天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

雲田はるこ『昭和元禄落語心中』4巻

2013-06-14 22:08:35 | 
ひひひ。出張の荷物が重くなるってのに出先で買った『落語心中』最新版!
事前にツイッターで教えていただいたとおり、手ぬぐいがつく特装版を買いました。
だって、のし紙つきですよ!←なぜテンションが上がっているのだろう…。
中身はこの通り↓
ITANサイトより 手ぬぐい

昭和元禄落語心中(4) (昭和元禄落語心中 (4))
クリエーター情報なし
講談社


今回も八雲・助六編。戦後のこの時代を舞台にした作品は小説でも続いて読んでるなあ、と。
同じ夢を見ていたはずの二人の歩調が狂いはじめます。
菊比古(八雲)の視点で重層的に背景が重ねられ、破門され無軌道な行動に走る助六、呪縛にとらわれ病床で大事な息子を一人なくしてしまったと嘆く師匠、そして…、みよ吉に去られた助六と娘の生活に関わる菊比古…。
圧巻が師匠亡きあとの高座。
「死神」を演じている菊比古とその描かれる内面の孤独と恍惚。
緊張感たるやすさまじい。
3巻の「鹿芝居」のときも感じた菊比古の高揚をまた感じた場面でした。

小夏が子ども時代に八雲師匠に懐いていた時があってほっとした私でした。
次巻では、与太郎編が戻ってくるらしい。歳いった八雲師匠にまた会えるのですね!

編集者が語る『落語心中』<マンガ質問状>「昭和元禄 落語心中」 圧巻の人間描写と臨場感あふれる落語シーンが見どころ
コメント (8)
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