。人間国宝の師匠なんて、一般常識欠如のやんちゃ坊主のようで、ふりまわされる主人公ににやにやしてしまいます。
文楽は世襲のような方が半分、研修所出身の方が約半分。よく言われるように人形遣いは足が10年、左遣い10年やってやっと頭が操ることができる非常に時間がかかる芸能。タイトルは全部読んだときにずしーんと胸にこたえる言葉です。


あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)
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双葉社

合わせてこちらの文楽エッセイも。文楽の舞台裏やら、作品の背景とか見方とかの解説。軽く読めるけど奥深いです。

大阪は文楽の発祥地。落語でも素人が義太夫語ったり、習ったりしていますが、これって私のようです(笑)昔は文楽とかは庶民の芸能だったんだなあ~、と過去を振り返るように思っておりましたら、こんな情報を入手。
大阪のてっぺん 浄瑠璃の里 能勢
我が家からも遠くない、大阪府豊能郡能勢町には200年の伝統を誇る素人浄瑠璃の伝統があるそうです。独自の家元制度で人口もさほど多くない町で浄瑠璃人口200人って一体どうなっているんでしょう!
しかも、近年には人形を使っての劇団まで旗揚げ鹿角座。ご指導には人間国宝のお名前も!
本来の文楽のように新しい作品も生み出す鹿角座の作品には、宇宙人がでてくる新作も。
話は戻りますが、人形を使わない浄瑠璃(素浄瑠璃)が200年も伝わるとは、見るほうも演じるほうも純粋に楽しみとして地域に根差しているのでしょうね。こちらもいつか拝見したいものです。
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福車組発表会

2011-10-09 22:23:09 | 落語
ECCから袂を分けた福車組の発表会に行ってきました。私たちはほぼ同じ期間やって発表会1回しかしてませんが、福車組は独立後6回目だそうです。
会場の奥田屋さんにはわんちゃん(あらし)がいます。前回は猫カフェのほうに入れられていたそうですが、今日は会えました。一緒に高座をおとなしーく見てました。

【演目】
光甲さん 「手水まわし」
坊瑠さん 「八五郎坊主」
桂福車師匠 「ないもん買い」
仲入り
玉之介さん 「胴切り」
バンビさん 「つる」
モダンさん 「禁酒関所」


前回より座るところは広くなっていましたが、見台がぎりぎり。はげしいアクションの人がいたらどうなることかと思ってしまいました。こちらのクラスは三昧さん率いる鳴り物チームが出囃子を担当されて華やかです。
池田の大会のトップバッターと3番目を応援に(笑)光甲さんの顔芸は健在で元気でました。産休に入るバンビさんはさすがに安定した「つる」。また、子ども生まれたら芸も変わるでしょうね。
午後からもありましたが、午前の部だけ拝見した発表会でございました。
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午後の伝楽亭

2011-10-09 22:10:09 | 落語
来週、伝楽亭にでます。
10/16 11時~ 演目は「夏の医者」6分バージョンネタ下し。ちりとて杯まえの最初で最後の高座です。
さて、8日も伝楽亭に行ってきました。行く予定になかったのですが、いろいろ話を聞いていただきたくて。急に。
【演目】
14時
若奈さん「ふぐ鍋」
かかしさん「つる」
16時
若菜さん「悋気の独楽」で退出。

この日はお昼も中国人のご夫婦とご一緒してちょっとだけ「ニーハオ」とご挨拶、伝楽亭でご一緒になった某所で落語を習ってらっしゃる方が20年の海外生活のうち3年中国に住んでいらっしゃったそうで思わぬ中国についてトークが盛り上がり。伝楽亭はにわか北京語サロンと化したのでした。あー、北京語習いに行きたーい。
なぜだか、重なるときは重なりますね。

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ま、まさか…

2011-10-08 21:34:14 | 雑記
車にいのししが当たった…。

まじで?



大きないのししがいきなり横切ったのでスピードを落とした数秒後に横のボディに「こつん」。

うそー。

バックミラーを見たら、
※街頭ないので月明かりだけ。

丸いのが道端に。

バックで戻ったら、もういませんでした。
時速20キロくらいのスピードだったし、音も軽かったので大したことないとは思いますが、捕まえられたらのらっちの遊び相手に持ってかえったのに、うりぼう。
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